2023年4月時点では最強クラスのタブレットであるXiaomi Pad 6 Proを実機レビューします!
SD8+gen1を搭載し、Antutuスコアの公称値は113万点で、5万円程度というぶっ壊れ価格。
そのようなXiaomi Pad 6 Proがついに筆者の元に届きました!
ということでレビューをスタートします!
レビューした結果最高でした!
普通に使える上、高性能なAndroidタブレットですね!
スペック
主なスペックはこちら。
Xiaomi Pad 6 Pro | |
画面サイズ | 11インチ |
本体サイズ(mm) | |
重量 | |
SoC | SD8+gen1 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ストレージ種類 | |
電池容量 | |
カードスロット | なし |
前カメラスペック | 20MP |
後カメラスペック | 50MP |
GPS | 非搭載? |
スピーカー数 | 4つ |
特記事項 | スタイラスペンオプション |
指紋認証 | |
144HZリフレッシュレート |
各種ベンチマーク
Antutu、Geekbench6、CPDT、Antutuストレージ、を記載します。
まずはAntutuから!なんとなんと!
Xiaomi Pad 6 ProのAntutuスコアは1096090でした。
やはり最強クラスですね。とはいえ、Antutuが全てではありません。いずれ連続でAntutuを走らせたりといった実態に即したテストをやります!ゲーム以外で!
なお、何回か測ってみると1111358点にもなりました。
Antutuストレージのスコアはこちら、超スピード‼︎
Geekbench6のスコアはこちら。
そして、Geekbench5のスコアはこちら。
また、Antutuの3Dベンチマークのみをカバーをつけた状態で回しまくった場合でも、発熱はほどほどに抑えられていました。ぬるさを感じる程度ですね。
排熱もしっかりされているようです。
Xiaomi Pad 6 Proの実際の使用感
実際の使用感はこちら
到着と開封
ジンドンで購入後、Fedexで購入し、配送業者を経由して僕の元に届きました。
外箱はボッコボコでしたが、中身は全くもって無傷でした。
簡素なデザインですね
金色です。
中身はこちら。
67Wの充電器が付属しまうま
本体の見た目
ゴールドカラーとはいえ、ゴールデンというかプラチナムな印象です。
・・・。
50MPのリアカメラを誇示してきますね。画素数以外のスペックは低いということは小耳には挟んだものの、曲がりなりにも50MPを積んでくれたのは個人的には嬉しいポイントです。
音楽視聴!スピーカーの音は?
音楽をいろいろとスピーカーから聞いてみました。Xiaomi Pad 6 Proは4つのスピーカーを搭載しています
1曲目はミレパさんと椎名林檎さんがタッグを組んだ「WORK」です。ベースの重低音がズシンズシンなかっこいい曲ですね。
聞いてみた感想としては、普通な印象でした。Xiaoxin Pad PlusやRedmi Padと大幅な差はなさそうです。
2曲目としてQueenの「Bohemian Rhapsody」を聴きましたが、これも普通でしたね。
十分な音の鮮明さや音の迫力はありますが、ずば抜けて音質がいいという感じはしなかった感じですね。
とはいえ、十全に聞ける及第点な音質ですし、不足はありません。
気になるあれやこれやを調査
Xiaomi Pad 6 Proで個人的に気になることをいろいろ調査しました。
Googleのサービスは使える?
Xiaomi系のタブレットの中には中国版ROMでGoogle系のアプリが使えないものがあります(例、Redmi Pad)
Xiaomi Pad 6 Proは中国版ROMでもGoogle Basic Serviceが設定項目にきちんとありました。
デフォルトではGoogle Play Storeは入っていません
XiaomiのアプリストアからPlay Storeを導入することも、PlaystoreからYoutubeやChromeなどのGoogle系ソフトを導入することこともできました。
スマートローテーション(強制横画面で表示する機能)は使える?
ニコニコ動画などの一部のアプリは、横画面表示に一部対応していません。
僕はよくニコニコ動画をAndroidタブレットで楽しむのですがそういった際にはスマートローテーションとか呼ばれている画面の横画面表示機能を使ってみています。この機能があるかないかで、ニコニコ動画を楽しむ際に首を傾げずに済むか否かが決まります。
このスマートローテーション的な機能は一部のAndroid端末では使えます。例えばLenovoやGalaxyなどのタブレットでは使えました。
Xiaomiのタブレットでは中国ROMなら使うことができたようです、が、このXiaomi Pad 6 Proでは使えるか否か。果たして。
結論!使えます!ニコニコ動画でもずっと横画面で使えます
これでニコニコ動画を快適にみられますね!
