この度は提供をいただき、バッファローのWIFIルーターであるWSR-5400XE6を実機レビューさせていただきます!
WSR-5400XE6は以下の特徴を持つWIFIルーターです
- WIFI6E対応
- EasyMeshに対応(バッファローのルーターはすべて対応しているらしいです)
- インターネットポートは2.5GBE(モードによってはLANポートとしても使用可能)
大体2023/08/08時点では17000円程度で販売されています。
今回はいろいろな検証をしてみたいと思いますが、全体的にまとまっておらず低品質な記事になってしまっているのが気になりますね。
記事の経緯
筆者はつい最近ネット環境にはまっている
筆者はガジェットブロガーをやっています。
PCやタブレットに興味があります。
PCをレビューする上で、ベンチマークソフトをファイルサーバーからPCに移行するのが必須作業になっています。
いちいち公式サイトからダウンロードせずに、exeファイルをローカルからうつすのが時間と労力を節減できて良いんですよね。
また、つい最近はAndroidタブレットを提供いただいたり身銭を切ったりしてレビューすることが増えてきました。
AndroidタブレットもWIFIを通じて古い端末から新しい端末にアプリやファイルを移動させることが増えました。
それに部屋の中の端末が大幅に増えています。
スイッチングハブや中継器代わりのルーターも購入している
1GBEのスイッチングハブを購入することから端を発したネット環境の整備は、今現在に至っては2.5GBEの5ポートスイッチングハブや無線ルーターを中継器代わりにするようになってだんだん充実していきました。
以前までの環境はこんな感じです。
WIFIルーターを中継器代わりにするのは圧倒的役不足ではないかと考えられるかもしれませんが、意外とこれが便利でした。
今回はWSR-5400AX6S並にパワーのある中継器ってなかなかないんですよね。
また、ハイパワーなWIFIルーターっていがいと値崩れする傾向にあります。
筆者も某所で8000円以下で購入できました。箱ありで。
また、親機がエントリーだとしても中継器として使うルーターが強力ならば結構速度は出ます。
少なくとも100MB/sぐらいは出ている印象でした。
満足している段階で魅力的なオファーが
ある程度満足していたのですが、中継器に対して親機の能力が低そうな印象は否めませんでした。
また、メッシュWIFIにも現状非対応です。
とはいえこの時点で特段困らなかったので節約のために諦めたのですが、そのようなタイミングでこのような提供の機会をいただきました。
検証してみたいこと
検証したいことはいくつかあります。
まずはメッシュWIFIはどれだけ良いのかというポイントです。
バッファローのWIFIルーターはすべてメッシュWIFIに対応しているらしいので、どのような挙動をするかが楽しみです。
また、とても気になるポイントとしては、WIFI6E非対応でも持っていて良いのかというポイントもあります。
WIFI6E非対応機器だけでも使えるのか?
実機に触る前に冷静になって考えると、筆者の所持する端末でWIFI 6Eに対応している端末はないことに気づきました。
そうなんですよね、M1 MacBook AirもM1 iPad Pro 11(2021)もGalaxy A53 5Gもファイルサーバー用のミニPCも中華タブレットもなにもWIIFI 6Eには対応してないということにようやく気づいてしまったのですよね。
初めて入手できたWIFI6E端末がWIFIルーターとはなんたる皮肉でしょうか。
ただ、WIFI6E非対応機器でも十分に早いのかどうかも検証していきたいですね。
WIFI6E対応スマホを買うかやWIFI6E対応ネットワークカードをミニPCに取り付ければ6E化は可能なはずです。
ミニPCに取り付け手速度測定するなら、おそらく6Eカードを2台のミニPCにそれぞれ取り付ければ速度が計測できるはずです。
金額も大体2600×2の5000円強で済みそうです。
ただ、6E化して計測するとさらに時間がかかってしまいますし、いったんWIFI6だけで測定します。
メッシュWIFIの威力は?
