こんにちは、重藤六です。
今回は以前レビューした、Huaweiのタブレット、
Matepad 10.4 (2020)の2021年版をレビューします
Matepad 10.4 (2020)は、GMSがない端末というデメリットこそあるものの、
かなりのコスパを持っていました。
Matepad 10.4 (2021)は、Antutu40万点のミドルスペックかつ、
セール時には21000円程度の爆安で購入できるだけでなく、
高音質のクアッドスピーカーがあります。
さらに、通常時のお値段も2万5千円程度と
コスパが相当いいです。
だから、Matepad 10.4 (2021)はおすすめです。
Matepad 10.4 (2021)の質問
GMS非搭載でホントに使える?
用途にもよりけりです。
ただし、ブラウジングや、カメラ撮影、動画視聴
は全然できますよ!
YouTubeを見たりもできます。
泥タブはあまり性能が高くないイメージあるけど、
これも例にもれず?
安心してください。
多くの泥タブは性能が高くてもAntutuが20万点台ですが、
これは最大で40万点で、ミドルレンジな性能です。
買う必要はあるの
用途次第です。
2020から2021でどう変わったの?
処理性能や重量などにも違いはあるものの、
大きな違いは2021年モデルでは
ROMが64GBに増え、
デスクトップモードが使えることです。
中古だと相場は2020が16500円ぐらい、
2021が19000円ぐらいでしょうか?
2020と2021 どっちを選べばいいの?
用途によります。
主用途が動画視聴やブラウジングなどで、容量を必要とせず、
なおかつデスクトップモードが要らず、
安さ優先なら2020、
主用途がゲームなど、容量を必要としつつ、
デスクトップモードを試したいなら2021です。
注、Vancedを以前使っていましたが、
やっぱり今は使わないほうがいいと思っています。
また、この記事内などに、Vancedのアプリアイコンが
映っていますが現在はVancedは私が所有する
どの端末にもインストールされておりません
Matepad 10.4 (2021)のスペック
Matepad 10.4(2021)のWi-Fiモデルのスペックを
一部記載します。
商品名 | Matepad 10.4 (2021) |
メーカー | HUAWEI |
画面サイズ | 10.4インチ |
サイズ(mm) | 155×245×7.4 |
重さ | 460g |
SOC | Kirin820 |
GPU | Mali-G57 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
OS | MIUI10系 |
OSのベース | android10 |
指紋認証 | 非対応 |
顔認証 | ? |
充電端子 | type-c |
電池容量 | 7250mah |
最大充電電力 | ? |
付属品 | 充電器など |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | 非搭載 |
カードスロット | SDスロット |
デュアルSIM | 非対応 |
SDカード | 可能 |
ワンセグフルセグ | 非対応 |
防水防塵 | なし |
前カメラ画素 | リア8MP |
後カメラスペック | メイン8MP |
GPS | 搭載 |
WIFI | 対応 |
USB規格 | 2.0 |
Bluetooth | 5.1 |
スピーカー | 4スピーカー |
ドルビーアトモス |
Matepad 10.4 (2021)のスペックは、主に公式サイトを参考にしました。
Matepad 10.4 (2021)の主なスペックはこんな感じです。
- MatepadのSOCはKirin820で、RAMは4GBです。
- 10.4インチの画面サイズです。
- クアッドスピーカーを搭載しています。
Matepad 10.4 2021のベンチマーク
Matepad 10.4 (2021)のベンチマークはこちら
通常時
antutuver9総合 | CPU | GPU | MEM | UX |
384709 | 122989 | 93381 | 69079 | 99260 |
パフォーマンスモード時
antutuver9総合 | CPU | GPU | MEM | UX |
408021 | 135393 | 96411 | 70880 | 105337 |
Matepad 10.4 (2021)の通常時のAntutuは384709、
パフォーマンスモードのAntutuは408021です。
antutuとは?→androidやiPhone・iPadに対応した、
ベンチマークソフト。
antutuの見方
総合 以下4スコアの合算値
目安を下記
CPU→基本的な情報処理の能力
GPU→グラフィック関連の情報処理の能力
MEM→メモリやストレージ関連のスコア
UX→ユーザー・エクスペリエンス
総合スコアの体感(個人の感想です。2023年6月中に修正予定です。)
性能が低く計測不能→ブラウジングは結構カク付き、
モンストすら重く、すぐにタスクキルされる
(例、すごく古い機種名も忘れたスマホ)
7万点→ブラウジングはカクツク
モンストは少し重いが動く
(例、AQUOSのとある古めのスマホ)
15万点→ブラウジングは比較的快適
原神は最低画質でもカクツク
(例blackview tab6)
20万点→ブラウジングは比較的快適か快適
原神は最低画質なら快適に遊べる
(例bmax i10・redmi 9t)
26万点→ブラウジングは快適
原神は低画質なら快適に遊べる
(例Teclast M40)
35万点→原神は中画質なら快適に遊べる
(例blackview bl5000)
48万点以上→原神は最高画質でもほぼ快適に遊べる
(例ipad pro 10.5)
55万点以上→原神は最高画質でも快適に遊べる
(例ipad air3・Xiaomi pad5)
antutu・CPDT読み書き速度(単位→mb/s)
パフォーマンスモード時
読み書き | SR | SW | RR | RW | mc |
Antutu | 948.5 | 148.1 | 152.3 | 95.2 | |
CPDT | 647.62 | 95.11 | 22.94 | 33.67 | 5620 |
ストレージのベンチマーク
SR→連続的なデータの読み込み速度
SW→連続的なデータの書き込み速度
RR→不規則なデータの読み込み速度
RW→不規則なデータの書き込み速度
(不規則データの読み書きのほうが、重要みたいです。)
メモリのベンチマーク
MC→メモリコピー?
