2023/07/08追記、この記事は2022年に作成したものですが、2023年に加筆や修正を行なっております。なお、2022年にこのMatepad 11を売却しております。
激推しなAndroidタブレットのお勧めまとめの記事はこちら。
Matepad 11のレビュー記事です。
2022年にMatepad 11をレビューしました。
Matepad 11は高いスペックがあるタブレットですが、中でも一番すごいのは、その高音質なスピーカーです。
重低音がしっかりしていて
めちゃくちゃオススメです。
スピーカーがマジですごいタブレットです。
Matepad 11の主なスペック
Matepad 11の主なスペックはこちら
Matepad 11 | |
メーカー | HUAWEI |
画面サイズ | 10.95インチ |
本体サイズ(mm) | 253.8×165.3×7.25 |
重量 | 485g |
SOC | SD865 |
GPU | Adreno 650 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ストレージ種類 | 不明 |
OS | HarmonyOS2.0 |
antutuver.9 | 661851 |
gb5 single | 896 |
gb5 multi | 3195 |
指紋認証 | 非対応 |
顔認証 | 対応 |
充電端子 | Type-c |
電池容量 | 7250mah |
最大充電電力 | 22.5w? |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | 非対応 |
カードスロット | SDカードスロット |
デュアルSIM | 非対応 |
SDカード | 対応 |
ワンセグフルセグ | 非対応 |
防水防塵 | なし |
前カメラ画素 | 8MP |
後カメラスペック | 13MP |
GPS | 対応 |
WIFI | WIFI6対応 |
USB規格 | USB3.0 |
Bluetooth | 5.1対応 |
スピーカー | クアッドスピーカー |
ハーマンカードン | |
画面サイズ | 10.95インチ |
リフレッシュレート | 120HZ |
画面解像度 | 2560×1600 |
ディスプレイ種類 | TFT LCD(IPS) |
その他特記事項 | 純正スタイラスペンのオプション |
純正キーボードのオプション | |
リバースチャージ対応 | |
マイク×4 | |
フラッシュあり |
主にHUAWEI公式のMatepad 11のページを参考に
しました。
Matepad 11のベンチマーク
Matepad 11のベンチマークはこちら
Matepad 11のantutu
パフォーマンスモードのAntutuがこちら。
antutuver9総合 | CPU | GPU | MEM | UX |
661851 | 194964 | 219628 | 111491 | 135768 |
Matepad 11のパフォーマンスモード時のAntutuは661851です。
今話題のXiaomi Pad5のAntutuが約60万点なので、それよりはベンチマークスコアは高いです。
また、SD865+搭載のGalaxy Tab S7が69万点なので、
あと一歩のところに迫っているともいえます。
ただ、今どきはSD870を搭載したAntutu71、2万の
Androidタブレットがわんさとあるので、
それに比べるとスペックは低い印象です。
ちなみに、非パーフォマンス時の
Antutuは62万点でした
antutuとは?→androidやiPhone・iPadに対応した、
ベンチマークソフト。
antutuの見方
総合 以下4スコアの合算値
目安を下記
CPU→基本的な情報処理の能力
GPU→グラフィック関連の情報処理の能力
MEM→メモリやストレージ関連のスコア
UX→ユーザー・エクスペリエンス
なお、iPadやiPhoneのAntutuベンチと、
AndroidのAntutuベンチは別物です。
そのため、Antutuのスコアで両者を比較することは
できません。
あくまでも目安の一つとお考えください
antutu・CPDT読み書き速度(単位→mb/s)
読み書き | SR | SW | RR | RW | mc |
Antutu | 1502.6 | 694.7 | 246.8 | 149.6 | |
CPDT | 1230 | 410.03 | 15.75 | 18.28 | 10590 |
ROMのベンチマーク
SR→連続的なデータの読み込み速度
SW→連続的なデータの書き込み速度
RR→不規則なデータの読み込み速度
RW→不規則なデータの書き込み速度
(不規則データの読み書きのほうが、重要みたいです。)
RAMのベンチマーク
MC→メモリコピー?
