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スキャナ兼WebカメラのCZUR Fansy S Proを実機レビュー!

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今回CZUR様より提供をいただき、Fansy S Proを実機レビューします。

Fancy S ProはスキャナやWebカメラとして使えるマイク内蔵・スタンド付きのカメラです。

販売の情報は以下のようになっています。

  • Makuake限定で先行予販売実施中

  • 販売期間:2024年7月10日(水)11時~9月9日18時(月)
  • Makuakeでの応援購入で最大35%割引(数量限定)を実施


Makuakeのリンクはこちら:https://www.makuake.com/project/czur_fancy/

CZURの公式リンクはコチラ:https://czur.jp/

スペックの解説

ごく一部だけスペックを抜粋します。

製品名Fancy S Pro
会社名CZUR
本社所在地中国大連市
カメラ画素数12MP
カメラ解像度最大4K

カメラの画素数は12MPとなっています。スマホの画素数で2億画素とかのやつもあるので、それに比べると少なく感じるかもしれませんが、画素数とカメラ画質は必ずしも直結するものではないですし、829万画素必要な4Kであれば12MPでも十分だと思います。

開封

開封をしていきます。

中身を開けてみるとこんな感じ

基本の使用感

互換性について。アプリが対応してなくても使えるか?

  • WindowsとMacにアプリが対応しているのはわかっています。
  • そこで気になったのはアプリ対応していない他のデバイスでも使えるのかということで、AndroidタブレットやiPad、Ubuntu Desktop 22.04でも試してみました。
  • また、アプリに対応しているWindowsやMacでも別のアプリを使ってテスト可能なのかも気になりました。
  • そこで、以下のOSとアプリの組み合わせでテストしました。アンドロイドとiPadについてはUVCアプリを使いましたが、諸事情で名前は公開できません。
Win11OBS
Mac SonomaPhotoBooth
Android14非公開
iPadOS 17非公開
UD22.04Cheese×
UD22.04OBS

結果としてこの様になりました。アプリをしっかり選べば5つのOS全てでWebカメラとして機能するようです。

専用アプリはどんなものがある?

専用アプリは2つあります。

「CZUR Visualizer」はカメラ機能とスキャン機能があるアプリで、「CZUR Fancy」はスキャン専用のアプリとなっています。

物撮りカメラとしてどうか?

  • 物撮り用のカメラとしてどうかということを調べていきます。
  • 筆者はガジェット系のYoutubeをやっており、ミニPCやタブレットなどのガジェットの動画を撮影しています。きれいに撮影できるかの判断基準としてはズームが合うかどうかでしょうか。
  • そこで今回は被写体をMinisforum S100というスティック型PCにして、CZUR Fancy S Proと普段撮影に使っているM1 iPad Proとでズームが合うかを比較していきました。

実際に検証した結果、M1 iPad Proが一瞬でピントをあわせてくれる一方で、Fancy S Proは若干遅かったです。

Webカメラとしてどうか?

  • Webカメラとしてはどうなのか、実際に諸用でWebカメラとして使用する機会があったので使用感をまとめていきます。
  • まず、Webカメラとして使用する際はライトをオフにしたほうが眩しくなくてすみます。
  • ライトのオンオフ設定は保存されないので、Fancy S Proを取り外したりPCの電源を切ったりする場合には再度本体のボタンからオフにする必要がありそうです。
  • また、PCで行う場合モニターの高さ等によってはモニターの上にカメラを持ってくることができない場合もあるので、その場合は手頃な台や箱を敷いてあげると良いでしょう。
  • また、Web会議につかった場合の画質については十分に良いという感じでした。
  • ピントは後ろに物があるとそっちにピントが合う可能性もあるので注意ですね。

スキャナとしてどうか?

※書籍の中身の著作権について

  • 今回は蔵書のうち、筆者が参考になったと思う4冊をピックアップしてテストを行いました。
  • ただ、書籍については当然著作権があるため、画像を乗せることが難しいです。
  • また、モザイクをかけて乗せるということも考えましたが、詳しく調べてみるとモザイクを掛けたら翻案権の侵害になる可能性もあるとのことです。
  • なので、スキャンしている風景について画像は一切載せられません。

※書籍の表紙の著作権について

  • また、書籍の表紙なら載せられるのではないかと思い、調べてみたところ、これも判断が分かれるところではあるのですが、出版社に連絡や許可を取る必要があったりするとのこと。
  • また、出版社によっても判断が分かれるとのことで、「読みたいことを書けばいい」「沈黙のWebマーケティング」「文章力の基本」の出版社様の名前と表紙、著作権とで検索してもそのような情報はありませんでした。
  • 唯一あったのが「道は開ける」の創元社様です。書誌情報を明記すれば大丈夫とのことです。HPの画像をそのままお使いくださいともありますが、おそらくこれは筆者所有の書籍でも大丈夫そうなので自前で撮影しています。
  • 書誌情報を一部抜粋して明記させていただきます。

