この記事では、Blackview様より提供をいただきN1000を実機レビューしていきます。
N1000はタフネスなフューチャーフォンです。
性能や機能ではどうしても数年前のものと思われますし、使用感は若干不便です。
ただ、そもそもが特殊用途向けのガラケー的な製品なので仕方がないですし、価格も日本円にして1万程度と相当に安いです。
また、Bluetooth接続であれば音楽プレイヤーとしてもなんとか使えそうだと感じました。
簡易スペック
機種名 | N1000 |
メーカー名 | Blackview |
SoC/CPU | MT6739 |
物理メモリ | 1GB |
ストレージ | 4GB |
画面サイズ | 2.4インチ |
解像度 | 240*320 |
その他特記事項 | |
メインカメラ画素数 | 2MP |
指紋認証 | 非対応 |
SDカード対応 | 対応 |
GPS | 対応 |
バッテリー容量 | 3300mAh |
充電速度 | 5W? |
本体重量 | 165g |
画面タッチ操作 | 不可能 |
Wifi | Wifi4 |
3.5mm | あり |
OS | KaiOS |
KaiOSを搭載しているようです
開封
充電器や充電ドックが付属します。
充電器は5Wのものでした。
テスト 音楽プレイヤー的に使える?
音楽プレイヤー的に使えるかを検証しました。
結論からいってBluetooth接続であればギリギリ使えるかと思います。
N1000のオーディオ関連の使用感について
- まず、本体内蔵のスピーカーはとても良くないです。
- また、3.5mmのイヤホンジャックについては素人の筆者にわかるぐらいかなりノイズがあり、KZの中華イヤホンなのにかなり音質が悪くなってしまいました。
- そしてUSB Type-CからDACを接続して使おうとしましたが、どうやってもDACを認識してくれませんでした。
- Bluetoothについては接続が可能で、普通の音質で音楽を楽しむことができました。。ネットで調べるとN1000のBluetooth4.2と最新のBluetooth5.3とでは音質に差はないとのことだったので、多少の遅延を気にしなければこれでいいのではとおもいます。
全体的な操作感
- 全体的に多少もっさりはしていましたが、そういうものだと思うので仕方ない気もします。
- アプリについてはGooglePlaystoreからは導入できなさそうです。
- また、ブラウジングの際にタッチスクリーンなどが使えないので、十字キーでマウスカーソルを動かしていく使い方となります。
- また、日本語には現時点で非対応となっているようです。
メリット
物理ボタン対応
- おそらく多くの場合ではタッチ操作のほうが便利ですが、手袋をしているとタッチ操作が難しい場合があるそうです。
- Blackviewさんの製品などにもありますが、グローブモードと言って感度を上げることで手袋をしていてもタッチ操作をしやすくする機能もあります。
- ただ、確実な操作をするならやはり物理ボタンがあったほうが便利だと思います。
タフネス性能
- IP69とMIL-STD-810Hに対応しています。
- ちなみにIP69について一瞬IP69Kの誤記載かとおもいましたが、IP69Kとは別にIP69という試験があるようです。
- 手袋が必要な場面であれば衝撃や水に対する耐性も必要な場合が多いと思うので、そのようなばあいによさそうですね。
Bluetooth 4.2対応でギリギリ音楽プレイヤーとしても使えそう
- Bluetooth 4.2に対応していて、本体内部に音楽を保存することもできるので、ちょっとした音楽プレイヤーとしても使えます。
- Youtubeを見ることはとても難しいのですが、普段ずっと聞いている曲などがあれば合法にDLしたうえでN1000に保存して使うのも有りだと思います。
価格がとても安い
- 2024/05/16時点でアリエクでは70ドル程度となっているため、かなり価格はやすいと思います。
デメリット
全体的に性能が低く、機能なども古い
- 処理性能やカメラの画質やスピーカーの音質など全体的に性能や機能の点が低めです。
タッチスクリーンや決定ボタンのスクロールに非対応
- そのため、操作が全体的に結構時間がかかり、大変です。
3.5mm端子の音質がとても良くない
- 素人の筆者にわかるぐらい音質が良く有りませんでした。
その他
本体ライトについて
- 本体のライトはコントロールセンター的な設定からオンオフをします。
- 本体側面のボタンは反応しませんでした。
- ライトの明るさは十分ですし、位置的にも使いやすいと感じました。
買うべきか?
1万円ですが、個人的にはこれよりかはBlackviewのN6000やN6000 SEあたりを買ったほうが幸せになるのではないかと思いました
ただ、どうしても物理ボタンありのタフネスフィーチャーフォンが欲しい人には選択肢に鳴りうると考えます。
個人的にかなり知見は深まりました。
あとがき
参考になれば幸いです。