この記事では、自費で購入したFire Max 11を実機レビューしていきます。
昨今はメジャーな中華メーカーからマイナーな中華メーカーまでさまざまな中華メーカーがHelio G99などを搭載したミドルレンジタブレットを販売しています。
そのような中で、あのAmazon、FANGの一角ともいえるかのAMazon、僕もいろんな意味でお世話になっているアマゾン、GMSを搭載していないタブレットを出しているアマゾンがミドルレンジタブレットを売り出しにかかりました。当惑です。
そこでFire Max 11のポテンシャルに惹かれ完全に自費でFire Max 11を購入しました。身銭を切ってのレビューとなります。
結論から言っってGMSを搭載していないのが勿体無い魅力あるタブレットに仕立て上がっています。
ちなみに筆者がもっとも唸った点はスピーカーの音質です。
格安タブレットとしては十分な音質に結構魅力を感じました。格安タブレットとしてはであはりますが、2万円台のタブレットの多くよりかは音質がいいかと思われました。
また、そのほかにAndroidタブレットのおすすめをまとめた記事はこちら。
Fire Max 11を実際に使ってみる。
Fire Max 11を色々実際に使ってみます
到着と開封
早速到着しましたので開封をしていきます、というかFire Max 11の箱はかなり細長いですね。
通常のタブレットの箱より細長いかんじがしてますね。
裏面はこんな感じ。なお、今回は本体のみ購入してます。
箱の中身はなんじゃらほい。
えっ!こんな感じで入ってるんですか!?
私自身泥タブやiPadを多少なりとも開封してきましたがこんな感じの簡素で質素で素朴な梱包は初めてみました。こんな感じなんですね。
そしてこんな感じの外観になっています。
付属品について。
付属品としては、説明書、ピン、充電器、充電ケーブルです。
充電器は5.20V1.8Aとのことです。
外観
外観はこんな感じです。かなり落ち着いたダークシルバーな感じです。燻銀というか。
ほぼ見えないと思いますが、スピーカーは上側に2つ付いています。、
使用感
種々の使用感を書いていきます。
スピーカーの音質は?
「逆夢」「Balmy Life」「I Was Made Fore Lovin’ You」など筆者がよく聞く音楽でこのFire Max 11のスピーカーをテストしました。
スピーカーの音質としては格安タブレットとしてはかなり質が高い部類だと思いますし、動画視聴や音楽再生用のものとしては及第点かと思います。
筆者がよく使っているLenovoのXiaoxin Pad Plus 2021年モデルに比べると少々の安っぽさや音がこもっている感覚はあります。
とはいえ、マイナーな中華メーカーの格安タブレットに比べればかなり音質はいいかと。特に音量を上げた時に音が刺さるような感じは少なめです。
音量をあまり上げすぎなければ、十分な音質があると思います。音量がデカすぎると音質が悪くなる感じがするかも?
色々試してみた
いろいろなことを試してみました。
純正のYoutubeアプリは使える?
APKファイルをFire Max 11に導入して使えるかを検証しましたが、無理でした。
筆者はGMSを無理やり導入するという危ない橋を渡りたくないので、GMSを導入しての検証は行わない予定です。
Gspaceは使える?
GSpaceは仮想環境を使える的なアプリで、
原神は?
少なくともGspace経由ではアプリがクラッシュしてしまうため、原神はプレイできませんでした。
Fire Max 11にお勧めなアクセサリ
ガラスフィルムと手帳型ケースがタブレットには必要不可欠だとあくまでも僕は考えています。
まずはガラスフィルムです
ちなみに僕は他の11インチAndroidタブレット(機種名は不明)のガラスフィルムで代用することができました。他のタブレットのフィルムが余っている人は試してみてもいいかも?合わない可能性もあるので自己責任ですが。
Amazonではガラスフィルムが販売されており、最速で明日までに届くものが結構あります。
しかし、2023/06/16時点になっても手帳型ケースは届くのに時間がかかるものしかなさそうです。
時間がかかるなどのデメリットを許容できるのならこういうものもありかもしれません。
Fire Max 11のベンチマーク
Antutu Ver9のスコアは如何に?
