この記事では、自作NASを導入するか既製品のNASを買うかのメリットの差を記載していきます。
僕は色々と考えたところ、NASは既製品を買う方がいいと思いました。
もちろん、人によっては自作NASをバリバリに運営した方がいい人もいます。
ただ、僕は自作NASに取り組んだ結果、結構大変だったので既製品NASの方がいいと思いました
僕のように勉強が苦手だったり、忙しい人にとっては既製品の方がいいと思いました。
ただ、TrueNASやOMV、Ubuntuを試してみて、とてもいい勉強になりました。
Linuxについて勉強したかったり、自分のNASの性能や機能について頭の中で固まっていない人は、ミニPCとHDDを使って自作するのもいい選択肢です。
簡単に4ベイのNASを作れたりするので、自作NASというのもいい選択肢です。
筆者のNAS遍歴
最初にバッファローの安価なNASを購入する
(接続方法が悪いためではあるものの)速度が全然出ない上、機能や性能でさらに上を目指したくなる
Windowsをファイルサーバー兼中継機兼パソコンにしようとして挫折
Ubuntuならうまくいくとの情報を知り、1日ほどUbuntuでサーバー兼NASを作ることを目指すも挫折
そのあとCentOSを試してみる、サーバー作りまではうまくいったものの、そのあと勉強することが多すぎて挫折
NASに特化したOSを知る
NASに特化したOSとしてOMVを試してみて、いい点もあるが、速度がなぜかでないため挫折
TrueNASも試す。難易度は高いが大体なんとかなる。
ふと机の上を見ると自作NASの配線でめちゃくちゃに散らかっている。
そのあとQNAPやSynologyのNASを試す。これだ!となる。
以上。
自作NASで大変だったこと
自作NASで大変だったことはこちらです。
情報を集めるのが大変
とにかく情報を集めるのがとっても大変です。
たとえば自作NASをPCのバックアップ先として策定するのに必要なのはこんなことです。
①自作NASのために必要なミニPCやHDDを用意する
②自作NASのOSを選ぶ
③必要に応じてWindowsのイメージファイルをバックアップしておく
④WindowsをNASのOSで書き換える
⑤初期設定
⑥ファイルシステムを用意する
⑥共有フォルダを用意する
⑦バックアップする
かなり簡単に記載しましたが、ここに記載していない手順もありますし、記載している手順でも複雑だったり、手間や時間がかかるものもあります。
また、自分の知りたい情報が、理解できる、腹落ちする形で獲得しにくいというのもちょっと難しいポイントです。
一方で、既製品のNASであれば初期設定からでできます。
自作NASでなく既製品のNASを使うことで、必要な手間、時間、体力、気力を温存することができます。
知識量がないとセキュリティ上の不安がある
僕はNASを使ってみて分かったのは、長期的に使うのであれば、やっぱりセキュリティー面の懸念を解決しておく必要性があるなあと思いました。
そして、瀬キュりいティー面の懸念を解決するためには情報量が必要になります。
スピードがあまり出ないことも
なぜか有線で接続しても10MB/s程度のスピードしか出なくなったこともありました。
これも情報さえあれば解決できるのですが、情報が見つからない可能性もあります。
問題を解決できなかった
僕の頭の悪さでは問題を解決できなかったことが結構ありました。
以下のようなことになりました。
OMVで、特定のSSDがずっとエラーになる
OMVで、速度が出ない
TrueNASで、速度が出ない
TrueNASで、Windowsから機器が見つからない
NAS系のOSをNAS系以外の用途に転用しづらい
NAS系のOSだと、NAS以外の用途に転用しづらいです。
個人的にUbuntuをNASとしても使うことなども考えていたのですが、それはそれで難しそうだったのでやめました。
自作NASで良かったこと
自作NASで良かったことはこちら
OMVという素晴らしいOSに気づけた
自作NAS系にするために、Ubuntu、CentOS、Openmediavault、TrueNASという4つのOSを試しました。
その中でもとても使いやすかったのがOMVです。
UbuntuやCentOSは、サーバー用途以外に色々使えて良かったのですが、NASにするのが大変そうで、試す前に挫折しました。
TrueNASは速度がなぜか出ず、ちょっと要求ハードウェア要件もたかかttです。
しかし、OMVはNASにしやすく、要求ハードウェア要件も厳しくありません。
Xigmanasは試していないので、暫定ではありますが、一番使いやすいのはOpenmediavaultです。間違いない。
拡張性がとても高い
ミニPCをNASにすることで、とても高い拡張性を持ったNASを作ることが可能です。
既製品のNASの中で廉価なものは、USBーA端子とLAN端子が1つずつといった感じになりがちです。
しかしミニPCであれば複数のUSB端子やLAN端子、そしてなにより無線LANに対応しているため、非常に拡張性が高いです。
とくに複数のUSB端子を持つことで、多くのHDDを繋ぐことができ、データの速度や安全性を拡充することが可能です。
NAS以外の用途に転用できる
NAS以外の用途に転用できるのもミニPCのメリットです。
Ubuntuを導入してサーバー用途にも、Windowsに戻して色々な用途にも、さまざまな用途に使えてしまいます。
めちゃくちゃ勉強になった
僕はここ2週間ほど書類の作成やブログ運営半ばそっちのけでミニPCをNAS化するということに取り組んでいたのですが、色々な気づきを得れました。
・スイッチングハブでルーターとNASとPCを繋ぐことで、ルーターの速度以上にデータを転送できる
・Windowsは簡易的な中継機やNASとして使える
・有線接続は安定しているが、ボトルネックが生じることもある
・Openmediavault最強
・できることと頑張ればできることを峻別することの大切さ
(具体例、UbuntuをNASっぽくするのはできることはできるが、Ubuntu初心者がネットを調べながらやるのは頑張ればできる(=簡単にはできない))
・GUIってやっぱり偉大
・田舎は光回線の遅さがボトルネックになりがち
・Ubuntuのデザインの美しさ
・Ubuntuをもっと使いたい
こんなことが勉強になりました。
ジャンク品や不要なPCを流用できる
HDDは中古品であればとても安く購入することができます。
HDDも寿命があるので壊れてしまうリスクは高いのですが、安全性が高いタイプのRAIDを導入することで、リスクヘッジが可能になります。
複数のHDDを簡単に拡張できる
NAS
既製品NASを買った方がいい理由とメリット
理由とメリットはこちら。
時間を短縮することができる
サポートがある
コンパクトになる
コスパはさほど変わらない
既製品NASのデメリット
既製品のNASのデメリットとしては、CPU性能が似たミニPCと比較すると、少々割高になってしまうというポイントです。
あとがき
参考になれば幸いです。