geekbench5
パフォーマンスモード時
geekbench5 | single | multi | opencl | vulcan |
638 | 2449 | 検証できず | 2288 |
Matepad 10.4のパフォーマンスモード時の
Geekbench5のスコアは
シングルが638でマルチが2449です
geekbench5→CPU・GPUのベンチマークを測れるソフト
single→シングルタスクのCPUのベンチマークスコア
multi→マルチタスクのCPUのベンチマークスコア
opencl→GPUのベンチマークスコア
vulcan→GPUのベンチマークスコア
Matepad 10.4 (2021)はGMSが非搭載ということ
Matepad 10.4 (2021)はGMSが非搭載です。
GMSというのは、Google製のアプリなどを使うときに
必要になるシステムのこと、
ざっくりいうとこんな感じ。
この機能がないことで、そのままではgoogle playstoreが使えなかったり、
Google系のアプリが動作しなかったりします。
しかし、gspaceなどを使うことで、
9割がたGMS搭載端末と同じように使えます。
GMS関連については、
2020年モデルの記事で記載していますので、
そちらを参考にしていただけると幸いです。
Matepad 10.4の2020年モデルと2021年モデルの比較
この記事で紹介しているのは2021年モデルですが、
Matepad 10.4は2020年モデルがあります。
変更箇所はいくつかありますが、
私が重要だと思った箇所は以下の通りです
太字にした部分は特に重要だと思います!
2020 | 2021 | |
SOC | Kirin810 | Kirin820 |
GPU | Mali-G52 | Mali-G57 |
RAM | 3GB | 4GB |
ROM | 32GB | 64GB |
重量 | 約450g | 約460g |
デスクトップモードに | 非対応 | 対応 |
SOCとROMはややアップグレード
Matepadは、2020年モデルから2021年モデルになるにあたって、
SOCはKirin810からKirin820に、
RAMは3GBから4GBにアップグレードされています。
Antutuベンチマーク結果
以下の通りです
通常モード時のantutu
通常時 | 2020 | 2021 | 増加率 |
総合 | 329049 | 384709 | 116.92% |
CPU | 100020 | 122989 | 122.96% |
GPU | 86120 | 93381 | 108.43% |
MEM | 53147 | 69079 | 129.98% |
UX | 89762 | 99260 | 110.58% |
パフォーマンスモード時のantutu
パフォ時 | 2020 | 2021 | 増加率 |
総合 | 344288 | 408021 | 118.51% |
CPU | 110567 | 135393 | 122.45% |
GPU | 87534 | 96411 | 110.14% |
MEM | 52056 | 70880 | 136.16% |
UX | 94131 | 105337 | 111.90% |
ROMが64GBに増加
Matepad 10.4 (2020)の大きなデメリットは、
容量が32GBと少ないことでした。
実際にウマ娘などの容量が大きなゲームを入れると、
容量不足で入れられません。
しかし2021年モデルではROMが64GBに増えています。
重量級のゲームをするなら2021年版ですね
注 なお、あくまでも容量が入るかどうかの話なので、
もしかしたらこのタブレットでは上記のゲームが遊べないかもしれません。
すみませんがそこをご理解ください。
Matepad 10.4 (2020)のメリット
このタブレットはメリットが結構あります
物理的に軽い
このタブレットは10.4インチですが、
460gと軽いです。
軽いことによって、持ちやすくなるとともに、
落ちた時に端末へのダメージを軽減できます。
軽いは重要
横長で動画視聴に向く
横長なフォルムになっています。
ほかのタブレットと画面比を比較した表がこちらです
画面比 | xiaomi pad5 | ipadpro10.5 | blackview tab9 | Matepad 10.4(2021) |
長辺:短辺(mm) | 25.47:16.62 | 25.06:17.41 | 24.37:16.25 | 24.5:15.5 |
〃(短辺を1として | 1.53:1 | 1.44:1 | 1.50:1 | 1.58:1 |
長辺は小数点3桁以下四捨五入 |
長辺が短辺よりも比較的長いこのタブレットは
細長いんです。
細長いことによるメリットは2つです。
スマホの様に縦持ちで持ちやすくなる。
画面が細長いことによって、
スマホのようなスタイルでのブラウジングが
やりやすくなります。
動画視聴に向く
たいていのタブレットの画面比よりも、
Youtubeやニコニコの動画の画面比は横長です。
そのため、動画を流すと、
その分だけ画面の上下に何も表示されない部分でできた、
黒い帯ができます。
しかし、Matepad 10.4 (2020)は横長ですので、
黒い帯が小さくなります。
無駄な部分が減ります!
