この記事ではデルアンバサダーにさせて戴いた筆者がDELL様よりレンタルさせていただいた(本当にありがとうございます!久々のモニターでわくわくです!)S3423DWCを実機レビューします。
モニターのレビューは数ヶ月前にモバイルモニターのレビュー記事以来久方ぶりです。
また、今回のモニターの解像度はとても実にそこそこ特殊なUWQHDである3440×1440となっていて、さらにさらに画面が湾曲しています。湾曲モニターもUWQHDも筆者にとって初めての体験です。
また、Type-Cでの給電及び映像出力、昇降機能付きのスタンド、3ピンソケットメスケーブルで充電が可能なぜなら電源内蔵だから、ハブ機能などなどなど特徴的な機能がそろい踏みのウルトラワイドモニターです。
また、価格も大体5万から6万程度と十分選択肢になってきます。
この度はこのS3423DWCを全身全霊で使い倒して短期間のうちにレビュー記事を仕立て上げます。
様々なデバイスや様々な用途で動作を検証します。
デバイスとしてはWindowsやMacはさもありなん、iPadでも動作検証します。
また、ブログの執筆やピアノの演奏、動画編集などなどでも使っていきます。
記事執筆に至った経緯
モニターに興味がある筆者
筆者はモニターに興味がありました。
それに2023年の初め頃?細かい時期は覚えていませんが、魅力的な製品が多いモニターメーカー様からレンタルを受けていた時期もありました。
その契約が終わったり部屋がモニターであふれかえってしまったりいろいろ興味のブームが過ぎ去ってしまったりして最近ではあまりモニターのレビューはしていませんでした。
しかし、2023年の10月初頭ごろにDELL様のモニター募集のお知らせを知りました。
突如としたチャンスと魅力的な製品
曲がりなりにも多数のモニターを低品質な記事でレビューしまくっていた筆者でしたが、3440×1440解像度のモニターは未だかつてレビューしたことが無く、興味がありました。
そこでだめで元々ではありますがDELL様のモニター募集のプログラムに応募させていただきました。
零落した現在にレビューする意味とは?
その後には華々しい当選のお報せも待ち受けていましたが、いろいろあってブログのPV数も収益もズタボロに落ち込んでしまい、現在も恢復してません。ブログやめたい!
なので、当初予定していた弊ブログの売り上げやPV数の増強につながりませんが、それでも零落れた当ブログにおいても全力でレビューして、少しでもDELL様の売り上げにつなげていきたいです。
こんな何の役に立たないろくでもない筆者の記事でも参考になれば感謝感激です!
また、中古で買っても3万円ぐらいするUWQHDモニターというジャンルの製品をただでレビューする機会をいただきましたことは、ドラスティックに悪化を続けている筆者の懐事情にたいして多少プラスに働きます。
今回レビューすることで、UWQHDモニターをレビューしたという経験になったので、中古で3万円ぐらいするモニターを買わずに済みますし、出費を抑えられると思います。
今回のUWQHDモニターを返却した後にも筆者の心に残りつづけます。うおおおおおおおおおおおおお!やったね!
