この度Tenorshareさまより提供をいただきまして、重複ファイル・類似画像の検索&削除ソフト4DDiG Duplicate File Deleter(リンク)を実機レビューします。
NASやクラウド、外付けHDDなどで重複しているファイルを検索して、削除できるソフトです。
筆者自身NASやクラウドの容量を縮小したいと考えていたので、とても今回の提供は助かりました。
4DDiG Duplicate File Deleterの商品リンクはコチラ:https://x.gd/P5US3
重複排除の必要性に係る余談
重複をバックアップデータから排除すべきと筆者が考えている理由を書いていきます。
Googleドライブのサブスクリプションの費用節約の必要性
筆者はGoogleドライブを2TB契約しています。
契約の理由としては色々バックアップするのにいいだろうということなのですが、流石に高いですから、バックアップ用のデータは廉価な別のクラウドと手元のNASにおいておきたいと考えました。
そこで2TBのプランからダウングレードしようと考えたのですが、その次のプランが200GBで、現在のデータ容量が600GBぐらいあったので、一旦データをエクスポートしました。
NASでの必要なデータの節約
データは節約しなければなりません。
筆者はメインのデータのバックアップ先が10G搭載ミニPCのMS-01にUbuntu Desktop 22.04と2TBのSSD3枚を組み合わせたオールフラッシュファイルサーバー兼アプリサーバーです。
一切合切をSSDに保存することで、節電や小型化や静音化できますし、そして何より10GBEを捌ききれるシーケンシャルアクセスや、日常使いで重宝する高速なランダムアクセスをゲットできます。
しかし、鯖自体のバックアップ以外はすべてSSDで賄っているのですが、筆者が考える一番のSSDの欠点は値段が高いことです。ちゃんとしたメーカーだと2TBで1.5万ぐらいします。
仮にHDDが主たる保存先のNASやDASだったとしても容量が溢れたらHDDをアップグレード等しなければなりません。
あるいはGoogleドライブなどサブスク型のサービスなら、容量が増えれば料金も増大します。
費用を節減するのならより身軽になる必要性があるのだと私は考えています。
具体的には先ほどGoogleドライブから退避させたフォルダーのさらなる容量節約が必要になってきます。
エクスポートしたデータの重複を排除することで、容量を節約することができるはずです。
immichやGoogleフォトなどフォトストレージサービス等の表示を整理
GoogleフォトやAmazonフォトなどはとても便利なサービスですよね。
また、Googleフォトライクなimmichも便利です。
サーバーやラズベリーパイに導入することができるimmichは自宅内だけで使えるフォトストレージサービスとして機能してくれます。
しかし、少なくともGoogleフォトやimmichにも重複排除機能があるとはいえ、重複が入ってしまうと使いづらい場合があります。
それにみやすさも低下してしまいます。
それを考えると重複を排除することは大切でした。
重複ファイルアプリはメジャーなものが少ない印象です。2024/12/16時点でざっと調べてみた印象だと有名な無料ソフトですが開発が止まっているものや、開発中であるもののあまり情報量が多くないものなど様々です。
(※とはいえ、そうしたアプリの中にも良いものがある場合もあります。今回は詳しく調べていませんが。)
なので、今回は有料ソフトの4DDiG Duplicate File Deleterを使用して、Googleドライブからダウンロードさせたフォルダの重複を排除してみました。
ちなみに
そのバックアップフォルダの1つは容量が120GBぐらいあります。Googleデータエクスポートでダウンロードする際はどう頑張ってもデータが分割された状態で圧縮されています。
筆者の場合は1つのフォルダにそれらの分割された圧縮ファイルを置いて、分割された圧縮ファイルをすべて選択し、7Zipから「Export Here」または「ここに展開」を選択して、マージして出力しました。
4DDiG Duplicate File Deleterの特徴とインストール
特徴
4DDiG Duplicate File Deleterの特徴はこちら。
- メイン機能として重複ファイルや類似画像の検出・削除が可能です。
- クラウドドライブや外付けHDDなどの重複の検出も可能です。
- 類似画像検索ではしきい値を設定可能!