筆者はBUFFALOのメッシュ対応のルーターをすでに所持しているため、それと今回のWSR-5400XE6を組み合わせればメッシュWIFIが完成します。
噂に伝え聞いたメッシュの実力を試してみたいですね。
開封
開封の流れをまとめていきます
中身はこんな感じ
3環境で動作チェック
今回は3つの環境を作ってこのWSR-5400XE6の使用感を計測してみたいと思います。
なおすべてにおいてWSR-5400XE6はモデムに接続する親機としての使用となります。
しかし、実際にこんな感じで検証したのですが、最後の方でWIFIルーターがこの猛暑で性能が落ちていたことに気づき、このデータは無駄になったことが判明します。
前置き
スピードテストについて
スピードテストにおいて、インターネット通信の速度がよく使われます。
しかし筆者の環境の場合はインターネットの通信速度を計測するのは、筆者はあまり意味がないと思います。
まず、筆者は家が超のつくド田舎にあり、光回線もちょっと前までは1GBを超える回線を契約できる土地ではなかったのです。
しかし最近では状況は変わり、ません。1GBEが限界です。
なのでどれだけWIFIルーターが高性能化しようが現時点においてはスピードですとでは1Gbpsが限度です。
それにネットのスピードテストは曜日や時間帯やその他の様々な理由によってずっと同じ速度が出るという物ではありません。
環境を変えている間に大元の速度が変わる可能性も結構あります。
だからこそインターネット速度の測定は行いません。
そのかわり自宅内のWindowsのミニPCに無線で接続したときの速度を計測します。おそらくこちらの方が安定しているはずです。
なお、チャート図ではファイル鯖となっていますが、正確にはファイル共有機能で簡易的なNASにしているだけです。
測定方法はおおよそこんな感じです。(状況によっては別のチャートを使いますが)
こうすればボトルネックは子機のWSR-5400AX6のWIFIルーターのWIFIの速度になるはずだと思います。
スピードテストは3つ行います。
- WindowsのミニPCからCrystaldiskmarkでスピードテスト
- WindowsのミニPCへの約2GBの巨大ファイルの転送、およびその逆
環境その① メッシュWIFIで使用
メッシュでWSR-5400AX6をエージェントとして使います。
メッシュWIFIとすることで2つのルーターからでるWIFIをシームレスに使用できると聞きました。
全体的な使用感
全体的な使用感としては少々不安定で、速度も思ったより出ない印象がありました。
M1 MacBook AirからNASにしているPCが表示されなかったです。
メッシュWIFIというものがこういう物なのか、それとも出たばかりでちょっと不具合があるのかはわからないのですが、速度はあまり出ていない印象がありました。
速度
速度はこんな感じでした。
環境その② 単体で使用し、壁を介して測定
単体で使用してみることに
全体的な使用感
意外と安定していましたが、ちょっと遅いですね。
速度テスト
速度はこんな感じ、事務作業やブラウジング、ブログ執筆には十分な速度と思われますが、もっと早いほうが良いですよね。
環境その③ 非メッシュにて使用
全体的な使用感
正直一番安定していて、一番速度が出ていました。
スピードテスト
全体的に一番スピードが出ている印象ですね。
環境その④ 単体で使用し、半径3m内で測定
環境その④は環境②と基本は同じです。
但し、場所が筆者の部屋ではなく親機のWSR-5400XE6がある部屋になっています。
ここにファイルサーバーのPCとノートPCを持って来ることで、WSR-5400XE6自体の実力を出し切ることができます。
そしてこの暑さの中で重大な事実に気づきました。
WSR-5400XE6が暑さで性能が落ちているのではないか、と。事実としてWSR-5400XE6の動作保証温度は0度から40度です。
たしかに今めっちゃ暑いことに気づき、USBファンで冷やすことにしました。
しばらくすると速度が2倍ぐらいになったんですよね。
これまでの実験は何だったのかと当惑しました。
とはいえ、しっかりと冷やしてもそこまで速度は出ない印象を受けました。
追記、ルーターの速度を下げた意外な原因とWIFI 6Eの動作テスト
あまりにも遅すぎはしないもののそこまで速度が出ないWIFIルーターに困惑した僕でしたが、そういう物なんだろうなと納得していました。
なんやかんやあって筆者が所持するミニPCのTL50とNucbox9がWIFI6E対応カードのRZ608を搭載していることが判明しました。
WIFI 6Eを試せるのではないのかと思い、いろいろと動作チェックすることに
その中でちょっと気になったのが、金属製のキンキラキンなカバーを搭載したファンを近くに置いていることです。
もしやこれがルーターの速度を下げているのではと思い、外してみたところ、速度が800mbps程度まで向上しました。
置く場所って結構大事ですね。
また、WIFI 6Eの動作をテストした際は最大1Gbpsをわずかにうわ回るていどで計測できていました。
2023/08/23追記、中継アクセスポイントとして使用中
数日前までは親機として使用していましたが、家族からiPhone SEやChromecastがつながらないなどのフィードバックを獲得。そこで親機として使うのは厳しいという結論となりました。
