この記事ではFire Max 11を買うべきかどうかについて記載していきます。
個人的にはGMSが使えるHelio G99搭載タブレットを買った方がいいとは思うのですが、メリットも多数あります。
専用のスタイラスペンやAmazonのタブレットである点、そして何よりも指紋認証に対応している点などなど、優れた多数のメリットを備えています。
FreタブレットはGMSを搭載していなかったため、個人的にはALLDOCUBEやBlackviewなどの格安中華タブレットのほうがいいだろうとずっと思っていました。
しかし、そうした良質な格安タブレット(筆者の個人的な感想ですが)に対しても明確な棲み分けや差別化ができている面白タブレットであるFire Max 11に対し、筆者は食指が動きつつあります。素晴らしい。いやあすごい。
早速メリット、デメリットを解説していきます。
結論から言って、これまでFireタブレットを買ってきた人が、その乗り換え先として選定するのであれば非常におすすめな部類かと思われます。
また、指紋認証やスタイラスペンに興味がある場合もおすすめかも。
想定されるメリット
スペックなどから想定されるメリットを記載していきます。
最大のメリット!指紋認証に対応!
まず最大のメリットである指紋認証について記載していきます。
指紋認証があれば、パターンやパスワードを毎回入力することなしに、指を触れるだけでロック解除が可能になり、とても便利です。
まだまだ搭載しているタブレットもまばらで、格安タブレットにはほとんど搭載されていないのですが、Fire Max 11に搭載してきたのはかなりいい点だと思います。
第二のメリット!スタイラスペンが比較的安価に登場
第二のメリットとして、スタイラスペンがあります。
正式にスタイラスペンに対応しており、2023/05/24時点では4858円とのことです。
iPadやXiaomi Pad 5用の純正スタイラスペンはもっと高価なことが多いので、これはいい点ですね。
また、USI2.0に対応しているとのこと。他の互換デバイスでも使えるかもしれませんね。
Amazon製で、人気が高く、Widevineも高いらしい?
FireタブレットシリーズはAmazonが発売している人気なタブレットシリーズです。
よく、下手な中華タブレットを買うぐらいならAmazon Fire HDを買った方がいいと言われているらしいですね。筆者は首肯しませんが、そういった意見が出るのも頷けるぐらい品質が高いらしいです。
使ったことないのでわかりませんが、すごいですね!
性能はそこそこらしい?
SoCはどうやらMT8188JなるSoCを搭載しているらしく、性能は公式発表などを参考にするとミドルレンジぐらいらしいです(不確定ですが。)
ミドルレンジぐらいの性能であれば、iPlay 50 ProやRedmi Pad、Xiaoxin Pad Plusのようなほどほどに使えるタブレットが出来上がっているのかもしれませんね。期待です。
もし買うことがあればAntutuを測定するなどしてみたいですね。
遂に11インチタブレットに
Fire Max 11は遂に画面サイズが11インチとなりました。
11インチタブレットは画面がそこそこに大きく、持ち運びもしやすいです。
視認性にも持ち歩きにも優れたタブレットになったのではと思われます。
想定されるデメリット
想定されるデメリットはこちら。
最大のデメリット。GMSにはおそらく非対応
実際に使ってみないことにはわかりませんが、これまでのAmazon Fire HDの傾向をみると、GMSには非対応であると推測します。
もちろん非公式に入れる方法もあるみたいですが、個人的にはおすすめできません。
GMSに非対応であると、以下の2つのデメリットが考えられます。
- Google Play Storeを導入できない
- YoutubeやGoogleドキュメント、ChromeやGoogleフォト、GoogleレンズやGboardなど、定番なGoogle系アプリが動作しない
まずGoogle Play Storeを導入できないという点が挙げられます。AmazonアプリストアよりもGoogle Play Storeのほうがアプリが充実していると思われるので、ここは微妙ですね。
また、YoutubeやChrome、GoogleフォトといったGoogle純正アプリが動かないと思われるのは微妙ですね。
個人的にこれだったらGMSのちゃんとある中華メーカーの格安タブレットを買った方がいい気がしています。
FPad3とかどうでしょう。
そのほかにもGMSがあるAndroidタブレットをまとめた記事はこちらとなっております。
とはいえ、中華タブレットよりかはAmazonのタブレットを買いたいという人は多いと思います。なので、さしたるデメリットにはならない可能性があります。
格安タブレットのほうがメモリ量が多い
Fire Max 11のメモリは4GBとなっていますが、そのほかのミドルレンジのSoCタブレットのメモリは8GB程度のものが多いです。
メモリが多いタブレットをご所望なら別のタブレットにした方がいいかもしれません。
イヤホンジャックなし
イヤホンジャックは廃止されているとのことです。
これは有線イヤホンを使いたい人にはデメリットだと思います。
GPS非搭載
GPSが非搭載です。
Googleマップも基本使えないので、カーナビとしての運用は厳しいと思います。
想定されるそのほかの点
想定されるその他の点はこちら。
カメラの画素数は8MP
カメラの画素数は前後ともに8MPとなっています
デュアルスピーカーである
最近多くの格安タブレットはクアッドスピーカーを搭載することが増えてきました。
しかしFire Max 11はデュアルスピーカーです。
実際に使ってみないことにはわかりませんが、スピーカーの数は少なめですね。
キーボードカバーは日本語配列。
JIS配列ユーザーの方には朗報ですが、私含めたUS配列ユーザーの方には悲報かもしれません。
少なくとも日本で発売されるモデルはJIS配列となっています。
充電はあまり速くない
あまり速くない印象です。
価格は?買うべき?
価格はどんなかんじなのでしょうか?そしてそれらは買うべきか?
予定価格はこちら
予定価格は2023/05/24時点で64GBモデルが34980円、128GBモデルが39980円という価格設定です。
結論。買うべきか?
結論から申し上げまして、かなり独特なタブレットに仕立て上がっています。
指紋認証やスタイラスペンなど、尖ったメリットは多数あるものの、GMSが非搭載である点などちょっと微妙な点もありますね。
コンテンツ消費用として割り切って買うのであればアリだと思います。
ただ、ChromeやYoutube、Googleフォトなどのアプリを正式に使いたいのであれば、Xiaomi Pad 5などを買ってしまった方がいいのではないかと思います。
ただ、ここら辺は実際に使わないとわからないポイントではありますね。まだ不確定ではあるのですが、実際に自費で購入して実機レビューをする可能性があります。
ほかにおすすめなタブレット。
ほかにどのようなタブレットを
他の端末との比較まとめ
現在筆者は全力を尽くしてiPadなどとの比較記事を作成中です。
早速iPad Air5との比較は途中まで完成したので、どうぞ。(リンク)
続いて、Xiaomi Pad 5との比較も完成しているようです→https://shigedosicks.net/f-m11-xp5/
あとがき
参考になれば幸いです。
指紋認証とスタイラスペンを取るか、GMSを取るかという究極の2択を突きつけてきますね。
コンテンツ消費に向いているということがかなりプッシュされているタブレットになっています。
また、Fireタブレットはかなり人気かつ好きな人も多いジャンルなので、買ってみてもいいのかもしれません。
とはいえ、臍の曲がった筆者にとって、GMSが搭載されていないということがとても気になっています。
個人的にはLenovo TAB6やHPad3、Redmi PadやXiaomi Padなどの方がおすすめな印象です。