インストールしてみた
インストールしてみました。公式から配布されているインストーラをダウンロードして、インストールします。特に難しいところはないですね。
また、こちらの記事も参考になるかもしれません。
Windows 11で重複ファイルを削除する方法6選:https://x.gd/83cE0
テストに使ったPCについて
今回4DDiG Duplicate File DeleterをインストールするPCはGEEKOM GT1 Megaです。
こちらはCore Ultra第1世代の7 155Hを搭載していて、CPU性能を引き出しきれている筐体なのですが、そのうえで内蔵Intel ArcのiGPUも搭載しています。
Passmarkは3万点程度で、モバイル向けCPUとしては最高級クラスといえ…言えなくはないかと思います。
もちろん7940HXなどもあるのでそれらに比べると…ではありますが。
類似画像検索について
とりあえず画像を削減してみた
とりあえず画像を削減してみました。
先述のフォルダーをCドライブに置いて、とりあえず初期設定のままで画像を削減してみました。
なお、左上に進捗のパーセンテージが表示されますが、パーセンテージが進むに従ってどんどん進みが遅くなり、容量も増えていきます。
そして終了すると、グループ分けされた画像が表示されます。
そして結果に問題がなければ削除します。
また、類似性しきい値を設定することで、重複する写真だけでなくにている写真も検知したり、あるいは重複検知の精度を上げることが可能です。
拡張子&名前変更でも検知するか試してみた。
JPEGで撮影したスクリーンショット5枚を、変換アプリでWebpに変換してさらに名前を変更しました。
その状態でも検知するかを試したところ、ちゃんと検知しました。
重複ファイルの削除
重複ファイルの検知
その後さらに4DDiG Duplicate File Deleterを使い込んでみた感想
大まかな機能の説明は終わりですが、そのあと4DDiG Duplicate File Deleterをデータ消去のために更に使い込んでみた感想を記載していきます。
CPUもGPUも使う模様
Core Ultra 7 155Hでは、CPUもGPUも使っていました。
おそらくGPUでは動画の重複を見つけるためなどに使われているのではないかと思います。
重複ファイル検索後に削除するファイルを選定可能
例えば、音声だけを削除したり、ドキュメント以外のファイルだけを削除可能です。
もちろん、画像データ以外を削除して、画像データは類似画像検索で削除することも出来ます。
その他の使用感
- NAS上の共有フォルダのファイルも検索できることを確認
雑感
なぜか同じフォルダ群を別の場所に保存していた模様
筆者のバックアップフォルダを見てみると、例えばあるパソコンのダウンロードフォルダがバックアップフォルダの複数の別の場所に保存されていた、というようなことがかなりありました。
何も考えずテキトーかつ不適当なバックアップをしていたんだなあ、自分はなんて愚かしい人間なんだなあとつくづくしみじみ反省しています。
日数がもっと短いライセンスもあったほうがいいかも。
ライセンスは2024/12/17時点で以下のようになっています。
- 月間ライセンス3280円
- 年間ライセンス5280円
- 永久ライセンス7280円
今回のようにドライブやNASのデータの整理のために重複ファイル・類似画像を削除するという行為は1ヶ月ぶっ通しで行うようなものではないと思うので、短期集中でタスクを終わらせる人のためにも1日や3日、1週間のライセンスがあるとなおさらいいかもしれません。
例えば24時間限定で使えて、ライセンス価格は1500円であるとかですね。
削除するファイルの拡張子指定などができると良かったかも
削除するファイルの名前や拡張子などをフィルタリングして選択できる機能もあるといいかと思いました。
4DDiG Duplicate File Deleterの商品リンクはコチラ:https://x.gd/P5US3
あとがき
使ってみた感想として、重複ファイル・類似画像を消すだけだったらこれで問題なさそうな印象を受けました。
改善してほしい点こそあれど、かなりメリットが多い印象です。
参考になれば幸いです。