タフネススマホ

WP30 Proを実機レビュー

2023年11月10日

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この記事においてOUKITEL様よりWP30 Proのプロトタイプ版を提供いただき、その使用感を記載していこうと思います。

OUKITELさんは中国のスマホ・タブレットメーカーで、特に専門的とも言える分野がタフネススマホです。

エントリーからハイエンドまで、スタンダードからエキセントリックまで、種々様々なタフネススマホを日本で展開しています。

そのようなOUKITEL様よりこの度商品提供の機会をいただくことが出来、非常に欣喜雀躍です。

とはいえ、筆者はタフネススマホについてはそこまで興味がないと言えば嘘になりますが、飽きていたジャンルではありました。

しかし、このWP30 Proはデュアルスクリーン、D8050で12GBメモリ、Antutu60万、さらには120Wの急速充電に対応し、120WのPD・PPS充電器まで付属するなど筆者の冷めた価値観を粉砕し、現代の優れたタフネススマホの実力により筆者の常識を醒めさせたスマホです。歓喜のあまりさめざめと泣きじゃくりたい気分です。

そのようなWP30 Proという現代の傑物をレビューしたいと思います。

WP30 Proのハイエンド処理性能や特殊機能といったメリットや、これはちょっとと思ったスピーカーの音質などのデメリットまでを独断と偏見と経験に基づいて記載していきたいと思うわけであります。

なお、2023/11/16時点では330ドル程度となっていて、スペックの割には比較的安いのではないかと思われます。

アリエクスプレスの商品リンクはこちらです→https://s.click.aliexpress.com/e/_opM9ao5

2024/02/29追記、アマゾンの商品リンクを追加します。

WP30 Proの開封・実機テスト

開封

箱の裏側には技適マークを確認できました

箱のスペックはこのようになっています。

開封して一番目立つのが右下の充電器です。120Wという大容量の付属充電器を未だかつて私は見たことがありませんでした。

60W程度のモノはよくあったのですが、まさかの120W、驚愕しました。

スペックはこんな感じです。PPSにも対応しているようですね。

相性問題もあるかもしれませんが、OUKITEL WP30 Pro以外の端末にも使えそうです

ケーブルはこれがまた極太です。

外観、及び他のスマホ2機種との外観比較

デザインを見ていきます。

全体的に黒ですね。

筐体の大きさについて、WP30 Proと別のスマホ2つ、一般的な非タフネススマホGalaxy A53 5Gと薄型タフネススマホBlackview BV9200とを比較し手見ます。

まず、上から見るとこんな感じ。A53 5Gよりかは大きいですね。

横から見るとこんな感じ。

薄型タフネススマホのBV9200に較べてもWP30 Proは厚めですね。

スピーカーの音質

スピーカーの音質はそこまで良くないです。

スマホで言うと、Galaxy A53 5Gよりかは劣るぐらいです。

とはいえ、音量を下げればそこまで音も割れない印象です。

スモールサブモニターについて

WP30 Proで感心した点は、サブモニターがついていることです。

サブモニターは音楽プレーヤーや時計や方位磁針を表示させられますが、カメラ撮影も可能です。

メインディスプレイよりも機能は少ないモノの、メインカメラで撮影中にサブモニターに撮影している画像や動画を表示することができます。

充電速度をチェック

WP30 Proは120W充電に対応しているようです。

と、言うことで充電速度をチェックすることにします。

WP30 Proを付属の120W充電器で充電します。充電器はワットモニター搭載のポータブル電源から電力供給し、W数を簡易的に計測します。

まずWP30 Proが電池切れしていたので、充電してください画面が出ている状態で充電するとこんな感じ

画像では89Wですが、90W越えしている部分もありました。120Wでの充電はできていないようでしたが、これぐらいなら十分高速だと思われます。

続いて、ある程度充電して本体を起動し、画面をつけっぱなしにした状態で充電した場合のW数がこちら。

65W程度でした。十分高速ですが、120Wは出ていません。

また、バッテリーグラフアプリを用いた場合はこんな感じ

7:04~7:40までの36分間で、5%から90%まで充電可能でした。

その他の使用感

手触りや持ちやすさ

背面はすべすべとした手触りになっています。

一般的なタフネススマホはゴムのような手触りのモノが多胃のですが、WP30 Proは平滑で高級感があります。

カメラの画素数について

カメラの画素数は108MPとなっていて、画素数は結構高めです。

また、インカメラも32MPの画素数がアリ、これも充実している印象があります。

筆者はそこまでカメラに詳しいわけではないのであれではありますが

アプリの起動やブラウジング

かなりキビキビしている印象でした。

筆者のメイン機のGalaxy A53 5Gとアプリの起動時間を比較したところ、多くのアプリでWP30 Proの方が速かったことを確認しました。

気になる点としては、回転するわっかのようなアニメーションが出たときに他の端末よりも早送りされているように早回しになっていたので、ちょっと落ち着かない感じはしました。

