この記事では、Alder Lake NのIntel N100は使えるかのデータを、実際に使ってみた感想をもとに記載していきます。
結論から言って、めちゃくちゃいいCPUだと思います。
TDPは6Wで、N100を搭載したミニPCの消費電力は20W周辺となっていました。
それで、CPU ベンチマークのR23では、シングル941、マルチ3020という結構強力な数値が出ています。
少なくともマルチスコアでは、同じように検証した、Pentium N6005、Intel N95よりも高い数値が出ています。(どちらも2000前半)
結構協力そうです。
2023/03/08追記、なんとAmazonでIntel N100のミニPCが発売開始されました。
2023/03/08時点では、検証に使用したのとおなじBeelink のS12 ProがAmazonにて販売中です。
さらに、それよりも安く、Trigkeyが販売しており、なんと実売価格28000円程度でアリエクスプレスと同程度の超コスパ。
各種ベンチマークの計測
各種ベンチマークを計測した結果はこちら。
Cinebench R23ではこんな感じ。
シングルコアのCPUスコアで近いものは、i7-4790やRyzen5-3500Uだと思われます。
また、マルチコアで近いものは、i5-4590やi5-6500などがあると思われます。
GB6のスコアはこちら。
ドラクエベンチはこちら。
Crystal Diskmarkはこちら。
N100はNvmeSSDに対応しているらしく、SATA接続のものよりも高速になっているようですね。
消費電力の計測
Intel N100は消費電力も比較的小さいようです。
TDPは6Wで、電源アダプタの出力は36Wとなっていました。
N100を搭載したミニPCのBeelink Mini S12 Proの電力をサンワサプライのWチェッカーでチェックしてみたところ、10W〜25W程度で推移していました。
使用感について
使用感はこちら。
ブラウジングでは突っかかりを感じない。
Chromeでのブラウジング程度では、ほとんど突っかかりを感じないかと思いました。
排熱はそこそこある。
かなり省電力とはいえ、処理性能自体がとても高いわけではないからか、結構ファンが回り、温かめの空気が排出されていました。
Zoomでは、CPU60%ぐらい
Zoomで使用すると、大体CPU使用率は60%ぐらいでした。
たまに100パーセントに瞬間的に上がる印象です。
ブログを執筆する
ChromeからWordpressなどのページを開いて、ブログを書きまくってみました。
感想から行って、めちゃくちゃ十分です。
おそらく、事務作業なんかにも使えるのではないかと思いました。
評価
個人的な評価はこちら。
性能はN5105などに比べても強力
性能はN5105よりも上がっております。
ベンチマークの比較はこちら。
世代 | Passmark | CBR23 シングル | CBR23 マルチ | TDP | |
Celeron N5105 | Jasper Lake | 約4000 | 604 | 2009 | 10W |
Pentium N6005 | Jasper Lake | 約5400 | 706 | 1920 | 10W |
N100 | Alder Lake | 約5200 | 941 | 3020 | 6W |
ベンチマークについては、Cinebench R23は僕が実際に計測した値を使用しています。
マックスの電力消費が少ない
Mini S12 ProというミニPCでは、最大でも25W程度の電力消費にとどまっていました。
値段はそこそこ安いかも?
最安値はBeelink MIni S12 Proで、WIndows搭載で、16GBメモリ、512GBのSSDを搭載して、現在28000円程度でAliExpressで販売されています。僕もそこで買いました。
日本でもそれぐらいの価格になりそうな気はしますね。
ライトな用途なら問題はなさそう。
多分ライトな用途なら問題はないと思います。
Chromeを使ったり、Android端末をROM焼きしたりと言ったことは問題ないかと思います。
あとがき
参考になれば幸いです。