今回はLenovo Tab P11 Proとしても知られる、
Xiaoxin Pad Pro の2020年モデルをレビューします。
なお、この記事では、Xiaoxin Pad Pro 2021と混同を避けるため、
便宜上Xiaoxin Pad Pro (2020)と記述していますが、
Xiaoxin Pad Proが正式名称です。
今は2021年モデルが話題ですが、
この2020年モデルも意外とおすすめです。
とはいえ、総合的に見ると
Xiaoxin Pad Pro 2021の方がおすすめです。
レビュー記事はこちらです。
またXiaoxin Pad Plusとの比較もこの記事で行います。
冒頭でも申し上げた通り、Lenovo Tab P11 Proと
ハードウェアや型番が同じモデルとなっています。
また、さらにNECからLAVIE T1195/BASという名前でも
出ています。
Xiaoxin Pad Pro (2020)を買った経緯
Xiaoxin Pad Pro (2020)に興味がそこそこあったのですが、
ちょっとXiaoxin Pad Plusに比べるとコスパがよくない
イメージがありました。
しかし、当時フリマサイトで安いものを見かけて、
飛びつきました。
Xiaoxin Pad Pro (2020)の主なスペック
Xiaoxin Pad Pro (2020)の主なスペックはこちら
画面サイズ | 11.5インチ |
サイズ(mm) | 264.3×171.4×5.8 |
重さ | 485g |
SOC | SD730G |
GPU | adreno618 |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB UFS2.1 |
OS | ZUI 12.5 |
OSのベース | android11 |
antutuver.9 | |
指紋認証 | 対応 |
顔認証 | ? |
充電端子 | type-c |
電池容量 | 8600mah |
最大充電電力 | ? |
付属品 | ? |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | 搭載 |
カードスロット | |
SDスロット | |
デュアルSIM | 非対応 |
SDカード | 可能 |
ワンセグフルセグ | 非対応 |
防水防塵 | なし? |
前カメラ画素 | リア8MP+8MP |
後カメラスペック | メイン13MP+5MP |
GPS | 搭載 |
WIFI | ? |
USB規格 | ? |
スピーカー | 4スピーカー |
SPK | ドルビーアトモス |
なお、Xiaoxin Pad Pro (2020)のスペックは
こちらのサイトを参考に作成しています。
Xiaoxin Pad Pro (2020)のベンチマーク
Xiaoxin Pad Pro (2020)のベンチマークはこちら
Xiaoxin Pad Pro (2020)のantutu
antutuver9総合 | CPU | GPU | MEM | UX |
345510 | 101656 | 93092 | 58122 | 92640 |
Xiaoxin Pad Pro (2020)のAntutuは345510です。
iPad Pro 12.9 第1世代の36万点や、Matepad 10.4 (2020)の34万点に
近い数字です。
antutuとは?→androidやiPhone・iPadに対応した、
ベンチマークソフト。
antutuの見方
総合 以下4スコアの合算値
目安を下記
CPU→基本的な情報処理の能力
GPU→グラフィック関連の情報処理の能力
MEM→RAMやROMの読み書きの速さ
UX→ユーザー・エクスペリエンス
総合スコアの体感
性能が低く計測不能→ブラウジングは結構カク付き、
モンストすら重く、すぐにタスクキルされる
(例、すごく古い機種名も忘れたスマホ)
7万点→ブラウジングはカクツク
モンストは少し重いが動く
(例、AQUOSのとある古めのスマホ)
15万点→ブラウジングは比較的快適
原神は最低画質でもカクツク
(例blackview tab6)
20万点→ブラウジングは比較的快適か快適
原神は最低画質なら快適に遊べる
(例bmax i10・redmi 9t)
26万点→ブラウジングは快適
原神は低画質なら快適に遊べる
(例Teclast M40)
35万点→原神は中画質なら快適に遊べる
(例blackview bl5000)
48万点以上→原神は最高画質でもほぼ快適に遊べる
(例ipad pro 10.5)
55万点以上→原神は最高画質でも快適に遊べる
(例ipad air3・Xiaomi pad5)
antutu・CPDT読み書き速度(単位→mb/s)
読み書き | SR | SW | RR | RW | mc |
Antutu | 778.1 | 304.8 | 147.7 | 117.2 | |
CPDT | 396.12 | 160.72 | 15.53 | 21.56 | 5020 |
ROMのベンチマーク
SR→連続的なデータの読み込み速度
SW→連続的なデータの書き込み速度
RR→不規則なデータの読み込み速度
RW→不規則なデータの書き込み速度
(不規則データの読み書きのほうが、重要みたいです。)
RAMのベンチマーク
MC→メモリコピー?
