この記事ではBV9200をレビューします。
BV9200は、これまでのBlackviewのタフネススマホの中でも一番しっくりくる製品です。
僕は過去に、BV8800やBL5000やBV7200もいいと思っていました。
しかし、BV8800は電池容量が大きすぎて分厚くて重かったです。
BL5000はカメラ性能が低めでした。5Gも個人的に現段階では不要でした。
BV7200は処理性能が少し控えめで、尚且つ華があまりないというか。
そうした製品の全てのいいところどりをしているのがBV9200でした。
電池容量が抑えられた分、13.6mmの厚さに310gの重さという、タフネススマホとしては十分薄型軽量のボディーを持っています。
カメラ性能も申し分ありません。メインカメラは50MPです。
5Gも非対応。
Helio G96を搭載し、メインスマホにしてもいいレベルの処理性能があります。
BV9200はBlackviewのタフネススマホの中でも、一番おすすめな製品に仕立て上がっています。
今回はBV9200をBlackviewさんよりご提供いただきましたので、レビューします。
主なスペック
Blackview | |
メーカー | BV9200 |
画面サイズ | 6.6インチ |
本体サイズ(mm) | 174.45×81.8×13.6 |
重量 | 310g |
SOC | Helio G96 |
GPU | |
メモリ | 8GB LPDDR4X |
ストレージ | 256GB |
ROM種類 | UFS2.1 |
OS | DokeOS3.1 |
OSのベース | Android12 |
antutuver.9 | |
gb5 single | |
gb5 multi | |
指紋認証 | 対応 |
顔認証 | 対応 |
充電端子 | Type-C対応 |
電池容量 | 5000mah |
最大充電電力 | 66W急速充電 |
30Wワイヤレス充電 | |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | なし |
カードスロット | SIM×2 |
SD×1 | |
デュアルSIM | 対応 |
SDカード | 対応 |
防水防塵 | IP68 |
前カメラ画素 | 16MP |
後カメラスペック | メイン50MP |
超広角&マクロ8MP | |
深度0.3MP | |
GPS | 対応 |
USB規格 | 不明(2.0?) |
Bluetooth | Bluetooth5.2 |
スピーカー | 2つ(ハーマンカードン) |
画面アスペクト比 | 18:8 |
画面サイズ | 6.6インチ |
リフレッシュレート | 120HZ |
解像度 | 1080×2408 FHD+ |
ディスプレイ種類 | IPS |
特記事項 | MIL -STD-810H&IP69K |
付属品 | 充電器 |
BV9200のスペックについては、公式サイトを参考にしました: https://jp.blackview.hk/products/bv9200-66w-price
ベンチマーク
ベンチマークはこちら
antutu
antutuver9総合 | CPU | GPU | MEM | UX |
353247 | 94411 | 83947 | 72314 | 102575 |
antutuとは?→androidやiPhone・iPadに対応した、
ベンチマークソフト。
antutuの見方
総合 以下4スコアの合算値
目安を下記
CPU→基本的な情報処理の能力
GPU→グラフィック関連の情報処理の能力
MEM→メモリやストレージ関連のスコア
UX→ユーザー・エクスペリエンス
なお、iPadやiPhoneのAntutuベンチと、
AndroidのAntutuベンチは別物です。
そのため、Antutuのスコアで両者を比較することは
できません。
あくまでも目安の一つとお考えください
総合スコアの体感(個人の感想です。2023年6月中に修正予定です。)
性能が低く計測不能→ブラウジングは結構カク付き、
モンストすら重く、すぐにタスクキルされる
(例、すごく古い機種名も忘れたスマホ)
7万点→ブラウジングはカクツク
モンストは少し重いが動く
(例、AQUOSのとある古めのスマホ)
15万点→ブラウジングは比較的快適
原神は最低画質でもカクツク
(例blackview tab6)
20万点→ブラウジングは比較的快適か快適
原神は最低画質なら快適に遊べる
(例bmax i10・redmi 9t)
26万点→ブラウジングは快適
原神は低画質なら快適に遊べる
(例Teclast M40)
35万点→原神は中画質なら快適に遊べる
(例blackview bl5000)
48万点以上→原神は最高画質でもほぼ快適に遊べる
(例ipad pro 10.5)
55万点以上→原神は最高画質でも快適に遊べる
(例ipad air3・Xiaomi pad5)
antutu・CPDT読み書き速度(単位→mb/s)
読み書き | SR | SW | RR | RW | mc |
Antutu | 525.1 | 479.1 | 209.9 | 186.7 | |
CPDT | 371.92 | 316.25 | 20.86 | 26.06 | 5670 |
ストレージのベンチマーク
SR→連続的なデータの読み込み速度
SW→連続的なデータの書き込み速度
RR→不規則なデータの読み込み速度
RW→不規則なデータの書き込み速度
(不規則データの読み書きのほうが、重要みたいです。)
メモリのベンチマーク
MC→メモリコピー?
