2023/06/21追記、この記事は2022年3月ごろに記載した記事でそれ以降実機に基づくデータの追加は行なっておりません。ただし、現時点の実情にできるだけそぐうように加筆修正を行なっております。
今回はLenovo Tab P11 Proとしても知られる、Xiaoxin Pad Pro の2020年モデルをレビューします。
なお、この記事では、Xiaoxin Pad Pro 2021と混同を避けるため、便宜上Xiaoxin Pad Pro (2020)と記述していますが、Xiaoxin Pad Proが正式名称なようですね。
とはいえ、総合的に見るとXiaoxin Pad Pro 2021の方がおすすめです。レビュー記事はこちらです。
またXiaoxin Pad Plusとの比較もこの記事で行います。
冒頭でも申し上げた通り、Lenovo Tab P11 Proとハードウェアや型番が同じモデルとなっています。
また、さらにNECからLAVIE T1195/BASという名前でも出ています。
Xiaoxin Pad Pro (2020)を買った経緯
Xiaoxin Pad Pro (2020)に興味がそこそこあったのですが、ちょっとXiaoxin Pad Plusに比べるとコスパがよくないイメージがありました。
しかし、当時フリマサイトで安いものを見かけて、飛びついて衝動買い。
Xiaoxin Pad Pro (2020)の主なスペック
Xiaoxin Pad Pro (2020)の主なスペックはこちら。
なお、OSのバージョンなどは当時のものとなっています。
画面サイズ | 11.5インチ |
サイズ(mm) | 264.3×171.4×5.8 |
重さ | 485g |
SOC | SD730G |
GPU | adreno618 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB UFS2.1 |
OS | ZUI 12.5 |
OSのベース | android11 |
antutuver.9 | |
指紋認証 | 対応 |
顔認証 | ? |
充電端子 | type-c |
電池容量 | 8600mah |
最大充電電力 | ? |
付属品 | ? |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | 搭載 |
カードスロット | |
SDスロット | |
デュアルSIM | 非対応 |
SDカード | 可能 |
ワンセグフルセグ | 非対応 |
防水防塵 | なし? |
前カメラ画素 | リア8MP+8MP |
後カメラスペック | メイン13MP+5MP |
GPS | 搭載 |
WIFI | ? |
USB規格 | ? |
スピーカー | 4スピーカー |
SPK | ドルビーアトモス |
Xiaoxin Pad Pro (2020)のベンチマーク
Xiaoxin Pad Pro (2020)のベンチマークはこちら
Xiaoxin Pad Pro (2020)のantutu
antutuver9総合 | CPU | GPU | MEM | UX |
345510 | 101656 | 93092 | 58122 | 92640 |
Xiaoxin Pad Pro (2020)のAntutuは345510です。
iPad Pro 12.9 第1世代の36万点や、Matepad 10.4 (2020)の34万点に
近い数字です。
antutuとは?→androidやiPhone・iPadに対応した、
ベンチマークソフト。
antutuの見方
総合 以下4スコアの合算値
目安を下記
CPU→基本的な情報処理の能力
GPU→グラフィック関連の情報処理の能力
MEM→メモリやストレージ関連のスコア
UX→ユーザー・エクスペリエンス
antutu・CPDT読み書き速度(単位→mb/s)
読み書き | SR | SW | RR | RW | mc |
Antutu | 778.1 | 304.8 | 147.7 | 117.2 | |
CPDT | 396.12 | 160.72 | 15.53 | 21.56 | 5020 |
ストレージのベンチマーク
SR→連続的なデータの読み込み速度
SW→連続的なデータの書き込み速度
RR→不規則なデータの読み込み速度
RW→不規則なデータの書き込み速度
(不規則データの読み書きのほうが、重要みたいです。)
メモリのベンチマーク
MC→メモリコピー?