PD充電だと何ワットで充電できる?
W数がわかるケーブルでPD充電の速度を測定したところ22、23Wぐらいでした。
個人的には、PD充電時の速度が速いと充電がしやすいので、もう少し早いと良かったかなとは思いました。
電池持ちが意外といいということに気づく
考えてみれば当たり前なのですが、実際に動画視聴のようなライトな用途で使うと電池持ちがいいことに2023/05/16の時点で気づいたので追記します。
タブレットは電気を消費します。どこが電力消費が多いかは調べても分かりませんでした。
しかし個人的な経験と感で推定すると、タブレットの消費電力量が多い部品は画面とSoCだと思われます。
SoCについて、このXiaomi Pad 6 ProはハイエンドSoCであるSD8+gen1を搭載しています。
ゲームや動画編集などの高負荷な作業ではなく、動画視聴などのライトな用途であれば、このハイエンドSoCの負荷は殊更に少なくなり、消費電力もそこまで多くないのではないかと想定できます。
だからこそ、電力消費が少ないのではないかと想定しています。
Xiaomi Pad 6 Proと相性の良いアクセサリは?
相性の良さげなアクセサリを記載します。
必須級!三つ折りケースとガラスフィルム
まず、必須級に必要と言えるのがガラスフィルムとケースです。
ガラスフィルムとケースで本体を保護することによって、摩耗や衝撃から、本体のダメージを減らすことができます。
ただ、Xiaomi Pad 6 Proは発売されたばかりで、アクセサリは日本からの発想ではなく、海外からの発想のものもあります。そのため到着まで時間がかかる可能性があります。
ケースのおすすめは三つ折り型の手帳ケースです。
手に持ちやすく、持ち運びしやすく、そしてスタンドにもなります。僕はアリエクで購入したのですが、Amazonでも良さそうなケースを見繕っておきますね。
また、ガラスフィルムも必要になります。
ガラスフィルムは基本的に安くていっぱい入っているものを選んでおけば問題ないと思います。おそらく
なんの役にも立たないと思うのですが、別の11インチタブレット用(どの端末ようだったのかは謎)のガラスフィルムでもいけました。たまたま運が良かっただけなので真似しないでください。
続いて、個人的にあると便利なアクセサリを紹介します。
充電器とタブレットスタンド、ファンは便利
個人的にあると便利なガジェットは、この3つです。
まずは充電器です。Xiaomi Pad 6 Pro自体67Wの爆速超スピードな充電器が付属しますが、1ポートだけのため、一つの端末しか充電できません。
それに、付属品に手をつけるのはなんかめんどっちいと思う人もいるかもしれません。
そこで、PDやQCに対応して、さらに複数の端末を同時に充電できる充電器があると便利です。
僕が実際に使っている有名ブランドのおすすめ充電器を紹介。パワフルです。
続いて重要なものの一つがタブレットスタンドです。
スタンドを使うことで、机にベタ置きするよりも高い位置に持ってくることができ、みやすくなります。
おすすめのスタンドはこのアルミ製のこれです。
これを選んだ理由としては僕も似たようなタイプを使っているからです。
多少値段が高いものの安定感があり、アルミ製のため放熱性が高いです。
おまけにタブレットだけでなくノートパソコンも置けるはずです。複数台持っておくと何かと便利でしょう
最後はサーキュレーターやファンです。
タブレットは基本ファンを内蔵していないため熱を逃がしにくいため、特に以下のような場合熱が溜まりやすくなります
- 長期的な使用
- 原神や動画編集など思い作業
- カバーをつけたままの作業
- 気温が高い状態での作業
- 充電しながらの使用
熱が出ると本体の性能を下げてしまう可能性があるため、小型のファンを使って冷やせると何かと便利です。
なお、当然ながらiPadやノートパソコンやご自身の冷却にも使えます
これも良さそうなもののリンクを貼っておきますね。
Xiaomi Pad 6 Proのメリット
メリットはこちら
SD8+gen1で6万円程度という驚異的なコストパフォーマンス
Xiaomi Pad 6 Proは超絶な高性能と凄絶なコストパフォーマンスを兼ね備えたタブレットです。
