今回は、Celeron N5105を搭載した、
Beelink U59 Proを
自費で購入して実機レビューします。
Beelink U59 Proは
普段使いには十分な処理性能を持ち、
メモリ増設やトリプルディスプレイにも対応した、
非常におすすめなミニPCです。
とはいえ、値段を見ると、
他のN5105やN5095を搭載したミニPCの方が
コスパがいいかもしれません。
例えば、多少拡張性を犠牲にしてもいいのなら、
GMK Nucbox5の方がいいかもしれません
また、わずかにCPUスペックは下がりますが、
U59の無印版もN5095なのでいいと思います
ちなみに、2022年8月下旬において、
僕のメインPCの一つに返り咲きました。
Celeron搭載の安価なPCでありつつも、
十分な性能や拡張性、コスパを持つことは、
素晴らしい事実です。
しかしその一方で、
記事執筆時の9月23日時点において、
突如として起動しなくなりました。
普通のパソコン同様に当たり外れはあると思いますが
とにかく悲しいです。
その後SSDを外したりリセットボタンを押したりした結果
何でかわかりませんが復活しました。
やったぜ。
2022年12月現在、Amazonにて二万八千円程度で購入が可能です
かなりコスパはいい部類に入ると思います。
なお、この記事は2022年8月ごろから執筆を開始しました。
Beelink U59 Proの主なスペック
Beelink U59 Proの主なスペックは、
こちらです。
サイズ(mm) | 124×113×42 |
重さ | 不明 |
CPU | Celeron N5105 |
コア・スレッド | 4C4T |
CPU Passmark | 約4000 |
TDP | 10W |
CPU周波数 | 2.0GHZ |
ターボ周波数 | 2.9GHZ |
GPU | IntelUHDGraphics |
メモリ | 8/16GB |
RAM最大容量 | 16GBまで |
ROM | 256/512GB |
ROM拡張 | 可能 |
OS | Windows11 |
端子類 | HDMI×2 |
USB-A(3.0)×4 | |
LANコネクタ×2 | |
オーディオジャック | |
Type-c(映像出力可) | |
電源 | 12V 3A 36W |
(Type-cでない) | |
VESAマウント | あり |
ファン | あり |
Bluetooth | 対応 |
Beelink U59 Proの
主なスペックは公式サイトなどを参考にしました。
Beelink U59 Proのベンチマーク
Beelink U59 Proのベンチマークは以下の通りです。
Beelink U59 ProのCPUのPassmark
Beelink U59 ProのCPU、N5105のPassmarkは
4000程度でした。
これぐらいの数値があれば、
ブラウジングやオフィスソフトの使用は
ほぼ快適に行えます。
Beelink U59 Proのドラクエベンチ
Beelink U59 Proのドラクエベンチは、
なんと4653で「普通」でした。
Celeronは基本的にドラクエベンチで重い、動作困難なものが多く、
最大限健闘したN5100ですらも、
「やや重い」の判定でした。
しかし、N5105のこちらは、
なんと普通。
おそらくCPU性能の高さだけでなく、
N5100と同程度のGPU性能の高さが、
奏功したものと思われます。
Beelink U59 ProのCrystaldiskmark
Beelink U59 ProのCrystaldiskmarkスコアはこちら。
爆速ではないですが、
十分快適な数値には仕立て上がってると思います。
Beelink U59 ProのCinebench R15
Beelink U59 ProのCinebench R15スコアはこんな感じです。
Beelink U59 ProのCinebench R23
eelink U59 ProのCinebench R23スコアはこんな感じです。
Beelink U59 Proのメリット
Beelink U59 Proのメリットはこちら。
十分な処理性能を始めとして、実用性の高さが伺えます。
CPUはN5105でほとんど快適
Beelink U59 ProのCPUはCeleron N5105です。
最近のCeleronは快適になってきています。
少なくとも、N5105であればWindows機でChromeから
