この記事では、Mac Studioを買うべきか否かについて書いていきます。結論。サイコーにアリです。
今からでも購入したい面持ちですが、メルカリで21万円、整備済み品でも25万円ですから値段が高いです。
コストパフォーマンスは高いものの、値段は安くないものの典型例だと思います。ああ欲しい
この記事ではMac Studioがめちゃくちゃに欲しい僕が欲望を押さえつけて統御するために書いた自己満足の記事です。
Mac Studio、ああ欲しい
①性能が尋常ならざる高さ
Mac Studioは性能がすこぶる高いです。
M1 MAXがデフォルト
M1 Maxがデフォルトで搭載されています。
M1 MaxのPassmarkは22000程度でした。
CPU性能自体がそこそこ高いです。Ryzen7-5800Hなどと同じぐらいです。
とはいえ、M1 Maxの真骨頂はGPU性能の高さです。
あのM1の少なくとも3倍のGPUのコア数を持っています。
人によってはGPUがボトルネックになっているという方もいらっしゃったと思うので、ここはいいと思います。
僕自身、Stable Diffusionをぶん回す時にGPUがボトルネックになっていたので、GPU性能が向上しているのは実に素晴らしいポイントだと思います。
メモリ32GBのど迫力
メモリが32GBです。32GBです。32!
デフォルトで32GBなのは実に素晴らしいと言わざるを得ません。
マルチタスクにおいても力を遺憾無く発揮するのみならず、Stable DIffusionや動画編集などのメモリをドカ食いする作業にも八面六臂の大活躍を見せつけてくれること実に請け合いでしょう。
とくにM1チップになってからというもの、MacのメモリはユニファイドメモリとなりCPUのメモリとしてだけでなくVRAMとしても使うようになっておりますです。
そのため、VRAMをドカ食いするStable Diffusionのような用途にもとりわけ強そうです。
②処理性能に見合わぬ省電力性能の高さ
省電力性能も高いです。はい。
NVIDIAよりも省電力性能が素晴らしすぎる
Stable Diffusion最近ハマっている僕です。
M1 Macbookではそこそこの速度で生成が可能なもののもっと迅速かつ爆速かつ急速に画像を生成したい、大量に画像をグゴシャッと生成したい、と思うことが結構そこそこ大量にあります。
そのような場合の選択肢は3つあります。一つ目がレンタルサーバーという所有欲を充足しない合理的な選択です。
もう一つがNVIDIAのグラボを積んだ電気代をドカ食いするデスクトップを大枚叩いて買う方法です。
この方法でも初期費用10万円で高速に画像を生成できるっぽいのですが、何百ワットもの電気を供給することになります。
電気代がやばそうですね
100Wのものを一時間使うと大体二円かかる。
二円かかります。
仮に500Wととして一時間に10円かかります。
1日10時間で100円、365日で36500円かかります。どひゃー!
ゲーミングPCを買うということは、電気代を払うために10万円ぐらいを払うようなものです。
それだったら必要な時だけ使えばいいとおもうかもしれません。
必要な時だけ使う、聞こえはよろしいことでしょう。
しかし時間というのは刻一刻と過ぎ去っていきます。光陰矢の如し。
PCというものは発売されてから数年もすれば最新のOSに対応しなくなってしまう傾向にあります。
例えば2021年10月に発表されたWIndows11。Windows11は基本的に第8世代以降のCPU、すなわち2017年に出荷が開始されたもの以降でないと対応していません。例外はあれど。
このように数年もすれば最新のものに対応しなくなってしまうわけであります。
そして機能面が相対的に落ち込むばかりのみならず、売却価格も刻一刻と下落していく傾向にあります。
だのに、必要な時だけ使うというのはあまりにも勿体無い。
だからこそ、バンバンバンバン使えるように電気代の安い省電力なPCがおすすめです。
M1 Maxは省電力性能も高いらしい
これは実際に計測しないことにはわからないのですが、色々なデータを見る限りM1 MaxのMacstudioはマックスの消費電力も消費電力の効率もすこぶる高いらしいです。
Mac Studio自体は25万円程度とすこぶる高いですが、その分だけ消費電力を抑え込んでくれて、日々の電気代を節減してくれるのであれば、十分ありでございましょう。
③インターフェースがあまりにも恵まれすぎている
Mac Studioの激ヤバポイントはインターフェースの屈強さにも現れています。
これほどまでに攻撃的で凶暴なインターフェースはあったでしょうか?知ったこっちゃありません。
Thunderbolt×4という暴力
Thunderbolt×4です。
一体何に使うんでしょうかとも思えるぐらいには意味不明です。
たとえば複数のモニターに簡単に出力するとかでしょうか。
あとはデータの転送とかですね。
例えば複数のHDDをRAIDにして組めるケースもあり、こちらはThunderBoltで接続できるものがあります。
10GBEも地味に最高すぎる
Mac Studioの端子は非常に様々です。
しかしそのなかでも重要かつ便利な端子かどうかはグラデーションです。
将棋の駒に例えるならば、Mac Studioにとって電源ケーブルは王将に、Thunderboltは飛車にたとえられなくても無理くりにでもたとえます。では、角行はどれか、答えは簡単でして10GBEです。
10GBEは地味に便利です。
当然ながら世俗一般的に使われている1GBもコードを選べば使えますが、より高速な2.5や5や10も使えます。
また、とても個人的な理由なのですが、10GBEを搭載したNASと組み合わせたらめっちャ強そうじゃないですか?
例えばTerramasterの廉価ではあるがハードウェア性能の悍ましいNASです。
TerramasterのNASであれば安価に10GBEを搭載している機種が多数存在するので、それと組み合わせて直接に直結することで、尋常ならざる速度で接続ができそうです。1GB/sとか狙えるのでは?
また、10GBEせつぞくのNASであれば、他のLANポートを通じて機器にも接続がもちろん可能です。
10GBEは後付けするのが金がかかる
後付けすればええやないかと思われる方もいらっしゃると思います。
しかしそれはそれで金がかかります。
USBから10GBEにへんかんできる機器のばあい、4000円程度します。3万円ぐらいするようです。
細かい金かもしれませんが、ケチケチした方がいいと思います。
④非常にコンパクトで良い意味で主張しない
非常にコンパクトです
置き場所を選ばず、机の上における
かといって存在感がないわけではない
⑤値段は十分
省電力かつ高性能でこの価格はすごい
たった25万円で10年使える
⑥MacOSの持つ存在価値
WindowsはMacにはなれない
とはいえ、WindowsはWindowsで重要
⑦Appleシリコンの底力
ニューラルエンジン搭載
Stable Diffusionにも使えそう。
Stable Diffusionにも使えるはずだと思っています。
7コアM1 Macの16GBモデルでは以下の条件で1枚21秒、大体1秒に18W、合計の電力量は370Wsぐらいでした。
- 512×512サイズ
- バッチサイズ1
- サンプラーDDIM
- モデルは美少女系
- ステップ数25
GPU使用率がネックになっていたようです。(CPU使用率は低めで、メモリも10GBぐらいの使用率でした)
最低でもM1 MaxであればGPUコア数が32コアあるので、4.5倍ぐらいの速度が出せる…気がします。
となれば1枚5秒以下で生成できる、かもしれません。
もちろんNVIDIA製のグラボを積んだマシンのほうが速い可能性が高いですが、あまり速すぎてもアレだと思うので。
デメリット、値段が高い
コスパはいいけど値段は高い
コスパがいいことと値段が安いことは必ずしも同じ状態にはなりません。
あとがき
参考になれば幸いです。