無駄無駄ァッ!
antutu40万のミドルぐらいのスペック
Matepad 10.4 (2021)のantutuスコアは約40万点です。
ブラウジングや動画視聴や、オフィスソフトの操作などは、
余裕でできます。
大半のゲームも動かせると思います。
ただ、GMSが搭載されていないためか、
原神やプロセカなど動作しないものもあるので注意です
後述するデスクトップモードでも、8つのアプリを表示する、
みたいなこともこなせました。
クアッドスピーカー搭載
動画視聴や音楽鑑賞、ゲームにおいて、クアッドスピーカー
はとても重要です。
なぜならクアッドスピーカーにすることで、音に迫力が生まれ、
縦持ちでも横持ちでも、左右から音が出てくれるからです。
ところで、Matepad 10.4 (2021)はクアッドスピーカーです。
それも、すんごいクアッドスピーカーみたいです。
詳細は省略しますが、スゴイみたいです。
また、Matepad 10.4 (2020)の記事では2020年モデルの音質をべた褒めしましたが、
これはそれよりも音質がアップしている印象です。
個人的に、iPadpro10.5やxiaomipad5よりも、
音質が良く、重低音に迫力があったと思います。
スピーカーがつよつよなタブレット
電源ボタンと音量ボタンが別の辺にあり、押し間違いを防止
地味にうれしいのがこのメリットです。
スマホやタブレットには、音量ボタンや電源ボタンが
同じ辺に置かれたものがあります。
そういったものだと、よく押し間違えてしまいます。
私は、家族の誕生日と地図と同じくらい
ボタンの位置を覚えられません。
しかし、Matepad 10.4 (2021)は別の辺にあるので、
押し間違えずに済みます。
デスクトップモード搭載
Matepad 10.4 (2021)にはデスクトップモードが搭載されています。
複数のアプリを同時に表示できます。
試したところ少なくとも8個ぐらいは表示できました。
さすがにWindowsやMacなどに比べると、
マルチタスクの完成度は低いですが、
多くのアプリを開く際には使えそうです。
画面分割とフローティングウィンドウを組み合わせて、
3つのアプリを同時表示できる
Matepadはマルチタスクに強いです
専用スタイラスペン、M-pencilがある。
M-pencilという、専用スタイラスペンがあります。
M-pencilは4096段階の筆圧に対応しいています。
絵をかいたり、ノートを取ったりもできます
Matepad 10.4 (2021)の賛否両論ポイント
賛否両論ありそうなポイントを書きます。
カメラの画素数が前/後が8/8MPなので、前はきれいだが、後ろはほかの機種より画素数は低いかも
とはいえ、カメラの画質は画素数がすべてでありません。
数十MPあるandroidより、
10MP前後のiPhoneが、
きれいに撮れることもありますよね
Matepad 10.4 (2021)のデメリット
デメリットも数こそ少なくても、
あります。
GMSが搭載されていない。
GMSが搭載されていないことによって、
Googleのサービスが使いづらくなっています。
代替方法はあるのですが、
GMSが搭載している端末のほうが、
Googleのサービスが使いやすいです。
Matepad 10.4 (2021)は非常にコスパのいいタブレットですが、
GMSがないのは惜しいですよね。
最新のandroidをベースにしたOSにも、
HarmonyOSにもなっていない。
どちらかに振り切ってほしかった感じも…
OSは少し古めのandroid10を基にしたバージョンとなっています
また、ファーウェイは独自OSであるHarmonyOSを作成しました。
このOSは見る感じ面白そうなのですが、
タブレットでは、Matepad 11のみの配信となっているようです。
この端末にも搭載してほしかったです。
いろんなOSを試してみたいです!
Matepad 10.4 (2021)のまとめ
Matepad 10.4 (2021)のメリットは、
・スピーカーの音がめちゃくちゃいいこと
・antutu40万のミドルスペックがあること
・3画面表示に対応していること、
・デスクトップモードがある、など
Matepad 10.4 (2021)で賛否両論ありそうなところは、
・前/後カメラの画素が8/8MPであること
Matepad 10.4 (2021)のデメリットは、
・gms非搭載であること
・現在HarmonyOSではないこと
ご覧いただきありがとうございました。