2023/12/20追記、この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がございます。
この記事の更新は、主に誤字脱字や明らかな誤情報がないかを修正する更新となっており、内容や主張に対する加筆修正はあまり行っておりません。
iPad第9世代の実機レビューです。
iPad 第9世代のメリットはこちら
・5万円でAntutu65万と、ハイエンド級の処理性能
・あとは特に目立ったデメリットもない
強いて言うならデメリットが3点ありました。
そのデメリットも、下の記事で詳しく解説しています。
また、値上げによって5万円程度と割高なので、もしかしたら
iPad Pro 11(2018)の方がお勧めかもしれないです。同程度の価格で結構おすすめです。(記事のリンクはこちら)
なお、iPad 第9世代は2022年4月でレビューを終了しており、5月以降筆者は第9世代を一切触っていません。
iPad 第9世代の主なスペック
iPad 第9世代のスペックはこちら。スペックはiPad 第9世代のウィキペディアを主に参考にしました。
なお、Wi-Fiモデルのスペックとなっています。
画面サイズ | 10.2インチ |
サイズ(mm) | 250.6×174.1×7.5 |
重さ | 487g |
SOC | A13 Bionic |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 64GB |
OS | iPadOS16系 |
antutuver.9 | 650893 |
gb5 single | 1337 |
gb5 multi | 3359 |
指紋認証 | 対応 |
顔認証 | 非対応 |
充電端子 | Lightning端子 |
電池容量 | 32.4wh |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | あり |
カードスロット | なし |
デュアルSIM | なし |
SDカード | 非対応 |
ワンセグフルセグ | 非対応 |
防水防塵 | 非対応 |
前カメラ画素 | フロント12MP |
後カメラスペック | 広角8MP |
GPS | 非対応 |
WIFI | 対応 |
スピーカー | 2つ |
輝度 | 500ニト |
ApplePencil | 第1世代に対応 |
代替ペン | 対応 |
iPad 第9世代のベンチマーク
iPad第9世代のベンチマークはこちらです。
iPad 第9世代のantutu V9
antutuver9総合 | CPU | GPU | MEM | UX |
650893 | 167105 | 272956 | 88339 | 122493 |
iPad 第9世代のAntutuは650893です。
A12 BionicのAir3が55万点、mini5が54万点だったので、それから10万点ほどパワーアップしています。
4万円でこのスコアはとんでもないと思います。
antutuとは?→androidやiPhone・iPadに対応した、
ベンチマークソフト。
antutuの見方
総合 以下4スコアの合算値
目安を下記
CPU→基本的な情報処理の能力
GPU→グラフィック関連の情報処理の能力
MEM→メモリやストレージ関連のスコア
UX→ユーザー・エクスペリエンス
あくまでもAntutuは目安です。
iPad 第9世代のantutu読み書き速度(単位→mb/s)
読み書き | SR | SW | RR | RW |
Antutu | 703.1 | 56.1 | 104.5 | 28.2 |
ストレージのベンチマーク
SR→連続的なデータの読み込み速度
SW→連続的なデータの書き込み速度
RR→不規則なデータの読み込み速度
RW→不規則なデータの書き込み速度
(不規則データの読み書きのほうが、重要みたいです。)
iPad 第9世代のgeekbench5
geekbench5 | single | multi | compute |
1337 | 3359 | 7193 |
iPad 第9世代のGeekBenchスコアはシングルが1337、マルチが3359です。
ちなみに、Androidタブレットで性能が高いと言われている、Xiaoxin Pad Pro2021(リンク)のGB5のスコアはシングルが972、マルチが3168です。(当時)
geekbench5→CPU・GPUのベンチマークを測れるソフト