親機は別のルーターに変更し他ところ、iPhoneはつながるようになりましたが、Chromecastはつながらなくなりました。
いろいろ対策を調べている最中に、WPA3だとつながらない機器があることを思いだし、調べるとChromecastはWPA3だとつながらない場合ががあるそうで。変更したルーターの設定をWPA2/WPA3にしたところつながるようになりました。
話を戻して、WSR-5400XEについてです。
親機としては2023年8月時点では微妙でしたが、APモードの中継器としてNASとつなげるなら2.5GBEも生かせるでしょう、ということで再度別のPCから無線接続でWSR-5400XEに飛ばし、そこから2.5GBEでNASにデータを転送して速度を検証したところ、1.5gbps程度の速度が出ました。
接続する端末によっては1.5gbpsより全然遅いこともありますが、最大でこれぐらい出るのなら十分だと思います。
ReadではなくWriteなら1Gbps程度でした。
2023/08/23追記、再び保管
速度は申し分ないのですが、DOOGEE T20 MiniやMacbook Pro 2018などのWIFIがしばしば途切れるため、再び中継器をWSR-5400AX6Sに戻しました。
BUFFALOのルーターはアップデートが入ることもあるようなので、定期的にBUFFALOのホームページを確認することにします。
そしてアプデが入ったら再度確認しますね。
メリット
2.5GBEを1つ搭載
2.5GBE端子をインターネットポートに搭載しています。
大元の光回線が2.5GBbps以上の物であれば、インターネットの通信速度を向上できる物と思われます。
とはいえ、筆者のように田舎に済んでいて1Gbpsが関の山だという人もいらっしゃると思います。
その場合の2.5GBEの生かし方として、APやWBモードにおいては、2.5GBEのインターネットポートをLANポートとして使えるという興味深い特性があります。
中継器として使う場合には、2.5GBEをつかってPC同士の通信速度などを向上できると思われます。
個人的にはルーターモード時にインターネットポートを自由に変更できて、2.5GBEのインターネットポートをLANポートとして使えればなお良かったと思いました。
WIFI6E対応で、価格相場としてはそこまで高くない
2.5GBE搭載のWIFI 6E対応ルーターとしては十分安価な方だと思います。
2.5GBEを無視した場合はエレコムの物の方が安いですね。
消費電力は16.2Wと十分低い
WIFIルーターは常時稼働させておく物なので、消費電力が気になると思うんですよね。
消費電力が大きければ、それだけ日々のランニングコストも積み増しされていきます。
大体1Wのものを1日つけっぱなしにした場合、1日で0.7円かかるとして、今回のルーターは最大で16.2Wですから最大で11.4円程度となります。1年使っても4038円程度となります。
なのでそこまで電気代はかからない物と思われます。
コンパクトかつ軽量
実際コンパクトで軽量です。
ネジを用意すれば壁にも設置できるようですね。
人気メーカーの物である
WIFIルーターメーカーとしてバッファローはかなり人気です。
Wikipediaによると過去にはWIFIルーターのシェア1位を記録したこともあるとか
マイナーメーカーでは決してないので、安心感はありますよね。
デメリット
デメリットはこちら。
メッシュWIFIに手間がかかり、ちょっと不安定な印象
メッシュWIFIのコントローラーとして使用してみたのですが、ちょっと不安定な印象がありました。
また、筆者が検証した限りではメッシュを使わない方が速かったのがきになりました。
iPhone SE2からなぜかつながりにくいみたい?
私の母のスマホのiPhone SE2からつながりにくいようです。
設定をいぢくりまわしていますが、今のところ不安定なままです。
その他の情報
その他の情報はこちら。
WIFI6の速度は旧型機の方が出ていた印象だが、アプデで改善されるかも?
いろいろとテストをしてみた結果、全体的に旧型機であるWSR-5400AX6Sの方が速かった印象があります。
ただ、WIFI6のみ対応のWSR-5400AX6SがWIFI6Eにも対応したWSR-5400XE6にWIFI6の速度で勝利してるのは当たり前かもしれないですね。
また、WSR-5400XE6はつい最近販売されたばかりの機種です。なので、もしかしたらファームウェアのアップデートで改善される可能性もあります。
2023/08/12追記、室内気温が高い場合は熱対策を行い、また金属製の物を近くに置かなければ800mbpsは出ルみたいですね。
引っ越し機能対応だが、セキュリティが落ちる
これはこのルーターに限った話ではないのかもしれないですが、引っ越し機能で前のルーターから移行するとWIFIのWPAのバージョンが古い物になってしまいます。
バンドステアリングLiteに対応
バンドステアリングLiteに対応しています。
バンドステアリング機能に対応しているのは良いポイントですね。
ただ、Lite版なのでちょっと機能制限がかかっているのは気になるポイントです。
あとがき
参考になれば幸いです。