T628というファン内蔵のアルミスタンドを提供いただき、実機レビューさせていただきます。
アルミのPCスタンドやタブレットスタンドは比較的軽量な割に頑丈で、おまけに安価なので使っている人もいると思います。
アルミ自体銅や銀ほどではないにしろ熱伝導に優れた金属で、それ自体が端末の放熱に役立ってくれます。役立ってくれるのではありますが、さらなる放熱性能が欲しいという方もいると思います。
そこでファンが内蔵されたタイプのアルミスタンドの登場です。ファンの風をPCやタブレットを包み込むことで、より放熱がしやすくなるのみならず、空気の流れができることでアルミスタンド本体の冷却性能も向上するという一挙両得な製品です。
おまけにこのT628は4000円程度で、ファンが内蔵されていないタイプのスタンドは三千円程度。すなわちそこまで値段が上がらずに購入できます。
個人的にはQOLを爆上げしてくれるタイプの地味に便利な燻銀のガジェットだと思います。銀ではなくアルミですが。
そのT628の実際の使用感やメリット、実はちょっとあるデメリットについても書き記していきます。
実際の開封、操作、使用感など
開封
届きました。
給電用のUSBケーブルがこちら。Type-Cとなっていて、汎用性が高そうです。
取り出すとこんな感じ。
操作感
裏側はこんな感じです。
ボタンが2つあり、左側がファンの操作ボタン、右側が光るボタンとなっています。
ファンの操作ボタンを押すことで、順々にモードが切り替わります。電源オフ→弱運転→中運転→強運転→電源オフ→弱運転、、、と言った具合に。
強力になるほど音が大きくなるので注意が必要です。
ちなみにファン機能を使わない場合はコードを抜くことができるので、コンパクトです。
充電とフル稼働を並行しているM1 iPadを冷やせる?検証
さまざまな端末を冷却することができると思われます。ノートPCやタブレットに限らずとも、ミニPCやスマートフォンなども冷やせることでしょう。
そこで今回はM1 iPad Proを冷却してみます。
M1 iPadはあのMacbookに搭載されているM1とほぼ同じものを搭載しています。さまざまな工夫がされていますが、iPad自体ファンが内蔵されておらず、おまけにカバーをつけて使うものなので排熱がしづらくなっています。
そのようなM1 iPad Proを負荷をかけまくった状態で、どこまで冷やせるのか、ということが気になりました。
ということで検証に入ります。
検証条件
まずマシンパワーを最大限度につかって、存分に発熱してもらうためにStable DiffusionをiPadのローカルで動かせるアプリであるDraw Thingsを回します。
他にもiPadに負荷を与えられるアプリはあるでしょうが、筆者としては最近SDにハマっておりますので。
また、排熱がしづらいようにSpigenの手帳型ケースを装着します。その上で、PD充電器を用いて30W程度でiPadを充電します。
この3条件でテストしてみます。
まずは電力を消費するために充電なしでStable Diffusionを回します。
その後に充電しながらこんな感じで冷却しました。
結論からいって、あまり冷えませんでした。
しかし、ケースをこんな感じにして冷却すると、完全に冷たいレベルまでにはいかないものの、そこそこに冷却ができました。
おそらく裸運用のPCなどならさらに冷却できるはずです。
メリット
メリットはこちら。
かなりスリム
通常のアルミスタンドとしても問題なく使える
ファンを内蔵しております。
しかし、給電用のケーブルは取り外しが可能で、ファン機能を使わずとも邪魔になりにくいです。
用途にもよりますが、基本的に冷却機能を使うまでもないことが多いので、使わない時に外せるのはいいポイントですね。
ファンとアルミスタンド、冷却性能のマリアージュ
先述の通り、アルミスタンドの時点で置いたものの冷却を助けてくれます。
その上でファンが内蔵されているため、更なる冷却性能を発揮してくれます。
ゲーミングノートやiPadなど、冷やしにくいもののために活躍してくれることでしょう!
光る。
光ります。
ファンの音はどちらかというとおとなしめ?
ファンの音はどうしてもします。
環境にもよりますが、結構控えめな印象を受けました。
少なくとも筆者の持っているサーキュレーターよりは静音です。
デザインは丸っこっくて可愛い
丸っこいデザインです。
可愛らしさや近未来感がありますね。
爪の部分がそこそこ大きい
こう言ったアルミスタンドで気になる点があります。
それはこの爪の部分です。
爪があることで本体が落ちないようになっています。
この爪のサイズが控えめだと、上に置くもの次第ではずり落ちてしまいます。
しかし、このT628は爪の部分がそこそこ大きいため、ずり落ちてしまう心配が少ないと思われます。
デメリット
最大の高さが低め
本体の形状的に、あまり高さが高くなりません。ほんのわずかではありますが。
光るボタンを間違えて押してしまう
操作ボタンが2つあり、裏側にあるため、間違えて光るボタンを押してしまうことがあります。
とはいえ、慣れ次第でどうにでもなります。
その他の情報はこちら
その他の情報はこちらです。
Type-Cで汎用性が高いが、PD充電に刺さないようにした方がいいかも
Type-C端子となっています。
おそらく大丈夫だと思いますが、間違ってPD充電用などW数が大きい充電器で充電しない方がいいと思います。
普通に使う分には汎用性が高い端子なのですが、そこは注意点ですね。
あとがき
かなり使い勝手がいいと思いました。
ファンとアルミスタンドが一体になっているのは予想以上に使い勝手が良かったです。
いい商品だと思いました。
参考になれば幸いです。