この記事は2022年10月ごろに記載した記事で、その頃以降実機に基づく情報の追記は行なっておりません。ただし加筆や修正は行なっています。
この記事では、Xiaomi Pad 5と
iPad 第10世代を実機比較します。
”日本で発売されている”Androidタブレットの中では
最高クラスの人気を誇るXiaomi Pad 5と
毀誉褒貶の激しいiPad 第10世代では
どちらがいいかをまとめていきます
iPad 第10世代の実機レビュー記事は
こちらのリンクからどうぞ。
Xiaomi Pad 5も長いこと使い込んで、
レビュー記事を作っています。
Xiaomi Pad 5やiPad 第10世代よりもおすすめなタブレットは多い(追記あり
この記事ではiPad 第10世代と
Xiaomi Pad 5を比較しています。
しかし、個人的にはこの2つのタブレットはどちらもおすすめ度は低めです。
そのため、Xiaomi Pad 5でゲームやイラストなど、高性能を活かせる用途で使わないと、持て余してしまうのではないかという懸念があります。
ただ、Xiaomi Pad 5も発売から期間が経っており、必ずしもメチャクチャ性能が高いかというとそこまででもない気がしています。
また、iPad 第10世代の場合、整備済み品やフリマサイトの中古iPad(iPad Pro 11(2018)など)と比べると、コスパが良くないというデメリットがあります。
iPad 第10世代自体は悪くないタブレットであることに相違ないのです。しかし、約7万円という価格設定は割高な印象を受けます。
せめて6万円程度なら、十分選択肢にはなりそうなのですが
スペックの比較
両者のスペックの比較です。
なお、iPad 第10世代はWIFIモデルのスペックを参考にしています。
iPad 第10世代 | Xiaomi Pad 5 | |
メーカー | Apple | Xiaomi |
画面サイズ | 10.9インチ | 11インチ |
本体サイズ(mm) | 248.6×179.5×7 | 254.7×166.3×6.9 |
重量 | 477g | 511g |
SOC | A14 Bionic | SD860 |
GPU | Adreno 640 | |
メモリ | 4GB | 6GB |
ストレージ | 64GB | 128/256GB |
ストレージ種類 | 不明 | UFS3.1 |
OS | iPad OS16 | MIUI13.1 |
ベースOS | Android12 | |
AntutuスコアVer9 | 約70万点 | 約61万点 |
指紋認証 | 対応 | 非対応 |
顔認証 | 非対応 | 対応 |
充電端子 | Type-c | Type-c |
電池容量 | 28.6wh | 8720mah |
最大充電電力 | 33W | |
5g | 非対応 | 非対応 |
イヤホンジャック | 非対応 | なし |
カードスロット | なし | なし |
デュアルSIM | 非対応 | 非対応 |
SDカード | 非対応 | 非対応 |
防水防塵 | なし | 非対応 |
タフネス性能 | なし | なし |
前カメラ画素 | 12MP超広角 | 8MP |
後カメラスペック | 12MP広角 | 13MP |
GPS | 非対応 | 非対応 |
USB規格 | USB2.0(映像出力○) | USB2.0 |
スピーカー | 2つ | 4つ |
画面アスペクト比 | 3:4 | 16:10 |
画面サイズ | 10.9インチ | 11インチ |
リフレッシュレート | 60HZ | 120HZ |
解像度 | 2360×1640 | 1600×2560 |
ディスプレイ種類 | IPS | IPS LCD |
特記事項 | Type-cから映像出力可能 | |
仮想メモリ | ||
ベンチマークや動作やデザインの比較
両者のベンチマークや動作やデザインの比較をまとめていきます。
Xiaomi Pad 5とiPad 第10世代のベンチマークの比較
Xiaomi Pad 5とiPad 第10世代を3つのベンチマークテストを用いて比較しました。
Antutuベンチ、Antutuストレージテスト、Geekbench5のCPUテストの3つです。
なお、AntutuはiPadとAndroidで計測方法が違うため、あくまでも大雑把な目安程度に考えていただけると幸いです。
Xiaomi Pad 5のベンチマーク
Xiaomi Pad 5のベンチマークまとめはこちらです
iPad 第10世代のベンチマーク
iPad 第10世代のベンチマークまとめはこちらです。
ベンチマークテストのまとめ
どちらもとても高い性能を持っています。
しかし、CPU性能は
iPad 第10世代の方が高いみたいです。
原神のゲームプレイの処理性能の比較
原神の比較では
フィールド上の雑魚敵と戦って、
どれくらい快適に動作するかを調べます。
両者ともに最高画質+最高フレームレートで設定し
プレイすると、多少の発熱はあったものの
かなり快適にプレイが可能でした。
ゲーム性能はどちらも高く、
その差は分かりませんでした。
スピーカーの比較
YouTubeで音楽を流して、
聞こえ方の差を調べました。
使用した音楽は、「クーネルエンゲイザー」
という電子音楽です。
比較したところ、
両者ともに音は鮮明で、
重低音の迫力があり、
目立った差は感じられませんでした。