書誌情報

  • タイトル D・カーネギー 道は開ける[新装版]
  • 著者名(訳者)香山 晶
  • 出版社 創元社
  • 刊行年 1999年
  • ページ数 448ページ
  • ISBN978-4-422-10052-4 C0011

CZUR FancyアプリでScanしてみた。

  • 実際にCZUR Fancyで「道は開ける」をスキャンしてみたところ、かなりきれいにスキャンすることができました。
  • また、そこそこの厚みがある本だと開いた際にページが湾曲してしまいますよね。CZUR Fancyはそうした歪みも補正してくれます。

伝わりづらいとは思いますが、よくスキャンできていると思います。

余談、地味にPCのCPU性能も大切

  • 最初にIntel N100搭載のGEEKOM Air12でスキャン機能を試したところCPUが100%に張り付いてしまいました。
  • 地味にCPU性能を食うことがわかったので、試しにPassmarkやCinebench R23のマルチスコアが3倍であるRyzen5-5500Uでも試してみるとCPU使用率40%ぐらいで動作しました。
  • また、CZUR Fancyアプリのスキャンでは5500UでもCPU使用率が80%近くまで上昇します。

内蔵マイクの音質は?

  • マイクも内蔵されているのがFancy S Proの強みです。
  • そこで普通のマイクと比較して音質を調査してみました。

USBダイナミックマイク Fifine K688と比較

  • 以前提供を頂いたFifine K688というダイナミックマイクと比較してみます。
  • OBSを使ってソフト上で2つのマイクの音量を同じくらいにして、オンオフを切り替えながら音量を確認していきます。
  • K688の位置はダイナミックマイクとしての位置、CZUR Funcy S Pro

上記のようにテストをした場合、このような音質の差が確認できました。

  • S Proは雑音をかなり拾ってしまう印象だが、K688は雑音をほぼ拾わない
  • 音質はS Proはこもりがちだが、K688はあまりこもっていない

という結果になりました。

4つの用途で使ってみたまとめ

4つの用途で使ってみて、どれぐらい用途に向いているかを◎○△×の4段階評価で評価してみました。

用途適性
スキャン
Webカメラ
物撮り
マイク
  • スキャンは十分綺麗に撮影できる印象ですが、専用アプリがWindowsやMacのみとなっていて、アンドロイドタブレットやiPadで使えないのが難点だと感じました。
  • Webカメラとしては十分な性能があると感じました。ライトだけ眩しすぎますが、それ以外は十分使えるかと
  • 物撮りはオートフォーカスが遅い印象がありました。映像自体はきれいっぽいので、オートフォーカスさえもっと早ければ良いなあと感じました。
  • マイクは微妙なので、本格的なマイクを用意したほうが良いかもしれません。

メリット

使おうと思えば専用アプリがなくても使え、互換性が高い

  • MacやWindowsに専用アプリがあるのですが、どちらでも別アプリで使えることを確認しました。
  • また、専用アプリがないAndroid、Ubuntu、iPadでもFancy S ProをWebカメラとして使えることを確認しました。

価格的には十分選択肢になりそう

  • スキャナや4K対応のWebカメラの価格を考えると、2.5万円は十分選択肢になると思います。
  • また、やろうと思えばマイクや物撮りでも使えそうなので、それも考えれば悪くないかもしれません。

USB2.0で4Kに対応

  • Webカメラの中にはUSB3.0を使用するものもあり、スマホで使えなかったり、PCの大事な3.0以上の端子を使ってしまったりといった場合があります。
  • しかしFancy S ProはUSB2.0なので、そういった懸念がありません。

デメリット

専用アプリがiPadやAndroidに対応していない

  • 専用アプリがWindowsとMacだけとなっており、AndroidやiPad向けのものがありません。
  • とはいえ、Intel N100やRyzen5-5500UのWindowsでスキャンした限り結構CPU性能を使う印象です。もしAndroid版やiPad版が出ても快適に使うならハイエンド機種向けになってしまいそうですね。

内蔵マイクの音質はあまり良くない

  • 厳しめに評価すると、内蔵マイクの音質はあまり良くありません。
  • 使用方法にもよりますが別途USBコンデンサマイクやUSBダイナミックマイクを用意したほうが良さそうだと感じました。

バランスを崩して転倒させてしまいやすい。

  • 普通に使う分には問題ないのですが、ちょっとぶつかったりするとバランスを倒して転倒させてしまいやすいです。

まとめ

  • スキャナやWebカメラとしては十分あり。
  • ただし専用アプリがWin/Macだけで、AndroidやiPadなどにはないのがきになるかも
  • 物撮りでは映像はきれいだと思いますが、オートフォーカスがM1 iPad Proよりも遅いのが気になります。
  • マイクの音質はあまり良くないので、別途専用のマイクを用意しておいたほうがいいです。

あとがき

参考になれば幸いです。

ご覧頂きありがとうございました!

 

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