この記事ではXiaoxin Pad PlusとXiaoxin Pad Pro (2020)を実機で比較していきます。
なかなかマイナーな製品を攻めるね
両者ともにミドルレンジの性能や、クアッドスピーカー、
完成度の高いOSを備えたLenovo製タブレットですが、
結構違いがあります。
処理性能や価格の安さ、防水が大切なら
Xiaoxin Pad Plus。
画面の大きさや薄さ、指紋認証や技適が大切なら
Xiaoxin Pad Pro (2020)をお勧めします。
なお、両者ともに個別記事を出しております。
Xiaoxin Pad Plusの個別レビュー記事はこちら。
Xiaoxin Pad Pro (2020)の個別レビュー記事はこちらです。
また、Xiaoxin Pad Pro (2020)は、
Lenovo Tab P11 Proなどとしても販売されていますが、
本ページでの名称は、Xiaoxin Pad Pro (2020)に統一しています。
また、Xiaoxin Pad Pro (2020)は正式にはXiaoxin Pad Proですが、Xiaoxin Pad Pro 2021と混同を避けるため、Xiaoxin Pad Pro (2020)と呼称しています。
スペックの比較
Xiaoxin Pad Plusと
Xiaoxin Pad Pro (2020)のスペックの比較です。
太字になっている部分は、他方より明確に優れている点を
表しています。
商品名 | Xiaoxin Pad Pro | Xiaoxin pad plus |
画面サイズ | 11.5インチ | 11.0インチ |
サイズ(mm) | 264.3×171.4×5.8 | 258.4×163×7.9 |
重さ | 485g | 520g |
SOC | SD730G | SD750G |
GPU | adreno618 | adreno619 |
RAM | 6GB | 6GB |
ROM | 128GB UFS2.1 | 128GB UFS2.1 |
OS | ZUI 12.5 | ZUI 12.5 |
OSのベース | android11 | android11 |
antutuver.9 | 約34万点 | 約39万点 |
指紋認証 | 対応 | 非対応 |
顔認証 | 対応 | 対応 |
充電端子 | type-c | type-c |
電池容量 | 8600mah | 7700mah |
最大充電電力 | ? | ? |
付属品 | ? | ? |
5g | 非対応? | 非対応? |
イヤホンジャック | 非搭載 | 非搭載 |
カードスロット | ||
SDスロット | SDスロット | |
デュアルSIM | 非対応 | 非対応 |
SDカード | 可能 | 可能 |
ワンセグフルセグ | 非対応 | 非対応 |
防水防塵 | なし | IP52 |
前カメラ画素 | リア8MP+8MP | リア8MP |
後カメラスペック | メイン13MP+5MP | メイン13MP |
GPS | 搭載 | 搭載 |
WIFI | 不明 | 5.1 |
USB規格 | 不明 | 3.1 |
スピーカー | 4スピーカー | 4スピーカー |
ドルビーアトモス | ドルビーアトモス |
Xiaoxin Pad Plusのスペックは主にこちらのページを参考にしました。
Xiaoxin Pad Pro (2020)のスペックは主にこちらのページを参考にしました。
なお、Xiaoxin Pad Pro (2020)の防水防塵は
ないとする記事のほうが多かったので、
防水はないものとしております。
両者の共通点
Xiaoxin Pad PlusとXiaoxin Pad Pro (2020)の
大まかな共通点はこちらです。
大まかな性能
両者ともに、Antutuが30万点台の
ミドルレンジのタブレットです。
そこそこのいい性能です。
クアッドスピーカー搭載
両者ともにクアッドスピーカーを搭載しています。
クアッドスピーカーとすることで、
音の広がりや迫力がよくなります。
個人的にはXiaoxinPadPlusもXiaoxin Pad Pro (2020)も
同時に聞いてみても違いが判りませんでした
そのため、こちらの動画ツイートを
参考にしていただければ幸いです。
Xiaoxin Pad Pro (2020)(Lenovo Tab P11 Pro)
とXiaoxin Pad Plusのスピーカーの比較です。
左がPro2020で右がPlusです。 pic.twitter.com/ZOJnAbX1vy— 重藤 六🐸タブレット29台目 (@shigedoroku1010) March 8, 2022
Lenovo製
Xiaoxin Padシリーズは
Lenovoが作っています。
有名なメーカーです。
ZUI搭載
両者ともにZUIを搭載しているか、
搭載することができます。
ZUIはレノボがAndroidをベースに作った独自OSです。
PCモードやスマートローテーションなど便利な機能があります。
個人的にはandroidタブレットのOSとしては
完成度が高く、機能が優れている印象です。
Xiaoxin Pad Plusが勝っている点
Xiaoxin Pad Plusが勝っている点です。
処理性能
処理関係の構成では、
SOCのみが大きく違います。
Xiaoxin Pad Pro (2020)はSD730Gですが、
Xiaoxin Pad PlusはSD750Gです。
型番からも、Xiaoxin Pad Plusが
強いのがわかりますね。
Antutuベンチマークも、Proは34万点なのに対し、
Plusは39万点と差があります。
このように、単純な処理性能ではXiaoxin Pad Plusに軍配が上がります。
価格はPlusのほうが安い
Xiaoxin Pad Pro (2020)が3万3千円程度なのに対し、
