ついにiPlay 50 Proを実機レビューする機会をいただきました。
この度はALLDOCUBE様より提供をいただけました。
iPlay 50 Proは3万円台の製品が多いG99搭載のタブレットの中でも、2万円こっきりぐらいの価格設定でとにかく値段が安い。
しかし、レビューなどを見る限りあまり評価は高くありません。
なのでレビューが出揃った現在ではちょっとおすすめしづらいなあとは思っていました。
しかし、非常に興味があり、ALLDOCUBEさんにお願いして提供をいただく機会がありました。
そこでこの記事ではiPlay 50 Proを実機レビューしてみます。
結論から言って、G99搭載タブレットとして処理性能と安さに全振りしたタブレットだと思います。
また、提供いただいた個体を簡単に使ってみた限りでは画面の青さやランチャーの不具合は解消されている気がします。
本体設定のシステムアップデートではなくワイヤレスアップデートからアプデを導入できました。
注、今回提供をいただいたのは改良仕様ではなく、最新発のモデルみたいですね。
開封や実際に使ってみた
開封
付属品はこんな感じでした
外観
色々使ってみた
いろいろな用途に使ってみました。
アップデートについて
まずはアップデートです。
アップデートは設定のデバイス情報のワイヤレスアップデートのボタンを押すと始まります。
最初は色々処理をしているからかアップデートの通知はきませんでした。なので自分でワイヤレスアップデートのボタンを押してアプデをさせています。
2回か3回ぐらいはアップデートをしたと思います。
ブラウジング
とうぜんブラウジングにも使ってみました。
Chromeぐらいお茶の子さいさいで動きます。
画像は画面分割を使って左側にYoutubeを流しながら、右側でChrome経由でブラウジングをするといったことをしている様子です。(著作権やプライバシーからめちゃくちゃモザイクかけてますが。)
さすがはG99、流石に8GBメモリといった感じで、ライトなタスクをマルチタスクできますね。
動画視聴
動画視聴に使ってみました。
筆者的なタブレットのいちばんの用途が動画視聴です。
iPlay 50 Proは処理性能的には特に問題点は感じませんでした。
ただし、スピーカーの音質は他のスピーカーと比べるとかなり貧弱な印象を受けました。音量を上げて使うと特に安っぽさが目立ちます。
ミドルレンジ帯だと、Fire Max 11やDOOGEE T30 Proよりも音質が良くないです。
なので、スピーカーには期待しないか、音量を下げて使うかしたほうがいいと思います。
また、Bluetoothでワイヤレススピーカーに繋いでみましたが、普通に繋がりましたね。
画面の青みとランチャーの不具合について
iPlay 50 Proは2つ不具合があると聞いています。
それは改善されているかどうかについて記載していきます。
最新発のiPlay 50 Proの中で、あくまでも筆者が検証した個体ではこのような感じでした。
画面の青みについて
画面の青みについて、筆者の個体では問題はありませんでした。
他のタブレットと比べてもさほど差は感じませんでした。
ランチャーの不具合について
ランチャーの不具合を検証するため、Novaランチャーを導入しました。
筆者は普段スマホでのみNovaランチャーを使っていますが、そのデータをタブレットで復元しました。
そして、Google Discoverを使うための補助アプリを導入したり、ジェスチャーナビゲーションを3ボタンに切り替えたり、再起動をしたりと簡単に検証しましたが、不具合らしきものは観測できませんでした。
強いていうなら、Novaで画面回転をオンにした状態でホーム画面で画面を回転させるとアプリが消滅して、何もない画面になることぐらいで、ちょっと画面を操作したら復旧しました。
ある程度はワイヤレスアップデートで改善されているようですね。
各種ベンチマーク
各種ベンチマークの結果はこちら。
Antutu
Antutu Ver9とVer10でスコアを出してみました。
Antutu Ver9のスコアは35万点でした。
過去にG99搭載タブのVer9スコアは、Redmi Padの3GBモデルは30万点(ばらつきあり)(メモリが増えればベンチマークも増えます。おそらく4GBメモリ以上モデルならさらにスコアは伸びるはずです。)、DOOGEE T30 Proは32万点でしたから、それらよりもスコアが高いです。
ちなみに今話題のFire Max 11のVer9スコアは31万点でした。