geekbench5
geekbench5 | single | multi | vulkan |
515 | 1752 | 1497 |
geekbench5→CPU・GPUのベンチマークを測れるソフト
single→シングルタスクのCPUのベンチマークスコア
multi→マルチタスクのCPUのベンチマークスコア
opencl→GPUのベンチマークスコア
vulkan→GPUのベンチマークスコア
BV9200のメリット
BV9200のメリットはこちら。
薄型であり、取り回しがいいというタフネススマホにあるまじきメリット
BV9200のメリットの最たるものは、その薄さです。
タフネススマホは15mm以上の厚さを持っていることが多く、ポッケに入れた時のの圧迫感が凄まじいことが多いです。
しかしながら、BV9200は13.6mm程度の厚さです。たった1mm強薄くなっただけかと思われるかもしれませんが、これが意外と効いてきます。
まずはBlackviewのフラッグシップタフネススマホであったBL8800と比較するとこんな感じ。
結構差が大きいことがわかると思います。
問題は普通のスマホと比べるとどうなるかですね。
ここでつい最近僕のメインスマホに着任したGalaxy A53 5Gと比較しましょう。
こんな感じ。
確かにA53の方が薄型です。
しかし、A53 5Gのような耐衝撃スペックをアピールしていないスマホを持ち歩く際に、多くの方は裸では持ち歩かないと思います。
手帳型ケースをつけると思います。
それでは、手帳型ケースをつけた場合の厚みの変化が、こちら。
この通り、手帳型のケースをつけると、普通のスマホはケースの厚みでこんなにも分厚くなります。
そこで、耐衝撃性能ゆえに、タフネススマホにも優位性が出てくると思います。
とはいえ、いくらタフネススマホといえど、手帳型じゃない簡易的なソフトケースとガラスフィルムはつけた方がいいと思います。
とはいえ、簡易的なケースとフィルムをつけたとしても、そこまで厚さに変化はないと思います。
なんか文章構成がぐちゃぐちゃ
タフネススマホは多少分厚くても、その分ケースなどでの保護を手薄にできることがあるので、優位性がある的なことを言いいたかったんですが、僕の言語力では難しいです。
Helio G96でAntutu35万の処理性能
BV9200は、十分な処理性能も備えています。
SoCはHelio G96でAntutuは35万点でした。
僕は色々なスマホを触ってきましtが、メインスマホはAntutu35万〜45万程度ぐらいまであれば、性能的には申し分ないと思います。
ゲームにもまあまあ使える
原神でテストしました。
デフォルトでは最低画質でした。
最高画質ではカクツキが結構あり、高画質や中画質では、2分に1度程度はカクツキが生じるようです。
画質を落とせば遊べるのかなあとは思いました。
タフネスである
タフネススマホなので、タフネス性能があり、タフネスです。
防水や耐衝撃に高いスペックを持っています。
特にお風呂では使いやすいと思います。
カメラも十分綺麗
カメラも十分綺麗な部類かと思います。
66Wの急速充電に対応+66Wの急速充電器が付属
66Wの急速充電に対応しています。
めっちゃ爆速で充電できます。
POCO M4 Pro 5GやGalaxy A53 5Gなど、最近の普通のミドルレンジスマホは30W充電ぐらいのものが多いのですが、さすがはハイエンドタフネススマホ。66Wの急速充電。素晴らしい。
ちなみに、66Wの充電器も付属しているので、かなり便利ですね。
デメリット
デメリットはこちら
それでも分厚いといえば分厚い
やっぱり分厚いといえば分厚いです。
普通のスマホは10mm以下なので、それぐらいの薄さになって欲しかったなあと思います。
個人的には、日本メーカーが出しているような、ある程度の耐衝撃と防水があり、10mm以下の厚さに抑えられているモデルがあるといいと思います。
たとえばArrows Weとかですね。
BlackviewのA85やOSCAL C80は、防水性能がないので、そこがちょっともう少しと思うところです。
日本のAmazonでは公式に販売されないとのこと
Blackviewの担当者さんから確認したところ、BV9200は日本のAmazonでは販売されないということです。
購入する場合はAliExpressからどうぞ。
その他の情報
BV9200のその他の情報があれば記載します。
レビュー用のサンプル端末では赤い透かしが発生しました
この不具合はBlackviewさんに報告済みで、おそらくサンプル端末だけに発生する不具合と思われますが、このようなことがありました。
ADBコマンドを用いてこの透かしを消そうと奮闘したのですが、ダメでした。
上記のコマンドの他にも末尾が〜watermarkとなるコマンドも試したものの不可能っぽいですね。
あとはROOT化も試したのですが結果はダメでした
Androidアプリからは全くうまくいかず、おまけに一部のアプリではマルウェアに感染する始末(Avastでスキャンして、問題のソフトを消したあと端末を初期化しました)
Windowsソフトからもやりましたができませんでした。
また、Root化は端末のROMが必要になるらしく、BlackviewはROMを配布していないっぽいのでこれも実現せず。
感想
Blackviewのタフネススマホの中でも一番推せる製品だと思いました。
参考になれば幸いです。