Xiaomi Pad 6 ProはSD8+gen1を搭載しており、Androidタブレットとしては最高級の処理性能を備えています。
タブレットの頭脳と言えるのがSoCです。CPUとも呼ばれますがAndroidタブレットやiPadの場合は基本的にはSoCが使われます。
Androidタブレットに搭載される性能が高いSoCのシリーズは米QualcommのSnapdragonと台湾MediatekのDimensityが一般的です。
そして両メーカーがAndroidタブレットに搭載しているSoCの中で、それぞれ最高に高性能(だと筆者が思っている)ものは、それぞれSD8+gen1とDimensity9000です。
両者共に最高峰のSoCと言えそうです。ちなみに両者の性能をいろいろなベンチマークサイトの情報をもと比較しましたが、有意な性能差、はっきりとした優劣は見つかりませんでした。
だからこそ、SD8+gen1は最高クラスの処理性能を持つAndroidタブレットのSoCと言えそうです。
さて、そのSD8+gen1を搭載しているのですから、性能はとても高いです。
そのようなフラッグシップなタブレットが5から6万円程度で購入が可能です。
ぶっ壊れ価格な印象を受けました。
パフォーマンスもコストパフォーマンスも優れた製品ですね。
Xiaomi製でMIUI搭載
Xiaomi Pad 6 ProはXiaomi製です。
コスパや性能やカメラなどの点で人気で結構に人気なメーカーです。
おまけに多機能なMIUIを搭載しています。
ついでに言うと、Xiaomi製なのでROM焼きの際の情報が多いのも特徴の一つ。
ROM焼きをしまくりたい人にはおすすめですね。ただし、失敗した場合には筆者のXiaomi Pad 5のようにブートローダーロックand文鎮化する場合もあるので注意しましょう。
タブレットとして目立った欠点がない
Xiaomi Pad 6 Proの強みは優れた性能と秀でた価格などの強力無比なセールスポイントがあり、悍ましいほどの攻撃力を持っていることです。
しかしデメリットが目立ったものがないということも強いポイント。
正直言って、オーバースペックである点や、日本で発売されず、技適や日本語がないことやGPSがないことぐらいでしょうか?
それ以外は平均以上のものを持っています。
デメリットがないという点も強みだと思います。
指紋認証!
タブレットに多少なりとも詳しい筆者として、タブレットに欲しいポイントは2つです。指紋認証と防水です。
指紋認証があることで、より簡単にさまざまなロックを解除できるので、普段使いしやすくなるのですが
M1 iPad Pro 11(2021)にもXiaomiPad5にも、Xiaoxin Pad Plus 2021にもRedmi PadにもiPad Pro 12.9(2018)にも搭載されていません。悲しいかな。
あいにくにもGalaxy Tab S8やiPad 第10世代など、一部のタブレットにしか指紋認証は搭載されていません。
なんとも喜ばしいことにその一部のタブレットにXiaomi Pad 6 Proも含まれています!
実際にXiaomi Pad 6 Proの指紋認証を使ってみると、普通のスマホと遜色なくロックの解除ができます。
おまけに使い勝手のすこぶる良い電源ボタンに指紋認証が搭載されているタイプなので、使い勝手がべらぼうに良いです。
とはいえ、防水機能が(他のおおかたのタブレットもそうだとはいえ)ないのはちょっと気になります。
気をつけましょう。
カメラの画素数がとにかく高い
カメラの綺麗さを決めるスペックの一つが画素数です。
一般的なタブレットの画素数は高くても13MP程度です。
Type-Cから映像出力が可能。
Xiaomi Pad 6 Proは映像出力が可能です。
簡単にチェックした限りでは画面をミラーリングすることしかできないようなので、iPadやGalaxy Tab、Xiaoxin Padのような外部ディスプレイに合わせが表示ができるとさらにいいと思いました。
デメリット
デメリットはこちら。
性能をゲーム以外では活かしづらいかも?
Xiaomi Pad 6 Proにあえて意地汚いイチャモンをつけるなら、性能を生かしきれないということでしょうか?