geekbench
geekbench5 | single | multi | opencl | vulkan |
523 | 1570 | 1161 | 1072 |
geekbench5→CPU・GPUのベンチマークを測れるソフト
single→シングルタスクのCPUのベンチマークスコア
multi→マルチタスクのCPUのベンチマークスコア
opencl→GPUのベンチマークスコア
vulkan→GPUのベンチマークスコア
Xiaoxin Pad Pro (2020)の動作(現在検証中です。)
原神
ウマ娘
プロセカ
ゴリラオンライン
ブラウジング
Xiaoxin Pad Pro (2020)のメリット
Xiaoxin Pad Pro (2020)のメリットはこちらです。
SD730G+6GBRAM+UFS2.1でミドルスペック
SOCはミドルレンジのSOC、SD730Gを搭載しています。
また、RAMは6GBあり、UFS2.1とミドルクラスの
構成となっています。
Antutuも34万点
Antutuベンチマークは34万点です。
同程度のスコアを出しているデバイスは、Matepad 10.4 (2020)や
iPad Pro12.9初代などがあります。
ゲームにも適正あり?(現在検証中です)
5.8mmの本ブログ史上最大の薄さ
5.8mmとかなり薄いです。
少なくとも、これまで持ってきたタブレットの中では、
随一の薄さです。
11.5インチの横長大画面
11.5インチの画面のでかさです。
また、横長画面を持っています。
クアッドスピーカー搭載
4つのスピーカーを搭載しています。
音質はそこそこいいです。
技適あり
この端末は、日本でもなどとして販売されており、
技適があります。
大容量バッテリー
8600mahの大容量バッテリーを搭載しています。
軽い
11.5インチで、8600MAHのバッテリーを搭載していますが、
500gを切る、485gという軽さ。
すごく軽いです。
スタイラスペンや外付けキーボードも
スタイラスペンや外付けキーボードカバーもあります。
また、それらは日本でも販売されていて、
特にキーボードカバーは日本語配列です。
僕は英語配列しか使いませんが、
日本語配列ユーザーは多いと思うので、
そこはいいですね
指紋認証にも対応
タブレットで指紋認証に対応したモデルは
かなり少ないですが、こちらはなんと対応!
電源ボタンで指紋認証が可能です。
Xiaoxin Pad Pro (2020)の賛否両論ポイント
Xiaoxin Pad Pro (2020)の賛否両論ありそうな点はこちらです。
日本語のROMはあるが、
どちらかというと中国ROMのほうが使いやすいかも
Xiaoxin Pad PROは日本語版のROMがあります。
ただ、中国版のほうが安定している印象は受けました。
性能のコスパではほかの機種に負けている
たとえばXiaoxin Pad Pro (2020)は3万円でAntutu34万点です。
しかし、Xiaoxin Pad Plusは2万5千円で、Antutu39万点と、
高性能で、低廉です。
さらに、4万2千円程度で買えるXiaoxin Pad Pro2021は、
こちらの外部サイトによると、
Antutu70万点とスコアにして2倍以上の開きが…。
単純な処理性能ではほかの機種がいいですが、
技適や指紋認証など、
この機種特有のメリットもあり、一概には言えません。
Xiaoxin Pad Pro (2020)のデメリット
Xiaoxin Pad Pro (2020)のデメリットはこちらです。
日本版の価格が高すぎる。
Xiaoxin Pad Pro (2020)は日本版もあります。
ただし、6万近くしてしまいます。
いろいろなコストが日本版ではさらにかかっているとはいえ、
かなりお高い印象を受けました。
ROM焼きや日本語化のハードルがある場合も。
中華ROMの場合は、日本語化や、日本のROMを焼かないといけない場合があります。
手間がかかったり、不便だったりするかもです。
海外通販で買わないといけない。
中国版の場合、Aliexpressで買うのが安くていいですが、
返品が難しかったり、届く最中に箱がへこんだりする、
リスクもあります。
また、届くのに時間がかかります。
Xiaoxin padのPro(2020)とPlusの比較
Xiaoxin Pad PlusとXiaoxin Pad Pro (2020)はともに
Lenovo製のミドルレンジタブレットですが、
いくつか違いがあります。
Xiaoxin Pad Plusが勝っている点
Xiaoxin Pad Plusが勝っている点です。
処理性能
SOCのみが大きく違います。
Xiaoxin Pad Pro (2020)はSD730Gですが、
Xiaoxin Pad PlusはSD750Gです。
型番からも、Xiaoxin Pad Plusが
強いのがわかりますね。
価格
Xiaoxin Pad Pro (2020)が3万3千円程度なのに対し、
Xiaoxin Pad Plusは最安2万5千円程度とお安いです。
画面の横長さ
端末の外形は、下の表を見ればわかる通り、
Xiaoxin Pad PlusのほうがXiaoxin Pad Pro (2020)より
細長いです。
本体サイズ比 | ipadpro10.5 | Matepad 10.4 | XiaoxinPadPlus | Xiaoxin Pad Pro (2020) |
長辺:短辺(cm) | 25.06:17.41 | 24.5:15.5 | 25.84:16.3 | 264.28:171.4 |
〃(短辺を1とし | 1.44:1 | 1.58:1 | 1.59:1 | 1.54:1 |
長辺は小数点3桁以下 | ||||
四捨五入) |
外形が細長いということは、
画面も細長くなると間接的に言えるはずです。
そのため、画面が細長いです。
また、YouTubeやニコニコ動画では
多くの動画が、タブレットの画面より横長なので、
タブレットの画面が横長なほうが、
動画視聴時に画面を無駄なく使えると僕は思います。
そのため、動画視聴で画面を無駄なく使うなら、
Xiaoxin Pad Plusのほうがいいと僕は思います
発売年
Xiaoxin Pad Plusのほうが1年新しいです。
防水防塵対応
Xiaoxin Pad PlusはIP52の防水防塵に対応しています。
もしもの時に安心ですね
発熱が少ない
両者を触っていて、発熱が少ないのは明らかにXiaoxin Pad Plusでした。
Xiaoxin Pad Pro (2020)が勝っている点
Xiaoxin Pad Pro (2020)が勝っている点はこちらです。
画面の大きさ
薄さ
Xiaoxin Pad Pro (2020)は5.8mmと
圧倒的に薄いです。
指紋認証
指紋認証に対応しています。
技適対応あり
技適に対応しているのは大きなアドバンテージです。
バッテリー
バッテリーは8600MAHと、とにかく大きいです。
軽さ
11.5インチもあるのに、とても軽いです。
日本で販売している
先述の通り、値段は高くなてしまっていますが、
あります。
感想
個人的にXiaoxin Pad Plusと同じぐらいおすすめなタブレットです。