まずはAntutu Ver9で計測をしてみます。
GPUテストの結果はかなりぬるぬるで、発熱も6月の蒸し暑い時期なのに控えめな印象です。
1回目のAnututuスコアは319215点でした。予想を外してしまい申し訳ございませんでした。
Antutu Ver9 ストレージテスト
個人的な印象ですが、ストレージがミドルレンジタブレットとしては遅めな印象を受けます。
先ほどのAntutuスコアとHelio G99タブレットを比較してMEMスコアが低めな印象がありました。CPUスコアやUXスコアは
Antutu Ver10は多少多め
Ver10のBeta版で測定したところ、425478点でした。
また、扇風機の風を背面から当てて、多少排熱しやすくした状態で計測すると433328点など多少上昇しました。
Geekbench5
比較のため、下記にRedmi Pad 3GBモデルのGB5スコアも載せておきます。
またGPUテストのスコアも載せます。
Geekbench6
GB6のCPUスコアはこちら
GPUテストはこちら
なお、GB6 Vulkanのスコアは1030でした。
Fire Max 11のメリット
使っていて感じたメリットはこちら。
デザインは質実剛健で安っぽくないかっこいいメタリックなデザイン
今現在このFire Max 11をケースなしフィルムありで運用しています。
背面をちょくちょく触ることになるのですが、かなりヒンヤリとしています。アルミニウムボデーらしいですね。
本体の色は落ち着いた黒っぽいシルバーで高級感があります。
所有欲を充足してくれるカッコヨサを備えています。
指紋認証対応
指紋認証に対応しています。
これで電源を入れる時に指紋認証をしてくれます。
あのAmazon製
Amazon製で、中華メーカーのタブレットよりかはブランド力や安心感があるかもしれません。
今後セールが行われるかも?
2023/06/15現在、Fire Max 11の価格設定は割高でもなくかといって頭抜けて安いわけでもない印象です。
とはいえ、今後セールがあれば、さらに安価に購入できる可能性があるかもしれません。
スピーカーの音質が結構良い
格安タブレットとしてはそこそこなスピーカー性能かと思われます。
ハイエンドタブレットのスピーカーに比べると若干弱い気もしますが、それでも普段使いには十分かと思います。
電池持ちが体感的に優れている
タブレットって放置してると電池が結構減るんですよね。
Fire Max 11を購入してから3日ほど放置していたのですが、電池は他のタブレットに比べても持っていた印象があります。
これについては今後検証してみたいですね。
Fire Max 11のデメリット
デメリットはこちら。
Antutu Ver9はHelio G99タブより低め?
Antutu Ver9スコアは31万点でした。Helio G99タブの中にはAnutu33万点から35万点以上になるものもあるので、Antutu Ver9スコアで見ると性能は相対的に低いかもしれません。
なお、Fire Max 11のVer10のスコアは最大43万点にもなり、G99のVer10スコアを上回ることもあります。
GMSもGPSも非対応
使用用途の幅が狭まると思われます。
GMSがデフォルトでは搭載されておらず、YoutubeやChorme、Googleフォトの純正アプリを使えません。
また、GPSが搭載されていないため、カーナビとしての運用は厳しいかと思います。
Fire Max 11のその他の点
その他のポイントはこちら。
卓越した電池持ちと少々微妙な充電速度
これはGMS非搭載のHUAWEIのMatepadシリーズにも言えることなのですが、Fire Max 11もGMSを搭載していないからか電池の持ちがGMS搭載タブレットよりもいい印象があります。
なのでしっかり満充電すれば、かなり電池の持ちはいいのではないかと思われます。思われますが、充電速度が他のタブレットに比べて遅いかもしれないというのはデメリットの一つです。
Fire Max 11の最大充電速度は15Wらしいです。
例えばRedmi Padは18W、Xiaomi Pad 5は33W、11インチiPad Proは約20Wとなっています。
また、格安タブレットには最近18W充電に対応したものも数多く登場しています。
とはいえ、15W充電でも時間をかければ充電できないことはないです。し、もともと電池持ちがいいのでさしたるデメリットにはならないと思われます。
発熱は体感的に控えめ
電池持ちがいいのとも関係しているかもしれませんが、Antutuなどのベンチマークをこの6月の蒸し暑い時期に回してもそこまで発熱しませんでした。
あとがき
参考になれば幸いです。
個人的にFireタブレットや格安タブでもそこそこスピーカーが強いものを求めている人ならおすすめです。
一方で、GMS非搭載なAndroidタブレットであることを考慮に入れたほうがいいですね。
個人的にはGSpaceを入れて運用するつもりですが、人によってはお勧めできないと思いますので。