続いて、Ver10スコアはG99搭載タブとしては高めの40万点でした。
ちなみにDOOGEE T30 Proは37万点、
ベンチマークスコアが他のG99タブと比較しても高い傾向にあるようですね。
Fire Max 11は42万点となっています。
Geekbenchなど
メリット
メリットはこちら
G99搭載タブとしては最安値レベル
まず、G99搭載タブレットとしてはとても値段が安いです。
G99搭載タブレットはH社やX社、N社やN社、D社といった様々なメーカーが日本で発売していますが、日本では大体3万から4万程度の価格設定となっています。(たまに28000円程度になるタブレットもありますが)
iPlay 50 Proは期間にもよりますが最安2万円程度で購入できることもあり、とても値段が安いです。
そして後述するようにベンチマークスコアは十分で、格安タブレットとしては一通りの機能を揃えているために、とにかく安くG99搭載タブレットが欲しい方にはいい選択肢だと思います。
一方で、安いなりに微妙なポイントも結構あります。
ベンチマークスコアはG99タブとして特段低くない、むしろ高い
G99搭載タブレットをこれまでiPlay 50 Proいがいに2つ触ってきましたが、それらと比較してベンチマークスコアが高い傾向にあります。
ひととおり格安タブレットとしての機能は揃っている
GPSやLTEやSDカードスロットなど、基本的な機能は揃っている印象です。
デメリット
デメリットはこちら。
スピーカーの音質は良くない
スピーカーの音を大きくすると、音割れが目立つような感じがします。
もしタブレットで本体のスピーカーだけを使って動画や音楽を楽しむのであれば、もっとスピーカーがいいタブレットにしたほうがいいですね。たとえばFire Max 11とかRedmi PadとかXiaomi Pad 5とかですね。
ほかのG99タブよりも処理性能以外のスペックが控えめ
価格が安いので仕方ない部分はあると思いますが、処理性能以外のスペックは控えめです。
まず、Androidのバージョンは他の格安タブは13に移行しつつありますが、iPlay 50 Proは12です。
カメラの画素数も低めです。(カメラの性能や写りは画素数が全てではありませんが)、画素数は参考になる場合があります。
ハイエンドな格安タブレットの場合、最近では20MPのアウトカメラを持つものがありますが、iPlay 50 Proは8MPとなっています。
ちなみに画素数は300ニトとのこと。
ストレージも128GBと比較対象によっては小さめかもしれません。
その他の特徴
その他の特徴
G99搭載タブとしては一回りコンパクト
G99搭載タブレットは大抵11インチ程度なのですが、このタブレットは10.36インチでどちらかといえば10インチ程度のサイズ感となっています。
10インチは11インチに比べると確かに画面は小さく、視認性はあまり良くありません。
しかし、11インチのタブレットは筐体が大きいために手で持って使うのがちょっと持ちにくいこともあります。
しかし、10インチ台ならよりコンパクトなので、より持ちやすくなっています。
最近のタブレットは大手メーカーのみならず、格安メーカーもこぞって11インチにする傾向にあるので、ひとまわりコンパクトなこのタブレットは優位性を発揮できるかもしれません。
ちなみにG99搭載タブで10インチ程度のものは、Redmi Padなどがあります。
不具合については、筆者の個体では確認できず
少なくとも商品ページなどで言われている、画面の青みやランチャーの不具合については確認できませんでした。
ただし、他の個体ではある可能性もあり、必ずしも諸手を挙げて推せないですね。
また、ゴーストタッチの不具合がある場合もあるらしいです。
当たり外れがある場合も
筆者はかなり満足しましたが、格安タブレットはどうしても当たり外れが大きい傾向にあります。
後書き
参考になれば幸いです。
個人的にはとても廉価なG99搭載タブが欲しい人向けにはいい選択肢だと思いました。
ただし、不具合(筆者は感じませんでしたが)や個体差、あるいはスピーカーやカメラなど、微妙な点は結構あります。
2万円台である程度使えるタブレットが欲しい方にとってはおすすめだと思います。
個人的には気になる点は複数ありましたが、G99タブとして十分なベンチマークスコアとG99タブではダントツの価格の安さがなかなかいいタブレットで、デメリットを理解した上で買うのであればおすすめだと思いました。