geekbench5
geekbench5 | single | multi | opencl | vulkan |
896 | 3195 | 3105 | 3185 |
geekbench5→CPU・GPUのベンチマークを測れるソフト
single→シングルタスクのCPUのベンチマークスコア
multi→マルチタスクのCPUのベンチマークスコア
opencl→GPUのベンチマークスコア
vulkan→GPUのベンチマークスコア
MatepadはGMSやGoogleプレイストアがない
Matepad 11の長短を語る前に、Matepad 11にはGMSが無いことも詳述します。
GMSとは何かというと、
AndroidOSがGoogle系のアプリなどを使う際に
必要になるプログラムみたいなものです。
このMatepad 11のOSはAndroidOSではなく、
別物となっているHarmonyOSではありますが、
現状はAndroid向けアプリを使用することが多いです。
そのため現状Androidの派生版に近いと僕は思っています。
しかし、最近のHUAWEIのAndroidやHarmonyの端末は、
米国の制裁によってGMSが搭載されていません。
そのため、Google系のアプリを使うことができません。
Google系のアプリでは、以下のものが特に多くの人が
使うと思います。
・Googleプレイストア
・Googleフォト
・YouTube
・Googleキープ
これまででしたGMS非搭載端末でも、
GMSを導入する方法がありましたが、
いつその方法を潰されるかわからないため、
長期的に使うことが難しいと思います
Google系でないアプリの導入方法
Google系のアプリでないものであれば、
以下の方法からダウンロードが可能です。
Appgalaly
APPgalaryは、
HUAWEIのアプリストアです。
いろいろなアプリがあります。
Amazonアプリストア
Amazonアプリストアは、
元来Fireタブレット向けのアプリストアですが、
それ以外の端末もアプリをダウンロードできます。
たとえば、モンストのようなアプリも
インストール可能です。
野良APKを漁る
APKPureなどの野良のAPKサイトから
インストールするのも一つの手です。
たとえば、ニコニコ動画は
ApkPureからAPKをインストールして
使っています。
特に問題はありません
しかし、これらの方法では、
GMSが必要なアプリをインストールできなかったり、
インストールできても、動作しなかったりします。
また、一部のGoogle系でないアプリも、
GMSがないなどの理由から
使えなかったりします。
そのため、おすすめする方法は、Gspaceを使うことです。
Gspaceとは
Gspaceは詳しくは僕もわかりませんが<
GMS搭載端末を仮想環境で使うエミュレータ
のようなものだと思います。
これを使うことで、上記のようなGoogle系アプリを導入できます。
例えば、YouTube、Googleフォト、
Googleキープのようなアプリは、
使うことができました。
しかし、環境によっては
アプリが不安定だったり、使えなかったりします。
以前EMUI搭載のMatepadのGspaceから
YouTubeを起動すると、
動画を再生して数分でアプリがクラッシュしました。
HarmonyOS搭載のMatepad 11では、
今のところそういった症状はございません。
また、上記環境では、
EMUIでもHarmonyでも
原神をプレイできませんでした。
Matepad 11のメリット
Matepad 11のメリットはこちら
スピーカー性能がタブレットの中でも最強
スピーカー性能が
これまで聞いてきたタブレットの中でも最強クラスだと思います。
これまで、一番タブレットの中でも音質がいいのは、
iPad Pro 11(2018)などの11インチのiPad Proだと
思っていました。
その理由の一つに、とある曲のイントロで、
iPad Pro 11(2018)だけが鮮明に聞こえる
音があるからです。
そのとある曲とは、
King Gnuの「Vinyl」です。
曲が始まって、スクラッチの音の後の
0:13ぐらいに流れる「ブゥゥゥン」という
低い音に注目してください。
iPad Pro 11(2018)では、
この「ブゥゥゥン」という音が
とても鮮明に聞こえます。
一方で、それ以外のタブレットでは
そこの音が少し小さかったり、
殆ど聞こえなかったりします。
このブゥゥゥンという音が聞こえるかを
タブレットのスピーカーの判断基準の
一つにしていました。
なんと、Matepad 11はこの音が
とても鮮明に聞こえました。
非常にスピーカーが素晴らしいと言えると思われます。
非常にスペックが高い
Matepad 11は非常にスペックが高いです。
SoCにはハイエンドSoCの0SD865を搭載しています、
またRAMも6GBあります。
ROMについては詳細がわからないものの、
動作はめちゃくちゃサクサク
動作はとてもサクサクです。
リフレッシュレートが120HZ
画面のリフレッシュレートは120HZで、
非常になめらかです。
128GBのROMにSDカードを追加搭載できる
128GBのROMが標準搭載されており、
SDカードも追加で搭載できます。
容量は相当余裕があると思われます。
HUAWEIの独自OSであるHarmonyOSに触れることが可能
HUAWEIが作った独自OSであるHarmonyOSに触れることが可能な
デバイス第一弾となっています
処理性能だけで見たら非常にコスパが高い
Matepad 11は4万2千円で、Antutu66万点です。
最近出た、コスパの高いXiaomi Pad5は同程度の価格で
Antutu60万点なので、
コスパはそれより高いことになると思われます。
賛否両論ある微妙なポイント
Matepad 11の賛否両論ある微妙なポイントはこちら
用途によって評価が大きく変わる
Matepad 11はその用途によって、
非常に評価が分かれる端末だと思われます。
もし、動画視聴や音楽視聴、
メモの作成やブラウジング、
オフィスソフトをいじる、などであれば
意外と使える印象です。
しかし、ゲームなど
特定のアプリでは動かない可能性が高いので、
少し尻込みするかもしれません。
Matepad 11のデメリット
Matepad 11のデメリットはこちら
用途によっては使えないかもしれない
Matepad 11は使えない、安定しないアプリもあるので、
用途によっては使いにくい印象です。
純正キーボードの右上が打ちにくいかも
純正キーボードをちょっと触ってみたのですが、
右上のキーが小さめで、
うち間違えてしまう可能性があります。
Matepad 11の感想
用途次第なうえ、
ちょっと動作しないアプリもあったりするので、
リスキーなタブレットではありますが、
動画視聴などであればかなりおすすめな印象です。