スプレッドシートやWordpressを動かすぐらいなら
全く問題なく快適に動作します。
その他のブラウジングについても同様です。
以前はTwitterではカクつきを感じましたが、
最近は特にそのようなことはありません。
十分許容はできます。
2022年11月追記、Davinci Resolveでの動画編集もしてみましたが、
少々のカクツキこそあれど、動作しました。
TDPは10Wで非常に省電力らしい
Celeron N5105のTDPは10Wです。
TDPというのは、そのCPUの
ある瞬間の発熱で最も大きい時の
数値のことです。
TDPという数値については
私の方でも色々調べているのですが、
解釈が分かれていると思います。
少なくとも分かったのは、
TDPはCPUの最大消費電力に
ある程度相関するということです。
それを考えると、TDPがたったの10Wで
Passmarkが4000もあるのは、
やっぱりすごいなと思います。
また、Beelink U59 Proの電源ケーブルは
たった36Wの出力だそうで、
かなり省電力な数値だと僕は思います。
十分コンパクトなサイズ感かつ、Vesaマウントにも対応
Beelink U59 Proは
十分コンパクトです。
ランチパックみたいなサイズ感です。
また、Vesaマウントがあり、
モニターの裏側に取り付けたりもできます。
汎用性の高さは折り紙付きです。
トリプルディスプレイにも対応
Beelink U59 Proは無印版もそうですが、
トリプルディスプレイに対応しています。
HDMI端子が2つと映像出力可能な
Type-c端子を備えています。
メモリやストレージの増設も可能
メモリやストレージの増設も可能です。
僕はメモリが8GBでは足りないことが多いので、
これは嬉しいですね。
静音性にも優れる
Beelink U59 Proは非常に静かです。
Beelink U59 Proの賛否両論ある微妙なポイント
Beelink U59 Proの賛否両論ある微妙なポイントはこちら。
処理性能はあともう少しだけ欲しかった
もう少しだけ処理性能はほしかったです。
Passmark4000でちょっとだけカクツク場所が
ありました。
Passmarkが4500から5000ぐらいあれば、
完璧に快適なのではないかと推察します。
現在Passmarkが4500あるCeleronやPentiumは
Celeron N5095AやPentium N6005があります。
日本Amazonでの値段は少し高め
Beelink U59 ProはAmazonでは3万円程度です。
他の似たようなPCでは二万円から二万七千円程度の
ものもあるので、
やや高い印象は拭えません。
とはいえ、最近出たばかりなので、
だんだん値段は下がっていくかと思われます。
現に最近では29000円程度まで価格が下がりました。
Beelink U59 Proのデメリット
Beelink U59 Proのデメリットはこちら
めちゃくちゃ重い作業には向かない
U59 Proはあまり重い作業には向きません。
動画編集や3Dゲームがしたいなら、
別のPCの方がいいかと思われます。
Beelink U59のN5095版との比較
N5095を用いた、Beelink U59と
N5105を用いた、Beelink U59 Proとの比較です。
無印版より省電力でGPU性能が上がっている?
N5105の方がN5095よりも
GPU性能が高いらしく、
GPU性能は上がっているようです。
無印版よりPro版の方がLanポートが1つ増えている
Pro版の方がLanポートが1つ多いです。
無印版の方がデザインはおしゃれ
とはいえ、無印版の方がデザインはおしゃれです。
GMKtec Nucbox5との比較
Nucbox5の比較は以下の通りです。
- Nucbox5の方がコンパクト
- U59 Proの方が、メモリが増設できる
- U59 Proの方はトリプルディスプレイに対応
- U59 Proの方が、静穏性が高い
Beelink U59 Proの感想
コスパは微妙ですが、
値下げされればさらにおすすめなPCになると思います。
2022年12月の時点ではかなりコスパがいいPCになったと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
また、おすすめのCeleron PCをまとめた記事のURLも貼っておきます。
最後に、超絶コスパのN5095搭載ミニPCのレビュー記事も
載せます。