この記事では、NASのおすすめメーカー3つについてまとめていきます。
NASといえば、今話題突沸中のおもしろ実用的ガジェットで、複数端末からアクセスできるネットワーキングなストレージです。
また、フォトストレージや開発環境、サーバーとしても使うことができちゃいます。
Nasって便利ですね!
しかし、NASは選ぶのがとっても大変です。
ベイ数は2か4か、CPUはAtomかCeleronかArmベースか、メモリは1GBで押し通すのか、などなどなどなど。
そして選ぶ基準の一つに、メーカーがあります。
NASはさまざまなメーカーが作っています。
- 言わずと知れた二大巨頭、QNAPとSynology
- あのASUSの子会社のAsustor
- CPU性能に見合わぬ安さTerramaster
- 国産の安心感とお手頃さBuffalo
そのほかにもアイオーデータやエレコム、などのメーカーも作ってい
選択肢が豊富なのはいいことだけれども、どのメーカーのNASを選べばいいかわからない!ただでさえNASは色々なものがあるのに!と手をこまねいてしまう方が結構いらっしゃると思います。
僕はバッファロー、QNAP、Synology、TerramasterのNASを使ってきました。
その上で、おすすめのメーカーをまとめていきます。
結論から。ハードウェア性能やソフトウェアの出来を考えるとQNAPがおすすめですが、人によってはSynologyやTerramasterがおすすめです。
NAS選びにメーカーが結構重要な理由
NAS選びにメーカーが重要な理由についてです。
メーカーごとにOSが変わる
メーカーごとにOSが変わります。
QNAPのNASであればたとえばQTSが、SynologyのNASであればDSMが、TerramasterのNASであればTOSが使われています。
OSによって機能やアプリが変わってくるので、結構に重要です。
ちなみにNASに使われれるOSはたいていLinuxベースとなっています。
メーカーによって使える機能やアプリが変わる
OSが違えば、機能が変わります。
たとえばQNAPやSynologyのような大手のNASの場合、Googleフォトのようなフォトストレージを作る機能があり、それをアプリを通じて閲覧することができます。
しかし、そう言った機能を持たないNASも別のメーカーのものでは存在します。
また、QNAPやTerramasterのNASはDockerというツールを使うことができます。
(Dockerについては、僕も使用するために調べてみましたが専門用語いっぱいでよくわかりませんでした。仮想環境みたいなものかと。)
とはいえ、バックアップに使うだけであれば、どのメーカーでも問題ないような
メーカーによってコスパやハード面が変わってくる
メーカーによって、コスパやハード面が変わってきます。
たとえば、TerramasterのNASはほぼ最新のCeleronであるN5095などを搭載したモデルが最安5万円程度で購入できます。
一方で、N5095を搭載したQNAPのNASの場合、7万円ぐらいするようです。
メーカーによってコストパフォーマンスが結構変化するのも見逃せないポイントですね
メーカー以外でNAS選びの重要なポイント
NAS選びの重要なポイントはこちら。
- ベイの数
- セキュリティ対策
- 運用コスト(初期費用となる端末代金やランニングコストである電気代など)
- 拡張性、とくに有線LAN端子のスペック
- アプリケーションの豊富さ
- サポート体制
NASの選び方などについては、このNASのおすすめについてまとめた記事の方が詳しいです。。
NASメーカーの比較
ここではNASメーカーとしてQNAP、Synologyを比較します。
また、コスパがとても高いTerramasterも比較対象とさせていただきます。
あくまでもざっくりとした比較です。
比較のまとめ
QNAP | Synology | Terramaster | |
本社所在地 | 台湾新北市 | 台湾新北市 | 中国広東省深圳市 |
NASの代表的なOS | QTS | DTM | TOS |
OSの機能性や使いやすさ | 良い | 良い | もうちょっと |
CPU性能的なコスパ | 良い | 良い | 最強に良い |
おすすめ度 | 特におすすめ | おすすめ | 人を選ぶがおすすめ |
おすすめNASメーカー 定番のQNAP
おすすめなNASメーカーの一つは、QNAPです。
QNAPは非常に人気のNASメーカーで、台湾に本拠地があります。
QNAPのNASは値段の割には性能が高めです。
また、OSは非常に多機能で、様々なNAS用のアプリやモバイル用のアプリがあります。
また、個人的におすすめだとおもったポイントととして、QNAPはAlexonなどのOEM製品も作っていることがあり、そうしたNASの場合、QNAPのOSであるQTSを導入できるものがあります。
地味なメリットとして、2023/04/05現在、QTSは4.5系と5.0系の2バージョンがあります。
地味に機能や動作の軽さが違うので、好きなバージョンを選ぶことができる印象です。
それと、OSのダウングレードにも対応しています
QNAPのNASの中で今おすすめなのがTS-264で、N5095またはN5105というNASとしてはかなり強力なCPUと、8GBというNASとしては大容量のメモリを搭載していること。
かなり性能が高そうですね。
おすすめNASメーカー ソフトが強力 Synology
おすすめNASメーカー ハードとコストが最強 Terramaster
Terramasterはちょっとマイナーな中国のNASメーカーです。
日本でもAmazonや楽天で販売しています。
実際に使ってみた感想として、CPUなどのハードの性能に対するコスパはとても高い印象を受けました。
N5105やN5095を搭載したNASを、4ベイモデルなら63000円程度、2ベイモデルなら40000円程度で購入が可能です。
NASはRAIDの構成によってはCPU負荷がかかる場合があります。
ソフトの機能性や安定感や情報量はちょっとといった感じです。
ただ、とにかく安くて高性能なNASが欲しい人にはおすすめかもしれません。ちょっと冒険ですが。
そのほかのNASメーカーについて
そのほかのNASメーカーにはBUFFALOやIODATAなどの日本メーカーなどがあります。
コストが非常に安い製品が多いです。
自作NASという選択肢
バックアップだけをするのであれば、自作NASというのも意外と選択肢になります。
ミニPCにTrueNASを導入したり、ラズパイ4にOMVを導入したりしてNASの本体を作り、そこにHDDなどを繋げてNASを作成します。