持ちやすさの比較
持ちやすさの比較をしました。
どちらも画面が大きいです。
Xiaomi Pad 5は細長いため、
ギリギリ片手で持てました。
しかしiPad 第10世代は幅広なので、
片手で持つのは無理でした。
カメラの比較
カメラの比較をしました。
カメラについて
僕は詳しくないのであまり分かりません。
また、圧縮もされているので、
あれではありますが、
ご覧ください
なんとなくですが、Xiaomi Pad 5より
iPad 第10世代の方が暖かい印象を受けます。
Xiaomi Pad 5のメリット
Xiaomi Pad 5のメリットはこちら
替えが効きにくいタブレットである。
Xiaomi Pad 5は非常に替えが効きにくいタブレットです。
ハイエンドなAndroidタブレットで、
なおかつ価格が値段に見合うものというのは、
“国内においては”非常に少ないと
僕は考えています。
Galaxy Tab S8シリーズか
Xiaomi Pad 5ぐらいしか、
上記の条件に当てはまるものはないと思います。
ハイエンドなAndroidタブレットを選ぶ上では、
非常に有力な選択肢になります。
かたやiPad 第10世代は、
性能や機能、デザインは悪くないものの、
新品約7万円という割高すぎる価格。
整備済み品や無保証の中古の
ProやAirに比べると、
コストもパフォーマンスも
負けている印象です。
そういった意味で、iPad 第10世代を買うのは
いい選択肢とは言えないと僕は思います。
補足1 海外ではハイエンドAndroidタブレットは意外と多い、
海外、特に中国においては、
LenovoやXiaomiなどのものを中心に、
高性能なタブレットが多数出ています。
特にLenovoのXiaoxinシリーズは、
SD870を搭載した高性能タブレットが多く、
それらはコスパにも優れています。
リフレッシュレートが高い
Xiaomi Pad 5は120HZのリフレッシュレートがあります。
画面がヒジョーに滑らかなんです。
一方でiPad 第10世代のリフレッシュレートは
60hzです。
とはいえ、iPad自体がAndroidタブレットより
滑らかに動作する傾向にあります。
iPad 第10世代のメリット
iPad 第10世代のメリットはこちら。
用途が多い
iPad 第10世代はiPadなので、
Androidタブレットよりも様々な用途に使えます。
動画編集や文章の作成などでは、
“Xiaomi Pad5と比べれば“、
いい選択肢です。
性能が高い
iPad 第10世代の方が
CPU性能などが高いです。
どちらがおすすめなのか?
非常に悩ましいですが、
一問一答形式で、書いていきます。
コスパがいいのはどっち?
コスパがいいのはXiaomi Pad 5です。
そもそも比較は難しいですが、
Xiaomi Pad 5はAndroidタブレットの中でどうか?
iPad 第10世代はiPadの中でどうかを考えると
スッキリしました。
Xiaomi Pad 5は、Androidタブレットの中で、
高性能なものを求める人、
品質を求める人にとっては、
非常にいい選択肢の1つです。
一方iPad 第10世代は、iPadの中において、
あまりいい選択肢ではありません。
新品でなければダメという人以外は
フリマサイトの中古品やAppleの整備済み品から、
iPad Pro 11(2018)やiPad Air4を買った方が
いいです。
それを考えると、Xiaomi Pad 5の方がいいと思います
初めてタブレットを買うなら、どちらがいい?
初めてということなら、
iPad 第10世代一択だと思います。
初心者の方にとっては、
中古のタブレットは怖いものだと思います。
僕自身初めてタブレットに興味が湧いた際には、
絶対に新品でなければダメという固定観念が
ありました。
しかし、新品のiPadは非常にすこぶるはちゃめちゃ高価で、
当時の僕は買えませんでした。
そこから考えに考え抜いて、
iPad Air3を中古で買うまで、
5ヶ月ほどかかりました。
ただ、今となっては
iPadの中古で、
フリマサイト10種類以上買っています。
そうしたフリマサイトの中古は数ヶ月使っても
一度も壊れなイノで、
中古以外勝たないと思うようになりました。
とはいえ、普通の人はそんなに大量に
中古のiPadを買うことはないと思うので、
中古品を買いたくないはずです。
また、整備済み品を知らない人もいますし、
知っていても買いたくない人もいると思います。
それを考えると、
iPadを新品で買う可能性もあり、
そうした中ではiPad 第10世代は
比較的ちょうどいい選択肢です。
買い時なのはどっち?
買い時なのはXiaomi Pad 5です。
Xiaomi Pad 5は、
円安の影響で新品価格が上がっているものの、
潤沢に中古品が出回っており、
中古が買いやすいです。
また、先述の通り、
競合となるハイエンドAndroidタブレットが
“日本においては”少ないため、
高騰した新品価格でも有力な選択肢です。
一方iPad 第10世代を今買うメリットは
ほぼありません。
iPad 第10世代を新品で買うより、
iPad Pro 11(2018)やiPad Air4を
フリマサイトなり整備済み品なりで
買った方がいいです。
少なくとも今は、iPad 第10世代の買い時では
ないと思います。
後書き
参考になれば幸いです。