この記事では、提供をいただいたBmaxのB3を実機レビューします。
B3は、Jasper LakeのCeleron N5095を搭載したミニPCです。
事務作業には十分に使えるスペックを持っています。
現在では25000円程度でAlder Lake NのミニPCが購入できます。
そちらの方が性能は高いのですが、N5095も十分な性能を持っています。
N5095を搭載したミニPCは数あれど、2万円を切るぐらいの価格設定(2023/03/24時点で)で、極めてコスパも高いです。
ベンチマーク
各種ベンチマークはこちら。
実際に使用してみた
実際に使用してみたあれやこれやを記載していきます。
開封
開封してみました。
中身としては、電源ケーブルやHDMI端子などがあります。
電源アダプタは12V2Aの24Wのものとなっています。
同じような構成の他社のPCは12V3Aの36Wのものになっていたりするので、それに比べるとアダプタの供給電力は少ないようです。
本体について
本体はメタリックな外観が特徴。
蓋をスライドして開けるとこんな感じ。
メモリをさらに1枚増設可能となっている。
また、2.5インチのスロットがあるため、SSDを載せて単純に容量を拡張するもよし、HDDを載せて簡易的なNASとして使うのもよし。
精密部品がギッチギチ。
ガワはこのとおりメタリックではあるもののプラスチック製
とりあえず起動してみる
とりあえず起動してみました。
起動時に消費電力をサンワサプライさんのチェッカーで計測したところ、21.1Wに。
拡張性は高そう
とにかく拡張性は十分と言えます
先述の通りメモリやストレージの拡張にも対応しています。
USB端子は4つあり、LanポートもMicroSDカードスロットもあります。
また、HDMI端子も2つあり、
デュアルディスプレイにも対応しています
メリット
メリットはこちら。
Celeron N5095を搭載
2023年であればCeleronは使えるとおもいます。
少なくともN5095やN5105であれば、事務作業やウェブブラウジングには問題ない働きを見せてくれると僕は考えています。
おまけに値段も安い傾向にあり、とてもコスパがいいです。
もちろんゲームや動画編集など、高負荷が想定される用途にはあまり使えないのですが、ライトな用途なら不足はないはずです。
そのようなN5095を搭載しており、普段使いには十分だと言えるでしょう。
競合機種よりもコスパがいい
N5095と256GBのSSDを搭載した機種は他にも多数あります。
しかし、2023/03/27現在では19000円程度という卓越したコストパフォーマンスを見せつける機種は他になさそうです。
コスパを重視したい方にもおすすめです。
デュアルディスプレイにも対応
HDMI端子を2つ搭載しており、デュアルディスプレイにも対応しています。
もちろんN5095を搭載していて、トリプルディスプレイに対応しているミニPCも結構あるにはあるのですが、価格がどうしても上がってしまいます。
省電力
実際に測定したところ21Wぐらいでした(負荷にもよりますが)
ファイルサーバーや仕事用のPCなどとして、常時稼働させておく場合にもいいかと思われます。
メタリックな外見
メタリックな外観でかなりかっこいいです。
デメリット
デメリットはこちら。
Alder Lake Nの方が性能が高い
とんでもないいちゃもんに違いないのですが、N5095などが所属するJasper Lakeよりもさらに新しいAlder LakeというCPUのシリーズがあります。
Alder LakeのNシリーズを搭載したPCは廉価な製品が多いです。
また、Jaspar Lakeよりも処理性能やSSDの読み書き速度などが向上しているようです。
例えばN95を搭載したミニPCのCinebench R23のスコアがこちら。
さらにこのミニPCの場合、23000円程度となっていて、B3と比較してもかなり悩む価格となっていると思います。
あとがき
参考になれば幸いです。
コストパフォーマンスがとても高いPCです。
しかし、より新しいCPUであるN95やN100が搭載されたものも出てきているため、悩むポイントです。
とはいえ、N5095でもWindowsやChrome、オフィスソフトは十分に快適に動かせるので、B3でもいいかもしれないと思います