Xiaoxin Pad Plusは最安2万5千円程度とお安いです。
処理性能と価格の安さを考えるならば、
Xiaoxin Pad Plusは相当有利です。
また、Xiaoxin Pad Pro (2020)の値段にさらに1万円付け加えれば、
Antutu70万のXiaoxin Pad Pro 2021が買えます。
そのため価格と処理性能だけを勘案するならば、
Xiaoxin Pad Pro (2020)を買うメリットは少ないと思います。
画面の横長さ
端末の外形は、下の表の通り、
Xiaoxin Pad PlusのほうがXiaoxin Pad Pro (2020)より
細長いです。
本体サイズ比 | ipadpro10.5 | Matepad 10.4 | XiaoxinPadPlus | Xiaoxin Pad Pro (2020) |
長辺:短辺(cm) | 25.06:17.41 | 24.5:15.5 | 25.84:16.3 | 264.28:171.4 |
〃(短辺を1とし | 1.44:1 | 1.58:1 | 1.59:1 | 1.54:1 |
長辺は小数点3桁以下 | ||||
四捨五入) |
外形が細長いということは、
画面も細長くなると間接的に言えるはずです。
そのため、画面が細長いです。
また、YouTubeやニコニコ動画では
多くの動画が、タブレットの画面より横長なので、
タブレットの画面が横長なほうが、
動画視聴時に画面を無駄なく使えると僕は思います。
そのため、動画視聴で画面を無駄なく使うなら、
Xiaoxin Pad Plusのほうがいいと僕は思います
発売年
Xiaoxin Pad Pro (2020)は2020年発売ですが、
Xiaoxin Pad Plusは2021年発売です
Xiaoxin Pad Plusのほうが1年新しいです。
防水防塵対応
Xiaoxin Pad Pro (2020)は、防水に対応しているか不明です。
対応してるとの情報もあれば、していないとの情報もあり、
判断できませんでした。
Xiaoxin Pad PlusはIP52の防水防塵に対応しています。
もしもの時に安心ですね
発熱が少ない
両者を触っていて、発熱が少ないのは明らかにXiaoxin Pad Plusでした。
発熱があると、いろいろな点で不利なので、
発熱の少ないほうがいいですね。
コンパクトさ
Xiaoxin Pad Plusは、Xiaoxin Pad Pro (2020)よりも
本体のサイズが小さめです。
個人的には11インチまでなら持ちやすいのですが、
それを超えてくると、途端に持ちにくくなる印象があります。
そのため、11インチがちょうどいいと思います。
Xiaoxin Pad Pro (2020)が勝っている点
Xiaoxin Pad Pro (2020)が勝っている点はこちらです。
画面の大きさ
先ほど0.5インチ変わると画面が持ちにくくなるといいましたが、
逆に0.5インチ増えると画面が一気に大きく見やすくなります。
当然メリットになります。
薄さ
Xiaoxin Pad Pro (2020)は5.8mmと
圧倒的に薄いです。
もちろん、薄いことで剛性が下がる可能性もありますが、
薄いほうが持ちやすいですし、
何より排熱の面でもメリットがあります。
先述の通り、発熱がしやすい印象があったので、
そこのデメリット解消につながるはずです。
Xiaoxin Pad Pro (2020)は指紋認証に対応
指紋認証はスマホで当たり前についている機能ですが、
androidタブレットにはかなり少ないんですね
しかしXiaoxin Pad Pro (2020)は指紋認証にも対応しています。
便利そうです。
バッテリー
Xiaoxin Pad Plusは7700mahのバッテリーがあります。
それなりに大きいですが、
Xiaoxin Pad Pro (2020)は8600mahと
さらに大きいです。
軽さ
軽さのメリットは、持った時に持ちやすくなったり、
落とした時に衝撃が減ったりすることです。
Xiaoxin Pad Plusは520gです。
一方でXiaoxin Pad Pro (2020)は11.5インチの大画面かつ、
8600mahの大容量バッテリーを搭載しつつ、
500gを切る485g。
とにかく軽いんです。
日本で販売している
Xiaoxin Pad Plusはグローバル展開されておらず、
購入する場合は基本的にAliexpressで、
その他にはBanggoodなどで購入せねばなりません。
しかし、Xiaoxin Pad Pro (2020)は
Lenovo Tab P11 Proなどとして
日本でも販売されています。
ただし、Aliexpressの2倍程度の価格になってしまいます。
個人的には直接的なメリットはないです。
しかし、間接的にはどうでしょう
日本版のROMがあり、それを焼くことができる。
Xiaoxin Pad Pro (2020)は日本でも販売されており、
当然日本に向けたROMもあります。
そうしたAliexpressでそういったROMにしてもらったり、
自分で焼くこともできます。
技適対応あり
Xiaoxin Pad Plusは技適がありません。
合法に使うには総務省の許可が必要となります。
しかし、Xiaoxin Pad Pro (2020)は同じハードウェアの端末が
日本でも販売されており、技適があります。
技適に対応しているのは大きなアドバンテージです。
カメラのスペック
Xiaoxin Pad Plusは前が8MPで、後ろが13MPですが、
Xiaoxin Pad Pro (2020)は前が8MPカメラ2つで、
後ろが13MPのメインカメラと5MPの超広角カメラになっています。
カメラ性能はXiaoxin Pad Pro (2020)のほうが上ですね。
感想
意外と楽しかったです。