2024/01/04追記 付属充電器がなぜか充電できなくなる。

120Wの大型充電器ですが、充電ができなくなっていました。

海外プラグとの変換プラグやType-Cケーブルや充電するスマホを変更してもだめだったので恐らく充電器自体が壊れてしまったのだと思います。

おそらく筆者の個体がたまたまそうだっただけだと思いますが念のため記載します。

WP30 Proの各種ベンチマーク

各種ベンチマークのスコアはこちら。まずはAntutu Ver9です

ちなみに扇風機の強の風を当てて冷やしてもさほど変化はありませんでした。

続いて、Antutu Ver10のスコアはこんな感じ

また、扇風機で冷やしてやると704378まで向上しました。

それと、Antutu Ver10を扇風機の風を当てずに連続して計測した場合は、スコアが45万点程度まで下落しました。

1回目

2回目

3回目

4回目

WP30 Proのメリット

メリットはこちら。

恵まれた処理関係の構成とハイエンド級ベンチマーク

WP30 ProはMediatek製の5G SOCであるDimensity 8050を搭載しています。

ベンチマークスコアを調べたときに65万点ぐらいとのことで恐れ入りました。

筆者はAntutu40万点程度のスマホをメインにしていて、過去にはAntutu55万点程度のスマホを使ったことがあります。

機種名は忘れましたがRealmeのなんか強そうなスマホも確かAntutu60万点ぐらいだったような。

それと同程度のスコアをこのWP30 Proを出すことが出来、筆者がこれまで触ってきたスマホの中では最高クラスの処理性能を持っています。

実際に操作している限りでも確かに動作がキビキビとしている印象です。

性能がきちんと出せていれば、普段使いで困ることはなさそうですね。

メモリも12GBとスマホとしては大きめです

サブボタンの存在

サブボタンとして筐体左側に設置されているボタンがあります。

これには任意のアプリの起動やスクリーンショットといった機能を割り当てられます。

筆者はスクショやカメラの起動等を割り当てています。

カメラの画素数も高め

カメラの画素数は108MPです。

画素数がすべてではなく、実際にはちゃんとカメラに詳しい人がレビューする必要があり、素人の筆者が半可通な知識を語るべきではないと思いますが、とりあえずきれいな撮影ができると思いました。

120Wの高速充電に対応

目玉機能の一つではないかと思います。

ちなみに120Wの充電器の規格はPDやPPSのようですので、他のスマホや、タブレットやPCなども充電できる場合があると思われます。

リフレッシュレートが60HZから30HZ刻みで選べる

リフレッシュレートを選べます。

大人気なのは120HZで、ハイエンド級の処理性能を活かしてなめらかな画面の動きを実現できるかもしれません。

筆者は60HZがおすすめです。負担を減らして電池持ちの向上ができると思われるからです。

5GやeSIMに対応

今流行の5G通信に対応しており、さらにeSIMにも対応しているようです。

WP30 Proのデメリット

デメリットはこちら。

スピーカーの音質は微妙

スピーカーの音質は少々微妙です。

音量が大きめだと割れやすくなる印象です。

但し、音量を控えればそこまで気にならないモノと思われます。

その他のポイント

その他のポイントはこちら。

タフネススマホのため、重くて厚い

タフネススマホというジャンルであり、どうしても重くて厚くなってしまいます。

但しその分耐久力は高そうです。

デザインは個人的にはわりと好き

デザインについてはヘビーデューティーで洗練されたデザインであると感じています。

ただ、アウトドアで使うのであればオレンジやライトグリーンを多用した自然と調和しない見つけやすいデザインの方がより良いかもしれません。

少なくとも日常生活に使う分にはとても気に入りました。

温度によってはベンチマークスコアが下落しやすい

Antutu Ver10を連続して回したところ、端末が熱を帯びベンチマークスコアが下落しました。

実際の使用でも長時間の不可をかけ続けると発熱しやすくなるかもしれません。

但し、扇風機の風に当て続ければベンチマークスコアは下落しなかったので、排熱を促すような対策をすれば処理性能の低下を抑えられるモノと思われます。

WIFI6Eには非対応らしい

非対応のようです

あとがき

参考になれば幸いです。

筆者個人の感想としては、Antutuスコアにおいて1.5倍から2倍程度の差があるWP30 ProとGalaxy A53 5Gでこれほどまでに動作の快適さが違うことに慄然としました。

Dimensity恐るべしですね。

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ご覧頂きありがとうございました!

 

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