簡易スペックまとめ
簡易的なスペックまとめはこちら。
製品名 | S3423DWC |
メーカー名 | DELL |
画面サイズ | 34インチ |
解像度 | 3440×1440(UWQHD) |
VESA | あり(100×100) |
スピーカー | 搭載 |
リフレッシュレート | 100HZ |
Type-C | あり |
HDMI | あり |
VGA | なし |
DP | なし |
電源端子 | 3ピンソケットメスケーブル |
画面分割 | 対応 |
ディスプレイタイプ | TFT |
開封、動作テスト
搬入と開封と組み立て
届いたモニターの箱はとにかくでっかいです。
借り物なのでとにかく身長に運び、箱や中身落としたり、本体や付属品を傷つけないように搬入と開封をしました。
筆者の部屋は扉の前にモニターを置いていて途轍もなく入りづらいです。何でこんな部屋にしたのか、部屋の主を呪いました。
できる限り汚損させたくないので、今回はスタンドと本体のみを使用してレビューします。
なお、本体裏側にはVESAマウントがあるため、モニターアームやモニタースタンドなどの便利な道具を使えます。
些末なポイントですし大した欠点ではありませんが、個人的には本体のスタンドを使うとVESAマウントが塞がってしまうのは若干のマイナスポイントだと思いました。
VESAマウントがあればミニPCなどをマウントできる場合があります。
なお、本体の汚損を防ぐ観点からVESAマウントを一切使わずレビューしていきます。
外観
湾曲した大型のウルワイモニターです。白いのがかっこいいですね。
また、アンチグレア画面となっていることも素晴らしいポイントです。
モニターの部分スクショを取りたいときはMacならCMD+Shift+4でいいのですし、Windowsならサードパーティー製のアプリヲ導入すれば良いのですが、アプリを導入せずとも部分スクショを撮ってGoogleドライブにアップしたいんだ!という場面はままあります。そのような場合にスマホで直撮りするのが楽だと思います。
アンチグレア画面なら画面を直撮りしたときに反射がすくなく、プライバシーや諸々の観点から便利です。
電源ケーブルと消費電力の測定
このモニターの素晴らしいポイントの一つは3ピンソケットメスケーブルで給電ができること。
電源が内蔵されているためにスリムなケーブル一本で給電ができてしまいます。
また、ディスプレイの消費電力は27W程度でした。消費電力の少なさも素晴らしいですね。
スピーカーの音質を評価する
スピーカーの音質についてはあまり良くないです。
ピアノを使って音の視聴をしてみましたが、LGの別のモニターや外付けスピーカーの方が良い音が出ていました。
ブログ執筆、シンセシア、普く使い倒してみた
動作検証その1 WindowsPCでシンセシア
シンセシアは楽譜がよめなくてもMIDIデータさえあれば比較的簡単にピアノを操作できるようになる素晴らしいアプリです。
とりあえず楽譜を読めなくてもピアノを演奏している実感が欲しいというかたにお勧めしたいアプリなのです。
そのアプリヲ用いて筆者はピアノを練習してます。
この巨大なディスプレイを持つS3423DWCであれば、シンセシアをこんな風に全画面表示して上達に役立つのでは無いかと考えましたがディスプレイのでかさに慣れていないのかミスタイプを連発しました。
とはいえ、使い方によってはピアノの練習に役立ちそうですよね
ちなみにスピーカーの音質はLGの某モニターやCreative Pebbleに比べて
動作検証その2 ブログ執筆
筆者はM1 Macbookをメインマシンとして使っています。
M1のノートPCの特徴としては外部ディスプレイの接続台数が1枚までということが上げられます。
そのため、1枚だけで十全な作業領域を確保できる43インチの4Kチューナーレステレビをモニター代わりに愛用しています。
それと代替する形でS3423DWCを試してみたところ、まず横幅の作業領域の広さは十分です。
3440×1440もあるので十分ですね。
ただ、どうやら横解像度は3440か2560のどちらか鹿選べないらしく、できればその中間のサイズ感が選べるとなお良かったです。
マルチタスク能力は十分
3つのディスプレイを並べることが出来ます。
ブログ執筆はウィンドウを3つ使うことも多いので、ここは便利なポイントですね。
ただ、4K43インチモニターの場合は高さに余裕があるため、より多くのウィンドウを配置しやすいかと思われます。
曲面+電源内蔵でデスク上を広く使える
S3423DWCはデスク上を広く使えます。
まず、局面モニターとなっているためフラットなモニターに比べて10cm程度?コンパクトになっています。
また、電源が内蔵されているため、3ピンソケットメスケーブルだけで給電ができます。
そのため、机の上をコンパクトにできて便利です。
高さが微妙かも?
筆者は4K43インチのテレビを愛用していて、ディスプレイの上下に余裕がある分自由にウィンドウの高さを調整できてかなり好きなのです。
筆者は身長が186cmあって、ウィンドウを高くしたいと考えています。
S3423DWCの場合は横長で高さがあまりありません。そのため、あまり高くウィンドウを配置することができません。
とはいえ、平均的な身長の方ならそこまで気にならないと思われます。
また、最初から付属するモニタースタンドもそこまで高くなりません。
もし筆者が使うならモニターアームなどでかなり高い位置に配置したいところだと思いました。
動作検証 PBPは?