single→シングルタスクのCPUのベンチマークスコア
multi→マルチタスクのCPUのベンチマークスコア
opencl→GPUのベンチマークスコア
vulkan→GPUのベンチマークスコア
iPad 第9世代のメリット
iPad 第9世代のメリットはこちら
A13+3GBのメモリで処理性能は高め
iPad 第9世代はSOCにA13 Bionicが使われています。
A13 BionicはiPhone SE2やiPhone11シリーズに使われているハイエンドなSOCです。
iPad 第9世代は比較的処理性能が高いです。
Antutu65万のハイスペック
iPad 第9世代はAntutuが65万点です。
ベンチマークスコアは十分強力といえます
ちなみに、後継機種である、iPad 第10世代のAntutuスコアは70万点です。
AntutuV9ならそこまで差はないと言えるでしょう。
新品で購入できる最も廉価なモデル
iPadは非常に高価ですが、iPad 第9世代は現行機種のなかでは最も廉価に購入できます。
とはいえそれでも5万円と、結構な価格です。
最小容量でも64GBある。
前の機種のPad 第8世代は最小の容量が32GBでした。
32GBでも使えないことはないのですが、
使えないことはないのですが…
やっぱり快適に使うなら最低でも64GB以上は必要だと思います。
しかしiPad 第9世代では最低容量が64GB以上と、強化されました。
これで、最低限快適に使えます。
フロントカメラの画質が高い
フロントカメラの画素数が12MPまで上がりました。
Zoomを使ったり、何らかの配信をするときなどに使えそうです。
2023/12/20追記、画素数がカメラの画質をすべて決めるわけではありませんが、もしかしたら重要かもしれないので記載しています。
サードパーティー製のペンが使える
iPad 第9世代はサードパーティ製の廉価なスタイラスペンが使えます。
例えばAndroidタブレットでは、純正ペン以外のペンを入手しづらかったり、入手できなかったりするので、ここはいい点です
また、ApplePencilの第1世代も使えます。
ホームボタンが搭載
iPad 第9世代ではまだホームボタンが残っています。
僕個人としては、iPadにホームボタンがあるiPadのほうが便利だと思っています。
iPad 第9世代の賛否両論ポイント
iPad 第9世代の賛否両論ポイントはこちら。
値段が5万円程度と高い
iPad 第9世代は非常に性能も高いですし、値段が5万円でも非常にコスパはいいと思います。
コスパ自体はいいと思うのですが、値段はちょっと高い印象があります。
もし、iPadを動画視聴やブラウジングなどのライトな用途で使うのならば、1万5千円程度のAndroidタブレットでも事足りるのでは、と思います。
T610とかT618あたりが搭載されたAndroidタブレットなら、比較的サクサク動くのでおすすめです。
Androidタブレットのおすすめをまとめた記事はこちらとなっております。
ステレオのデュアルスピーカーで、位置がちょっと微妙。
iPad 第9世代のスピーカーは微妙だと思います。
理由は音質が他のiPadに比べて相対的に良くないのと、横持ちしたときに、スピーカーが左右どちらかの片側に来てしまうからです。
iPad 第9世代のデメリット
iPad 第9世代のデメリットはこちら
ステージマネージャーに非対応
ステージマネージャーはiPadのマルチタスクをさらなる高みへと押し上げる新機能です。
が、iPad 第9世代はステージマネージャーに対応していません。
ステージマネージャーに対応しているiPadはiPad Pro 11(2018)がお勧めです。
Lightning端子
ライトニング端子について、僕は使い勝手があまりよくないと思います。
Macbookや無印以外のiPadはType-cで充電できるのに、iPad無印は充電できないのはちょっともどかしいです。
値段が高い
貧乏人風情が何を熱り立っているのかと思われるかもしれません。
しかしながら、5万円は大金です。
とてつもない大金です。
というか、5万円という価格にびっくりしています。
iPad 第9世代を買うより、同じくらいの値段のiPad 11インチ2018を買った方がいいのではと僕は思います。
感想
値段が安いiPadだと思いました。
ただ、iPad Pro 11(2018)の方がよりコスパがいいなあとは思いました。
以下におすすめ記事を記載します。
iPad 第10世代とiPad 第9世代の比較記事はこちらです。