この記事では、Stable Diffusionにどハマりした僕が、Stablle Diffusion用のノートPCを選んだという内容のものとなっています。
Stable Diffusionを高速に生成できる、コスパの良いマシンはないものかと考えに考え抜いた結果(トータルで3時間ぐらい)決まったPCがこちらとなっています。
まずは結論から。これに近いマシンです。
正確なスペックはこんな感じ。
- Ryzen7-4800H
- RTX2060 VRAM6GB
- 16GB/512GBモデル
- テンキーつきUS配列
- ゲーミングな大型PC
となっています。
なぜこの構成にしたのかを記載していきます。
前提条件
まずは前提とした条件でした
Windows
僕はMacが一番コストパフォーマンスがいいと思っています。
省電力性能だってMacの方が上に決まっていると考えています。
しかし、実際の生成時間を考えるとNVIDIAグラボを搭載したMachineには叶わないと認めています。
だからこそNVIDIAグラボを搭載できるWIndows機を選ぶことにしました。
それに、NVIDIAグラボ搭載WindowsとM1 Macを両方入手することで、計測時間や消費電力をより簡単に測定することができると思いました。
だからこそ、NVIDIAの軍門に半分降ったわけであります。
ノートPC
確かにデスクトップの方が処理性能も初期費用も優れています。
それに、US配列ユーザーであることを勘案すると、JIS配列まみれのノートPCの中からUS配列を選ぶのは、砂漠一帯から針一本を見つけるようなことに等しいかと個人的には考えていました。
しかし、幸いにもクリエイティブでゲーミングなノートPCではそこそこにUS配列も存在しており、十分に選ぶことができました。
また、デスクトップPCよりもノートPCを選んだポイントがさらに2つあります
ホルダーに引っ付けることができる
ノートパソコンホルダーという便利な商品があります。
これを天板に固定してやることで、ノートPCを宙に浮かせることができます。
机の面積を節約するのにとてもいい選択肢なわけですが、逆立ちしたってデスクトップPCには多分使えません。
相当の小型なPCと薄型軽量なモバイルモニターをつかえば話は別かもしれませんが。
このように置き場所を選ばないのもメリットの一つです
ノートPCの方が省電力である。
僕は自分でもよくわからないのですが、電気代を節約することに腐心する傾向にあります
電気代を100Wでも10Wでも節減したいと心の底からなぜか思っています。
一般的にデスクトップ向けのCPUは、ノート向けのCPUに比べて性能に対して値段は安いものの、消費電力は大きいきらいがあります。
Stable Diffusionは回しっぱなしのつけっぱなしにしておくことが多いと思うので、電気代は安いに越したことがありません。
また、電気代というのはPC本体だけでなくモニターにも発生します。
ノートPCのモニターのほうが一般的な24インチのモニターよりも消費電力はすくない傾向にあります。
それを踏まえれば、ノートPCのほうが電気代を節約できると思われます。
US配列
先述の通り、US配列を選んでいます。
もちろんJIS配列ユーザーの方はそちらで問題ないと思われます。
グラボの選定は超大変だった
グラボの選定は超絶大変だった、ということを記載しています
グラボをを一回も触ったことがない
僕はディスクリートなグラボは触ったことがありませんでした。
内蔵GPUぐらいのものでした。
グラボは未知の体験である上に、値段が高く、ポンポン買えない
しかもグラボって結構に値段が高いです。
一般的なグラボは5万円ぐらいします。5万円と言えばM1 Mac miniなどのミニPCが中古で買えます。
そうそうぽんぽんぽんぽん買える金額ではないですよね
ちもろぐさんの記事がとても参考になった
そのような中で、「ちもろぐ」さんのグラボ比較記事がとても参考になりました
数十台ものグラボを使って計測していらっしゃったのでとても参考になりました。
その上でRTX2060の6GBモデルを選んだわけ
その上で、RTX2060の6GBのものを選ばさせていただきました。
これを選んだ理由としては、ちもろぐさんが記事の結論に置いておススメしていたこともあります。
それ以外にはこんな理由があります
ちょうど中間ぐらいのスコア
まず、生成時間や速度を拝見すると、RTX2060はちょうどど真ん中ぐらいに位置していました。
これによってどれくらいのスペックなのかが非常にわかりやすいと考えました。
ハイエンドやローエンドよりもミドルレンジがいいと考えたのです。はい。。
搭載ノートが10万円以下で購入できる
RTX2060は搭載しているノートが10万円を切るぐらいの価格です。
ミニPCと比較してもコスパがいいはずです。
6GBモデルでも単純な画像生成速度は大差がない
RTX2060は6GBモデルと、その2倍の12GBのVRAMを積んだものがあります。
(僕はRAMといわずメモリというようにしているため、VRAMという表記には違和を感じまくっているのですが、VRAMが一般的なので仕方ありません)
VRAMが多いほど学習などができるらしいのですが、単純に画像を生成する以上のことは必要ないと思っています。
単純に画像を出力するだけならば、1割ぐらいしか速度の差はなさそうです。
VRAMが必要なら買い換えるかCPUメモリを増設して凌ぐ予定
今後VRAMが必要なのであれば、買い替えや増設で凌ぐ予定です。
その上で機種を決めるためにやったこと
そのほかにはCPUをRyzen7-4800Hにしたりしました。
実際に測定してみた
到着したので、実際に測定してみました。
詳しい条件はこちらの記事で記載していますが、ある程度条件を同じにした上でM1 MacBook Air 7コアGPU、16GBメモリモデルと生成速度と消費電力を比較した結果がこちらです。
M1 MacBook Air | ゲーミングノート | |
1枚あたり生成時間 | 18秒 | 5秒 |
消費電力(凡その平均) | 18W | 123W |
概算消費電力量 | 324Ws | 615Ws |
M1 MacBook Airよりも3倍以上早く生成できているだけでなく、1枚あたりの消費電力もM1 MacBook Airの2倍で済んでいます。
あとがき
参考になれば幸いです。
今回紹介した機種とは全く別のものですが、RTX2060を積んだノートパソコンを載せます。