画面分割にも対応しています。
3つは無理ですが、2つの映像を同時に出力出来ます。
動作検証 ミニPCの給電に使える?
一部のミニPCはPDからの給電での起動に対応しています。
筆者も以前自費でこのPD給電対応のミニPCを入手しました。これをDELLのモニターから給電できるかをチェックしたところ、できませんでした。
おそらく最初に映像出力がされていないので、PC側に電力が供給されず、起動できないものと思われます。
設定でどうにかなりそうな気もしますが、とりあえず筆者が簡単にチェックした限りではできなさそうでした。
iPadでも使える?
とりあえず使えました。
メリット
3つのウィンドウを同時に表示可能
3つのウィンドウを同時に表示することが可能です。
三下のブロガーである筆者はブログを執筆したりする際によく3つのウィンドウを行きつ戻りつしています。
また、そうでなくともマルチタスクが役立つ場面としては非常に様々にあります。
- ふるさと納税や税務作業の為に表計算ソフトやクレジットカードの利用明細などを同時に表示する
いくつかあると思ったらこれぐらいしか思い浮かびませんでしたが、とはいえマルチタスクは作業にめちゃくちゃ役に立ちます。
マルチタスクに役立つS3423DWCは便利だと思います。
消費電力27W程度
34インチのウルトラワイドモニターという傑物ですが、筆者がチェックした限りでは27W程度の消費電力とかなり省エネ。
電気代がブチアガリに暴騰しまくる昨今において電気代を抑えることにもつながります。
ガジェットにおいて、初期費用だけで無くランニングコストを押さえ込むことは大切ですよね。
後述するようにDELLのモニターは保証期間も長いので良いですよね。
湾曲でスリム
湾曲したモニターのメリットとしては非湾曲のモニタートクラベテ横幅を縮減できるというメリットがあります。
29インチのWFHディスプレイは約70cmでしたが、この34インチUWQHDディスプレイは80cmでした。
大手メーカーの製品で安心感がある、保証も強いらしい
DELLは大手メーカーです。
また、3年保証がある場合もあるらしいので、安心感があると思います。
PBPに対応し、2つの機器を同時に入力できる
2つの機器を同時に接続できます。
こんなこともできるのはさすがはハイエンドモニターですね。
マルチタスクと相性が良さそうですね!
その他のポイント
スピーカーの音質は微妙
とはいえ、外付けスピーカーでもつかえばどうにでもなります。
全てのモニターにスピーカーを用意するのは大変なので、音が出ないよりはマシかと個人的には思いました。
高さが出にくいので工夫が必要
S3423DWCを高い位置に置きたい場合、付属のモニタースタンドでは高さが出にくい場合があります。
その場合は、モニターアームやモニタースタンドなどを使ってたかさを調節すると良いかもしれません。
価格について
価格については2023/12/17時点で約6万円となります。
3440×1440のモニターは確かに安い者だと3万~4万程度で購入が可能です。
しかし電源内蔵、曲面、Type-CやPBPに対応、そして安心感の強い大手メーカーでの販売となるとこれぐらいの価格になるのも頷けます。
全然選択肢になるとは思います!
デメリット
UWQHDならもう少し画面が大きい方が良かったかも?
あくまでもMacに使う場合、Macの横解像度では3440か2560のどちらかだけのようなのですよね。
3440を34インチで映すとどうしても細かすぎて字が読みにくかったですし、かといって2560だと大きすぎて…。
3440と2560の中間の横解像度は基本Macにはないので、それを踏まえればより大型のモニターが良いですね。
ざっくりと調べたところ、DellさんのUWQHDモニターで40インチのものはAmazonで見つからなかったので、ちょっとそこだけ残念でした。
しかし、これもただのいちゃもんに過ぎないので大した意味はありません。
あとがき
参考になれば幸いです。
非の打ち所もないように感じました。
また、3440×1440モニターを体験したことで参考になりました;。
いやー本当にこのモニターを購入して使うことができる人は幸せ者だと感じます。本当にうらやましいです!