HiPad Pro (2022)の実機レビューをします。
結論から言って、アマゾンで買えるタブレットの中では、かなりおすすめな部類です。
HiPad Pro(2022)は、Helio G95を搭載し、8GBのRAMとUFS2.1のROMを持っています。Antutuは32万点で、3万2千円程度で購入できます。
Xiaoxin Pad PlusやMatepad10.4(2021)、Xiaomi Pad5のコスパには負けてしまいますが、Xiaomi Pad5は人によってはオーバースペックになりうること、Xiaoxin Pad Plusは技適がないうえ、買うのが少し大変で、
Matepad 10.4 (2021)がGMSがないことを考えれば、十分すぎるコスパを持っていると言っていいはずなんです。
なお、HiPad Proシリーズの2021年モデルは
カタログスペックと実際のスペックが違う事がありました。
とはいえ、このレビュー記事に直接関係はしないため、紙面は割きません。
興味があれば調べてみてください。
なお、この記事ではHiPad Pro (2022)をどちらかというと
褒めている内容になります。
とはいえ、そもそも私はHiPad Pro(2022)の
提供を受けたわけではなく、
自費で購入しています。
この記事である程度べた褒めしているのは、
ステマでもなんでもなく、
予想以上にデキが良かったからです。
とはいえ、表示が不安定なところなど、
デメリットがないわけではありません。
そういったところも記載しつつ、
CHUWI HiPad Pro(2022)の魅力を
紹介していけたらと思います。
2022年10月初旬追記。
いつの間にかHiPad Pro(2022)の販売が
止まってしまいました。
そのため、こちらの記事の方を
おすすめします。
こちらの記事ではおすすめのタブレットを
まとめていきますので、
ぜひご興味があれば。
(記事リンクはこちら)
CHUWI HiPad Pro (2022)の主なスペック
CHUWI HiPad Pro (2022)の主なスペックはこちら。
HiPad Pro (2022)の | |
メーカー | CHUWI |
画面サイズ | 10.8インチ |
サイズ(mm) | 155.34×242.60×2.49 |
重さ | 455g |
SOC | Helio G95 |
GPU | Mali-G76 |
RAM | 8GB LDDR4X |
ROM | 128GB UFS2.1 |
OS | Android11 |
antutuver.9 | |
指紋認証 | 非対応 |
顔認証 | ? |
充電端子 | Type-c |
電池容量 | 7000mah |
最大充電電力 | |
付属品 | |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | |
カードスロット | SIMスロット |
SD/SIM排他スロット | |
デュアルSIM | 対応 |
SDカード | 対応 |
ワンセグフルセグ | |
防水防塵 | |
前カメラ画素 | フロント5MP |
後カメラスペック | リア8MP |
GPS | |
WIFI | |
USB規格 | |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
スピーカー | |
ディスプレイ | 2.5k IPS |
リフレッシュレート | |
最大輝度 | |
解像度 | 2560×1600 |
画面比 | 16:10 |
その他特記事項 | FHD |
Widevine L1 | |
1年保証 |
HiPad Pro (2022)のスペックに関しては、
主に公式サイトを参考にしました。
CHUWI HiPad Pro (2022)のベンチマーク
CHUWI HiPad Pro 2022ののベンチマークはこちら。
CHUWI HiPad Pro(2022)のantutu
antutuver9総合 | CPU | GPU | MEM | UX |
322554 | 85482 | 96252 | 50762 | 90058 |
CHUWI HiPad Pro(2022)のAntutuは
322554でした。
中華タブレットのAntutuは、
高くても26万点のものが多いので、
この点は優れていると思います。
antutuとは?→androidやiPhone・iPadに対応した、
ベンチマークソフト。
antutuの見方
総合 以下4スコアの合算値
目安を下記
CPU→基本的な情報処理の能力
GPU→グラフィック関連の情報処理の能力
MEM→メモリやストレージ関連のスコア
UX→ユーザー・エクスペリエンス
総合スコアの体感(個人の感想です。2023年6月中に修正予定です。)
性能が低く計測不能→ブラウジングは結構カク付き、
モンストすら重く、すぐにタスクキルされる
(例、すごく古い機種名も忘れたスマホ)
7万点→ブラウジングはカクツク
モンストは少し重いが動く
(例、AQUOSのとある古めのスマホ)
15万点→ブラウジングは比較的快適
原神は最低画質でもカクツク
(例blackview tab6)
20万点→ブラウジングは比較的快適か快適
原神は最低画質なら快適に遊べる
(例bmax i10・redmi 9t)
26万点→ブラウジングは快適
原神は低画質なら快適に遊べる
(例Teclast M40)
35万点→原神は中画質なら快適に遊べる
(例blackview bl5000)
48万点以上→原神は最高画質でもほぼ快適に遊べる
(例ipad pro 10.5)
55万点以上→原神は最高画質でも快適に遊べる
(例ipad air3・Xiaomi pad5)
antutu・CPDT読み書き速度(単位→mb/s)
読み書き | SR | SW | RR | RW | mc |
Antutu | 512.4 | 335.16 | 122.5 | 16.6 | |
CPDT | 399.05 | 230.23 | 19.28 | 4.76 | 5360 |
ROMのベンチマーク
SR→連続的なデータの読み込み速度
SW→連続的なデータの書き込み速度
RR→不規則なデータの読み込み速度
RW→不規則なデータの書き込み速度
(不規則データの読み書きのほうが、重要みたいです。)
RAMのベンチマーク
MC→メモリコピー?
