2024/10/13追記、GMKTecのミニPCのライセンスが正規品でない可能性があるという情報を某所で目にしたため、念の為商品リンクを削除しております。
Nucbox7が最近Amazonより発売されました。Pentium N6005を搭載した超小型なミニPCです。また、メモリやストレージの容量が16/512GBと大容量なのも特徴。
また、セール中は37000円程度まで価格が下がります。
N5105搭載で16GB512GBのものは32000円程度なので、それに比べるとお得かも。
CPU性能は必要な分だけあればよくて、メモリとSSD容量が大きいPCが欲しい人向けにおすすめです!
2023/04/22追記、セールで2023/04/22時点で24000円程度まで安くなりました。
お買い得すぎるのと、36000円で買った僕自身が不憫すぎてわらけてしまいます。
いずれ購入する可能性があるので、ちょっと気になっていますので、この記事を作成してみます。
最近購入したので、レビューを記載していきます!
なお、記事執筆時点ではIntel N100を搭載したミニPCも販売されています。
そちらのほうが値段も安く、SSDの速度も早いみたいで、更に処理性能も向上しているようです。
ベンチマークはこちら。
世代 | Passmark | CBR23 シングル | CBR23 マルチ | TDP | |
Celeron N5105 | Jasper Lake | 約4000 | 604 | 2009 | 10W |
Pentium N6005 | Jasper Lake | 約5400 | 706 | 1920 | 10W |
N100 | Alder Lake | 約5200 | 941 | 3020 | 6W |
これを考えると、Intel N100のPCのほうがいいかもしれません。
GMK NucBox7のスペック
スペックはこちら。
NucBox7 | |
メーカー | GMK |
サイズ(cm) | 8.3×8.7×3.9 |
重量 | 204g |
CPU | Pentium N6005 |
Passmark | 約5300 |
コアスレッド | 4C4T |
TDP | 10W |
メモリ | 16GB |
ストレージ | M.2 2242 512GB |
SSD拡張 | 2.5インチ×1 |
WIFI | WIFI6 |
Bluetooth | BT5.2 |
PD給電 | 対応 |
ディスプレイ数 | トリプルまで可能 |
保証 | 1年保証 |
Windows | Win11 Pro |
ファン | あり |
ライト | あり |
端子類 | USB-A×3 |
(USB3.2Gen2×2 | |
USB3.1Gen1×1) | |
HDMI2.0×3 | |
LANポート×2 | |
給電Type-c端子 | |
イヤホンジャック |
各種ベンチマークスコア
CrystaldiskMark、CinebenchR15、R23、ドラクエベンチのスコアを掲載します。
GMK NucBox7のメリット
メリットはこちら。
性能は十分っぽい
性能は十分だと思います。
僕は最近Celeronにハマっています。N5095のノートパソコンやN5105のミニPCを使っています。
そういったCeleronのPassmarkは4000程度で、結構快適に使えます。ブログ執筆やウェブブラウジング中にちょっとカクつくことはありますが、特に問題はないです。
そこへいくとN6005のPassmarkは5300程度なので、さらに快適に使えることと思います。
恐らくウェブブラウジング、オフィスソフトの作成などについては全く問題なく使用可能と思われます。
省電力性能も高そう
Amazonの商品ページでは省電力と記載されています。
また、N6005のTDPは10Wとかなり小さめです。
TDPは熱設計電力のことで、最大で消費される電力と相関性があります。
あくまでも目安ではあるのですが、Celeron N5105と同じTDPを持っているので、結構省電力ではないかと思います。
ファンの音もそこまで大きくない
負荷をかけまくるとファンが回りますが、そこまで音は大きくありません。
十分静音かと思います;
HDMI端子が3つもついている
NucBox7の良さそうなメリットの1つは、HDMI端子が3つもついていること。
ディスプレイはHDMI端子で繋げることが多いと思いますので、HDMI端子が3つもついているのはいいメリットだと思います。
また、トリプルディスプレイまでも対応しています。
ディスプレイの接続枚数が多いことによって、非常に拡張性が高くなっています。さらにディスプレイも安価でサイズが小さいものを使いやすいと思います。
メモリとストレージが豊富
メモリは16GBでストレージが512GBです。
Windowsのメモリは8GBでもなんとかなる傾向にはあるのですが、16GBもあれば確実だと思います
また、ストレージが512GBあります。長く使っていたり、ヘビーに使っていたりするパソコンほど、ストレージ容量を圧迫する傾向にあるので、なかなかいいかと思います。
そのため、長期使用にも耐えられそうですね。
コンパクトである
とにかくコンパクトな印象を受けます。
10cm四方にも満たないサイズ感です。
それでN5095やN5105以上のパワーを出せるというのが結構衝撃的ですね。
1年間の保証もある。
NucBox7は1年間の保証もあります。
もし何か問題があったとしても、そこに関するフォローがなされるのは素晴らしいですね。
ギガビットLANポートが2つもある
地味なメリットとして、LANポートが2つあることが挙げられます。
僕はNucbox7をファイルサーバーとして使っているのですが、2つLANポートがあることで片方をネットや他の機器との接続に、もう片方をバックアップ用のNASに接続しています。
こうすることでNucbox7側にバックアップを取り、そのバックアップをさらにNASにバックアップが可能になるだけでなく、NASをインターネットに直接接続しないので、比較的安全にできるはずです。
GMK NucBoxのデメリット
GMK NucBox7のデメリットはこちら。
出たばかりなので値段がちょっと高め。
AmazonのN6005搭載の有名なメーカーが作っているミニPCではこのPCだけだと思います。
まだまで製品が充実しておらず、値段があまり下がってくれないように思います。
AlderLakeのN95やN100のミニPCの方が安価かも
第12世代にあたるAlderLakeのミニPCがすでにアリエクスプレスで販売が開始されています。
メモリやストレージの構成が違うとはいえ、値段はそちらのほうが安いです。
Nucbox7をファイルサーバー用途として使うと便利
Nucbox7をNASとして過去に使っていました。
Pentium N6005は十分な処理性能があり、Windowsでもライトな用途であれば快適に使えます。
おまけにLANポートが2つあるためネットにもNASにも両方接続でき、省電力なためランニングコストも低めです。
WindowsだけでなくUbuntuやOMVなども導入できるはずなので、そちらの用途にも使えるはずです。
あとがき
参考になれば幸いです。