数年前からAndroidタブレットの高性能なモデルは目立ち始めました。
それから、その高性能な処理性能を生かすために、LumafusionがAndroidに対応したりと、さまざまなアプリが登場してきました。
しかし、まだまだAndroidタブレットのスペックを活かしきれる用途はゲーム以外だと少なく、iPadやWIndowsに負けてしまう印象があります。
例えば一つ具体例をあげるなら、Stable Diffusionです。
僕は完全な個人目的でイラストを生成するためにいろいろ勉強しているのですが、少なくとも僕は2023/04/27現在において、Stable DiffusionをAndroidの性能を活かせるローカル環境で自由に扱う方法を見つけていません。
Windowsは言うに及ばず、iPadでもDrawthingsなどのとても優れたアプリを使って端末自体の性能をフル稼働させ存分に活かせるのに(記事リンク)、Androidにはその方法がなさそうです。
処理性能を存分に活かしたいなら、iPadの方が良さそうです。
日本で発売される可能性が低い
今の所日本で発売されるという可能性は低いです。
また、現時点では技適があるという情報を確認できません。
そして、日本語にも対応しておらず、デフォルトの言語は英語や中国語などだけです。
とはいえ、日本語に対応していなくても英語でやってみて、わからない部分はスマホでGoogle翻訳を使って翻訳するなりすれば問題なく使えるはずです。
それに、Morelocale2などのアプリを使えばある程度は日本語化が可能です。
iPadと比べるとあまり性能は高くないかも?
ベンチマークスコアによってはM1 iPadにも肉薄するスコアがでているXiaomi Pad 6 Proですが、必ずしもiPadと性能がとても同じかとは言えないと思います。
そこで、Antutuともう一つのベンチマークソフトを使ってXiaomi Pad 6 Pro、M1 iPad Pro 11(2021)、iPad Pro 12.9(2018)をそれぞれ計測しました。
Geekbench5というクラスプラットフォームのCPUベンチマークソフトを利用して計測したCPUのシングルとマルチの性能スコアです。(なおCPUのスコアとなっており、GPU性能ややストレージやメモリの高速さは含んでいません。)
Xiaomi Pad 6 Pro | M1 iPad Pro 11(2021) | iPad Pro 12.9(2018) | |
SD8+gen1 | M1 | A12X | |
GB5シングル | 1357 | 1717 | 1103 |
GB5マルチ | 4285 | 7332 | 4681 |
Antutu | 109万 | 126万 | 82万 |
ご覧の通り。確かにAntutuスコアにおいては、Xiaomi Pad 6 ProはM1 iPad Pro 11(2021)と近いものの、ことGeekbench5スコアにおいてはiPad Pro 12.9(2018)に近いです。
他の機種との比較
他の機種との比較についてですが、まずiPad界の王様とも言えるM1 iPad Pro 11(2021)との比較記事はこちら。
2023/08/23追記、結局売却しました
Xiaomi Pad 6 Proは非常に優れた端末です。
但し、残念なことにXiaomi Pad 6 Proを売却しています。
理由① 日本で発売される見込みがない
一番の理由はXiaomi Pad 6 Proが日本で発売される見込みが少ないことです。
もし日本で発売されなければXiaomi Pad 6 Proはこのブログの収益につながりません。
購入前から日本で発売される見込みが少ないことはわかり切っていたので、ココは完全に筆者の失敗ポイントですね。
理由② Antutu100万超えのスペックを活かせる場所がなかった
M1 iPad ProはM1を搭載しています。
そしてStable Diffusionを回したり、動画を編集したりと言った用途に使えるだけのアプリがあるのですが、Androidタブレットはそのような点においてiPadに比べて弱いです。
なので、宝の持ち腐れに近い部分がありました。
理由③ 他のタブレットしか使わなかった
Xiaomi Pad 6 Proは6万円ぐらいしますので、気軽に使うということがしづらかったです。
AndroidタブレットとしてXiaoxin Pad PlusやBlackview Active 8 Proなどのお手頃なタブレットしか使わなかったんですよね。
よくよく考えてタブレットを20台近く持っている筆者がアブノーマルだからそれが原因ではあるのですが、Xiaomi Pad 6 Proを使ってあげることができませんでした。
理由③ 強力な対抗馬の存在
あとがき
参考になれば幸いです。
また、日本でもXiaomi Pad 5は購入ができます!