geekbench5
geekbench5 | single | multi | opencl | vulkan |
488 | 1513 | 2011 | 未検証 |
geekbench5→CPU・GPUのベンチマークを測れるソフト
single→シングルタスクのCPUのベンチマークスコア
multi→マルチタスクのCPUのベンチマークスコア
opencl→GPUのベンチマークスコア
vulkan→GPUのベンチマークスコア
他のAndroidタブレットとの比較
僕はCHUWI HiPad Pro (2022)のコスパは良いと思っています。
しかし、コスパは絶対的なものというよりは相対的なもので、
他のものと比較してこそわかるもの。
本当にコスパがいいかを、
他にコスパが良い3つのAndroidタブレットと比較して、
検証していきます。
比較するタブレットは以下のとおりです。
ハイエンドAndroidタブレットの再来と言われる
Xiaomi Pad5(レビュー記事リンク)
隠れた化け物コスパタブレット
XiaoxinPadPlus(レビュー記事リンク)
GMSなぞなんのその、HUAWEIの本気が見える
Matepad10.4(2021)(レビュー記事リンク)
それぞれのスペックを比較したのが
以下の表となっています。
HiPad Pro (2022) | Xiaomi Pad5 | Xiaoxin Pad Plus | Matepad 10.4 (2021) | |
SoC | Helio G95 | SD860 | SD750G | Kirin820 |
RAM | 8GB | 6GB | 6GB | 4GB |
ROM | 128GB | 128/256GB | 128GB | 64GB |
ROM種類 | UFS2.1 | UFS3.1 | UFS2.1 | 不明 |
SDカード増設 | 対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
Antutu | 32万 | 60万 | 39万 | 40万 |
新品価格 | 3万2千円 | 4万3千円 | 3万円 | 2万7千円 |
大まかな中古相場 | 〃 | 3万7千円 | 3万3千円 | 1万7千円 |
Amazonで購入 | 可能 | 可能 | 不可能 | 可能 |
日本語対応 | あり | あり | なし | あり |
技適 | 恐らくあり | あり | なし | あり |
GMS | あり | あり | あり | なし |
CHUWI HiPad Pro (2022) VS Xiaomi Pad5
HiPad Pro (2022)はAntutu32万で3万2千円ですが、
Xiaomi Pad5はAntutu60万点で4万3000円程度です。
確かに処理性能を考えれば、Xiaomi Pad5を購入すべきだと思います。
し、スピーカーの音質や、OSの完成度や機能性、
将来性などなどは、Xiaomi Pad5のほうが上です。
とはいえ、48台タブレットを触ってきてわかるのですが、
ゲームなんかをしなければ、Androidタブレットの
高い処理性能というのは持て余してしまうのです。
ゲームをするのであればXiaomi Pad5にすべきだと思いますが、
そうでなければ有り余るオーバースペックを持て余してしまう可能性があるので、
HiPad Pro (2022)でもいいのでは、と思います。
とはいえ、Xiaomi Pad5も相当いいタブレットなのは事実です。
CHUWI HiPad Pro (2022) VS Xiaoxin Pad Plus
HiPad Pro (2022)はAntutu32万で3万2千円ですが、
Xiaoxin Pad PlusはAntutu39万で3万円弱です。
また、機能性はXiaoxin Pad Plusのほうが上です。
とはいえ、Xiaoxin Pad Plusは日本では販売されておらず、
AliExpressのような中国のECサイトで購入するのが基本です。
アリエクスプレスなどは、
購入してから到着するまでに時間がかかったりするなど、
デメリットがないわけではありません。
また、Xiaoxin Pad Plusは日本語に対応しておらず、
アプリとPCを使って日本語化させないと、
使いにくいです。
更にそうして日本語化させたとしても、
中国語や英語のままの部分が多数あります。
さらに、技適がXiaoxin Pad Plusにはなく、
許可なく使用することは、
違法行為となります。
