この記事は2022年7月ごろに記載した記事で、その後このミニPCを数ヶ月使いましたが、現在は売却しております。そのため、実機に基づくデータの追記は行なっておりません。ただし情報を追記しています。
今回はGMKのNucBox5の実機レビューをしていきます
NucBox5は手のひらサイズの超小型なミニPCです。
NucBox5のCPUはCeleron N5105でTDPが10Wで極めて省電力でありながらPassmark4000とブラウジングなどの用途では十分にこなせる性能があると思われます。
実際にN5105のミニPCを今も使っていますが、ブログ執筆やブラウジングといった用途において、かなり快適に使えていた印象です。
僕自身はPCをブログ執筆やTwitterで使うため、ちょうどこれぐらいのスペックのミニPCを欲していました。
そんななかで、AmazonのセールでNucBox5を見つけられて買いました。完全に自費でした。
なお、SSDが128GB版の者が結構廉価になっているので、そちらに商品リンクを変更しておきます。
CPUはCeleron N5105でブログ執筆やオフィスソフトの使用にはかなり快適な処理性能を持っています。
さらにお値段は26000円程度と、下手に中古のCoreのPCを買うよりコスパが良いかもしれません
また、おまんじゅうぐらいのサイズ感で、とにかくコンパクト。
おまけにCPUのTDPは10Wとなっており、基本省電力、低発熱なのも嬉しいポイント
電気代が高騰し、猛暑が続く昨今にはかなりありがたいPCになっているかもしれませんね
とはいえ、残念なことにNucbox5にはディスプレイやメモリの増設において、拡張性が少ないというデメリットがあります。
そのため、さらに拡張性が欲しい方は、
Beelink U59 Proがおすすめです。
リンク貼っておきます。
また、2022年おすすめのCeleronPCまとめはこちら。
2023/06/18追記、また当然現時点ではさらに処理性能が高いIntel N100搭載のミニPCもあります。N100はPassmarkで1.3倍程度の処理性能になっています。断然こっちもお勧めです
GMKtec NucBox5のベンチマーク
Cinebench R15
Cinebench R23
Crystaldiskmark
ドラクエベンチマーク
GMKtec NucBox5のメリット
GMKtec NucBox5のメリットはこちら
非常に小型でカッコイイ
写真では左側のGMKtec NucBox5のファーストインプレッションは
とにかくちっちゃいということでした
めちゃくちゃ小型で
ハチャメチャにコンパクトです
右側は僕がメインで使っているBeelink U59という
N5095を搭載したミニPCです(記事リンク)
それと比べてもとにかく小型なのがわかると思います
机上においてもほとんどスペースを取らないこと
うけあいです
処理性能が十二分にある
NucBox5は十分な処理性能を持っています
CPUはCeleron N5105を搭載。
Celeronと聞いて訝られるかもしれませんが、
4コア・4スレッドのCPUで
Passmarkは4000程度です。
ちなみに、Macbook Proの2017年モデルと
同程度のPassmarkスコアを持っています。
さらに、TDPはMBPが28W程度なのに対し、
N5105は10Wと3分の1の差があります。
パソコンの用途は人によって異なりますが
僕はChromeをもとに、TwitterやWordpress、
Googleドキュメントやスプシを使います
そうした用途ではほとんど問題はありませんでした
省電力・低発熱
NucBox5はとにかく省電力だと思われます
CPUは先述の通りCeleron N5105が使われています。
処理性能のあるCPUですが、TDPは10Wと
かなりの省電力です。
ちなみに、省電力として知られるM1チップのTDPは15.1Wです。
TDPだけで考える3分の2程度の電力で済みます
もちろん、処理性能はM1チップのほうが4倍ほど上ですし、
軽い用途ならその分消費電力も減るので
単純比較はできませんが…