geekbench
geekbench5 | single | multi | opencl | vulkan |
523 | 1570 | 1161 | 1072 |
geekbench5→CPU・GPUのベンチマークを測れるソフト
single→シングルタスクのCPUのベンチマークスコア
multi→マルチタスクのCPUのベンチマークスコア
opencl→GPUのベンチマークスコア
vulkan→GPUのベンチマークスコア
Xiaoxin Pad Pro (2020)のメリット
Xiaoxin Pad Pro (2020)のメリットはこちらです。
SD730G+6GBRAM+UFS2.1でミドルスペック
SOCはミドルレンジのSOC、SD730Gを搭載しています。
また、RAMは6GBあり、UFS2.1とミドルクラスの構成となっています。
Antutuも34万点
Antutuベンチマークは34万点です。(当時Ver9で計測したスコアです。)
5.8mmの本ブログ史上最大の薄さ
5.8mmとかなり薄いです。
少なくとも、これまで持ってきたタブレットの中では、随一の薄さです。
11.5インチの横長大画面
11.5インチの画面のでかさです。
また、横長画面を持っています。
クアッドスピーカー搭載
4つのスピーカーを搭載しています。
音質はそこそこいいです。
技適あり
この端末は、日本でも販売されており、技適があります。
大容量バッテリー
8600mahの大容量バッテリーを搭載しています。
軽い
11.5インチで、8600MAHのバッテリーを搭載していますが、500gを切る、485gという軽さ。
すごく軽い印象を持っていたようです。
スタイラスペンや外付けキーボードも
スタイラスペンや外付けキーボードカバーもあります。
また、それらは日本でも販売されていて、特にキーボードカバーは日本語配列です。
僕は英語配列しか使いませんが、日本語配列ユーザーは多いと思うので、そこはいいですね
指紋認証にも対応
タブレットで指紋認証に対応したモデルはかなり少ないですが、こちらはなんと対応!
電源ボタンで指紋認証が可能です。
Xiaoxin Pad Pro (2020)の賛否両論ポイント
Xiaoxin Pad Pro (2020)の賛否両論ありそうな点はこちらです。
日本語のROMはあるが、どちらかというと中国ROMのほうが使いやすいかも
Xiaoxin Pad PROは日本語版のROMがあります。
ただ、中国版のほうが安定している印象は受けました。
性能のコスパではほかの機種に負けている
たとえばXiaoxin Pad Pro (2020)は3万円でAntutu34万点です。
しかし、Xiaoxin Pad Plusは2万5千円(当時)で、Antutu39万点と、高性能で、低廉です。
単純な処理性能ではほかの機種がいいですが、技適や指紋認証など、この機種特有のメリットもあり、一概には言えません。
Xiaoxin Pad Pro (2020)のデメリット
Xiaoxin Pad Pro (2020)のデメリットはこちらです。
日本版の価格が高すぎる。
Xiaoxin Pad Pro (2020)は日本版もあります。
ただし、6万近くしてしまいます。
いろいろなコストが日本版ではさらにかかっているとはいえ、かなりお高い印象を受けました。
ROM焼きや日本語化のハードルがある場合も。
中華ROMの場合は、日本語化や、日本のROMを焼かないといけない場合があります。
手間がかかったり、不便だったりするかもです。
海外通販で買わないといけない。
中国版の場合、Aliexpressで買うのが安くていいですが、返品が難しかったり、届く最中に箱がへこんだりする、
リスクもあります。
また、届くのに時間がかかります。
Xiaoxin padのPro(2020)とPlusの比較
Xiaoxin Pad PlusとXiaoxin Pad Pro (2020)はともに
Lenovo製のミドルレンジタブレットですが、
いくつか違いがあります。
Xiaoxin Pad Plusが勝っている点
Xiaoxin Pad Plusが勝っている点です。
処理性能
SOCのみが大きく違います。
Xiaoxin Pad Pro (2020)はSD730Gですが、
Xiaoxin Pad PlusはSD750Gです。
型番からも、Xiaoxin Pad Plusが
強いのがわかりますね。
価格
Xiaoxin Pad Pro (2020)が3万3千円程度なのに対し、
Xiaoxin Pad Plusは最安2万5千円程度とお安いです。
発売年
Xiaoxin Pad Plusのほうが1年新しいです。
防水防塵対応
Xiaoxin Pad PlusはIP52の防水防塵に対応しています。
もしもの時に安心ですね
発熱が少ない
両者を触っていて、発熱が少ないのは明らかにXiaoxin Pad Plusでした。
Xiaoxin Pad Pro (2020)が勝っている点
Xiaoxin Pad Pro (2020)が勝っている点はこちらです。
画面の大きさ
薄さ
Xiaoxin Pad Pro (2020)は5.8mmと
圧倒的に薄いです。
指紋認証
指紋認証に対応しています。
技適対応あり
技適に対応しているのは大きなアドバンテージです。
バッテリー
バッテリーは8600MAHと、とにかく大きいです。
軽さ
11.5インチもあるのに、とても軽いです。
日本で販売している
先述の通り、値段は高くなてしまっていますが、
あります。
感想
個人的にXiaoxin Pad Plusと同じぐらいおすすめなタブレットです。