実際に捕まるかどうかは別としても、ですが
入手のしやすさや、日本語対応、
技適などを勘案するなら、
HiPad Pro (2022)を購入する選択は
十分ありと思います。
とはいえ、僕であればXiaoxin Pad Plusを購入します。
そこは人によると思いますが…
CHUWI HiPad Pro (2022) VS Matepad 10.4 (2021)
HiPad Pro (2022)はAntutu32万で3万2千円ですが、
Matepad 10.4 (2021)はAntutu40万で2万5千円程度です。
はっきり言って、Matepad 10.4 (2021)のコスパは異常で、
Amazonで買えるタブレットの中では最強だと思います。
しかし残念ながら、Matepad 10.4 (2021)には致命的かもしれない
欠点が存在します。
それはGMSが搭載されておらず、
Google Play StoreやGoogle製アプリが
使いづらいことです。
そのままでは使えず、
代替アプリを突っ込まなくてはなりません
また、代替アプリの動作は不安定な感じです。
以前使った際には、YouTubeが再生途中で
クラッシュしたりしました。
GMSが入ってない端末でも、
使おうと思えば十分使えます。
なかなかMatepad 10.4 (2021)を冒険して使うのは
楽しいですよ( ^ω^ )ニコニコ
しかし、冒険が好きじゃなく、堅実な人には、
素直にHiPad Pro (2022)を買うほうが良いかもしれません
CHUWI HiPad Pro (2022)のメリット
HiPad Pro (2022)のメリットはこちら
HelioG95+8GBRAM+UFS2.1で快適
CHUWI HiPad Pro (2022)は、SOCにHelio G95を採用しています。
エントリーとミドルレンジの中間ぐらいのSOCで、
普段遣いなら困らないぐらいの性能を持っています。
また、RAMは8GBのものを採用し、
ROMはUFS2.1を搭載しています。
UFSは、
普通の格安中華タブに使われるemmc
と違って読み書きが早い傾向にあります。
ゲーム性能はそこそこ、原神デフォルト画質は中
HiPad Pro (2022)のゲーム性能はそこそこあります。
原神のデフォルト画質は中、
原神では、デフォルトの画質は中でした。
中でプレイした場合、戦闘時ではたまにカクつくぐらいでした。
画質高の場合、結構かくかくでした。
ベゼルが極狭
HiPad Pro (2022)はベゼルが狭いです。
ベゼルが狭いことにより、本体のサイズは控えめなのに、
大画面を楽しむことができます。
メタリックなボディが予想以上にかっこいい
HiPad Pro (2022)はツートン風に仕上がった、
メタリックなボディを持っています。
正直言って、かなりかっこよく、
高級感があります。
そこそこ音質の良いクアッドスピーカーを搭載
HiPad Pro (2022)は、そこそこ音質の良い、
クアッドスピーカーを搭載しています。
個人的には、格安中華タブとしては、
上位の部類に入ると思います。
WidevineもL1対応
WidevineもL1に対応しているみたいです
1年保証もあり
Amazonで購入した場合、
1年間の保証もセットです。
アマゾンで買える中華タブの中では、T618のものより
コスパはいい印象
コスパがいい印象です。
10.8インチのバランス良いサイズ感
バランス良いです
CHUWI HiPad Pro(2022)のデメリット
CHUWI HiPad Pro(2022)ののデメリットはこちら。
ちょっと競合もいる
競合が多い印象は受けました。
例えば、T618搭載のタブレットの方が
コスパが良いかもとちょっと思いました。
また、これまでミドルレンジのAndroidタブレットとなると
癖のあるXiaoxin Pad PlusやMatepad 10.4 (2021)
ぐらいだったのですが、
OPPO Pad AirやRedmi Pad?などの
メジャーな中華メーカーが出すミドルレンジタブレットが
発表されたりリークされたりしています。
HiPad Pro(2022)は現状では全然おすすめなのですが、
今後のミドルレンジタブレットの充実度合いでは、
そうも言えなくなるかもしれません。
表示が不安定なこともある。
パンチホールカメラがあるからか、
表示が不安定なこともありました。
HiPad Pro(2022)の感想
CHUWI HiPad Pro(2022)は
意外とありだと思います。
はい。