しかし、必要十分な性能に加えて、
低電力、低発熱なのはすばらしいです
コスパもかなりいい
こちらのNucbox5は
なんとセール中には、
2万6千円で購入できます
もう一度言います、26000円です。
ここまでくると、下手に中古のIntelのCoreを
買うよりもコスパがいいと僕は思います。
1年保証付き
GMKtec NucBox5は1年間の保証が付きます
十分長いです。
また、今から変えば1年ぐらいは
すぐにまた新しくて、より性能が高いCeleronなりPentiumなりが搭載された
PCが出ることはあまりないと思われますので、
GMKtec NucBox5の賛否両論ある微妙なポイント
GMKtec Nucbox5の賛否両論ある微妙なポイントはこちら。
拡張性にはやや乏しく、デュアルディスプレイまで
NucBox5は拡張性に乏しい印象を受けました。
映像出力端子はHDMI端子2つだけです。
そのため基本的に、デュアルディスプレイまでの対応です
トリプルディスプレイ以上にするためには、
Spacedeskなどを使って無線接続をするなどの方法があります。
基本的に、デュアルディスプレイ対応であれば、
普段遣いには十分だと思われます。
とはいえ、普通にトリプルディスプレイに対応したほうがよかった
印象もあります
さらにUSB-A端子が3つです。
多くのミニPCには、USB-A端子は4つ以上ついています。
ハブを繋がないと、拡張性が乏しい印象です
GPU性能は低いため、
ゲームや動画編集には向かないかも
NucBox5はGPU性能があまり高くない印象です
おそらくゲームや動画編集をやるには、
他のパソコンの方がいいと思います
とはいえ、ゲームであれば低スペ機などで
ゲームを行えるサービスを使ったりするのも手です。
また、動画編集に於いても、
GPU性能をほぼ使わないAviutlのようなソフトを使ったり
Clipchanpのようなウェブ上で編集できるサービスを使ったりすれば
可能なはずです。
GMKtec NucBox5のデメリット
GMKtec NucBox5のデメリットはこちら
給電コードが専用のType-cであること
給電コードがType-cとなっています
なので、もしかしたらNucBox5用の給電コードを
他のデバイスに使ってしまう可能性もあります
そして、最悪の場合、壊してしまうことも。
そこは怖いですね
メモリ拡張ができないこと
NucBox5はメモリの拡張ができないらしいです
このPCの8GBで基本的に足りるのですが、
Chromeでタブを開きまくるブロガーの僕としては
最低でも12GB以上は欲しかった印象です
音が少しうるさいこと
ファンの音がそこそこ大きいです。
もちろん普通のデスクトップよりは小さいのですが…
ファーという感じの音がなり
神経質な人の場合、なれるまで大変そうかもしれません
人によってはBeelink U59なんかもおすすめかも
現在こちらのPCと似たようなスペックを持っている
ミニPCにBeelink U59があります
こちらはCPUにCeleron N5095を採用しており
CPU性能はほぼ同じな一方で、TDPが15Wなので、
少し電力を食います(それでも省電力ですが)
しかし、Beelink U59は3つの映像出力端子を持つなど
NucBox5より高い拡張性を持ち、
静かなファンの音やType-cでない給電コードなども
併せ持つ、おすすめのミニPCです。
また、メモリの拡張も可能となっています。
人によってはこちらのほうがBeelink U59のほうが
おすすめだと思うので、記事のリンクを張っておきます
GMKtec NucBox5の感想
異常なまでのコスパ、必要十分な処理性能、
万夫不当なまでの電力の低さ
驚異的なサイズの小ささなど、
高いポテンシャルを秘めたミニPCです。
しかし、メモリや外部接続の拡張性や
ファンの音の大きさなどが
少し微妙な印象はありました。
メイン機としてメモリが8GBなのが
特に厳しい印象です
とはいえ、かなりコスパは高い製品なので
サブPCとして記事執筆以降も、
大活躍していました。
その他おすすめCeleronPCの記事も作っています。
興味があれば。