この記事では日常生活や作業にNASを取り入れて半年ほど経った筆者がNASにSSDを導入するメリットについて語っていきます。
具体的には、ランダムアクセスの高速化、NASの動作速度の高速化、省電力化の3つです。
NASはHDDを使うのが一般的ですが、近年ではSSDをキャッシュとして使ったり、メインのストレージに使ったりするNASが出てきました。
筆者も5ベイNASのうち2ベイにSSDを3ベイにHDDを入れて分けて運用したり、F2-223という比較的安価にNVME SSDを搭載できるN4505搭載NASにNVME SSD1枚だけ入れて運用したり使用しています。
なので多少は参考になると幸いです。
メリット① ランダムアクセスの高速化を見込める
SSDでシーケンシャルアクセスも速くなるが…。
SSDはHDDより高速な場合が多いです。
HDDだと200MB/sぐらいなのにたいし、SSDだと数千MB/sにも及びます。
そのためシーケンシャルアクセスの高速化も可能ですが、NASの場合ネットワークの速度がボトルネックになることが多いです。
最近一般化しつつある2.5GBEの場合でも大体300MB/s程度なので、SSDが圧倒的に役不足になりがちです。
しかし、大きなファイルを少数送るのではなく、小さなファイルを多数送るようなランダムアクセスの速度が必要な場合、SSDを使うと高速化できる場合があります。
筆者も過去に2.5GBE接続のNASで3GB程度のあるソフトのフォルダを転送するテストしたところ、HDDのNASの場合は6分ほどかかりましたが、SSDのNASの場合は3分で済みました。
メリット② 動作速度の高速化につながる場合も
動作がキビキビしているといろいろはかどりますよね。
また、筆者は電気代節約などのためNASを使用するときだけ電源を入れ、使用が済んだら電源を切っています。
そのような場合に起動が高速化されていれば、待ち時間を減らすことが出来便利だと思います。
メリット③ 省電力化できる場合も
HDDを使わずにSSDのみを使ったオールフラッシュNASの場合などは電気代を節約できる場合があります。
人によってはNASを長時間稼働させる場合があるので、そうした際に電気代を節約できるのは結構便利ですよね
あとがき
参考になれば幸いです。