この記事では、Blackiviewさんから提供いただいた、
A55をレビューします。
Blackviewは日本でタフネススマホやタブレットを発売している多少有名なメーカーです。興味があれば詳しくはこちらの記事に書いてあります。
このスマホを1ヶ月触った感想として、後もう少し性能が高ければなあ、と思える箇所が結構ありました。
後ちょっとだけ機能面が充実していれば、という感じです。
ただ、スペックの割には動作や、カメラの写り、画面の綺麗さでは健闘しており、評価にいい意味で困るスマホでもあります。
僕は、用途次第では使えると思います。
ただ、用途によってはBlackviewさんのタブレットである、Tab6の方が合っているかもしれません。
A55をお勧めする人は、スマホがどうしても必要だけど、性能が高すぎるとついつい使いすぎてしまう人だとおもいます。
A55はスマホとしてなんとか使える
下限ギリギリのラインなので、
依存症対策に最適です。
また、お値段も新品では12000円程度と
非常に廉価なのはありがたいですね。
2022年9月29日追記。
Blackview A55もおすすめではあるのですが、
同じくA22を搭載した後述する
タフネススマホの方がおすすめです。
メモリやストレージの容量が増え、
カメラ性能に梃入れがなされています。
また、タフネススマホとしては薄型軽量なのも魅力的です。
僕だったらBV5200を選びます。
AliExpressでは一万七千円程度の価格でした。
(BV5200の詳細を記した、
レビュー記事はこちらです。)
Blackview A55の主なスペック
Blackview A55の主なスペックはこちら
A55 | |
メーカー | Blackview |
画面サイズ | 6.528インチ |
サイズ(mm) | 164.5×76.7×9.1 |
本体重量 | 192g |
SOC | Helio A22 |
GPU | IMG GE8300 |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 16GB |
ROM種類 | Emmc |
リフレッシュレート | |
OS | Doke OS 2.1 |
ベースのAndroid | Android11 |
antutuver.9 | 約9万点 |
gb5 single | |
gb5 multi | |
指紋認証 | 非対応 |
顔認証 | 対応 |
充電端子 | Micro B |
電池容量 | 4780mah |
最大充電電力 | 5V 1A |
リバースチャージ | 恐らく非対応 |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | あり |
カードスロット | Sim×2 |
SD×1 | |
デュアルSIM | 対応 |
SDカード | 対応 |
防水防塵 | 不明 |
他耐久スペック | |
前カメラ画素 | 5MP |
後カメラスペック | 8MP |
GPS | 対応 |
WIFI | 対応 |
USB規格 | |
Bluetooth | 対応 |
スピーカー | モノラル? |
付属品 | 充電器、カバー |
画面サイズ | IPS |
解像度 | 720×1600 |
リフレッシュレート | 恐らく60HZ |
最大画面輝度 | 400ニト |
特記事項 |
詳しいスペックは、
Blackview公式ページを参考にしました。
Blackview A55のベンチマーク
Blackview A55のベンチマークはこちら。
antutu
antutuver9総合 | CPU | GPU | MEM | UX |
95280 | 27492 | 9752 | 22363 | 35673 |
Blackview A55のAntutuスコアは
95280でした。
antutuとは?→androidやiPhone・iPadに対応した、
ベンチマークソフト。
antutuの見方
総合 以下4スコアの合算値
CPU→基本的な情報処理の能力
GPU→グラフィック関連の情報処理の能力
MEM→メモリやストレージ関連のスコア
UX→ユーザー・エクスペリエンス
なお、iPadやiPhoneのAntutuベンチと、
AndroidのAntutuベンチは別物です。
そのため、Antutuのスコアで両者を比較することは
できません。
あくまでも目安の一つとお考えください
antutu・CPDT読み書き速度(単位→mb/s)※計測できず
ストレージの読み書き速度を計測するアプリを使って、計測しようとしました。
しかし、ストレージの容量が16GBと少なすぎて、計測が完了しませんでした。
geekbench5
geekbench5 | single | multi | vulkan |
162 | 490 | 68 |
Geekbench5のスコアはこんな感じでした。
geekbench5→CPU・GPUのベンチマークを測れるソフト
single→シングルタスクのCPUのベンチマークスコア
multi→マルチタスクのCPUのベンチマークスコア
opencl→GPUのベンチマークスコア
vulkan→GPUのベンチマークスコア
Blackview A55を実際に動作させた感想
A55をいくつかの用途に使いました。
YouTube
ちょっと動作の重さが目立ちました。
また、高画質な動画を倍速で見ようとすると、
処理性能が足りないのか、
止まってしまい、
まともに見れません。
ただし、普通に使う分には問題ないです。
スピーカーの音はOPPO A54と同じぐらいに感じましたし、
画面も綺麗ですので、
場合によっては使いやすいかと存じます。
カメラ
リアカメラは複眼に見える単眼カメラで、
画素数は8MPです。
今どきタブレットでも13MPのものが主流になりつつあると思うので、
どうなんだとは思いました。
しかしながら、カメラは荒さこそ目立つものの、
十分明るく、綺麗に撮れました。
カーナビ
カーナビに使ってみました。
画面輝度は400ニトとなっていますが、
カンカン照りの真夏の太陽には
押し負けている印象でした。
とはいえ、十分使える程度とは思います。
動作については、少々角つきますが、
道案内中は問題ないかと思います。
ブラウジング
これも少々角つくものの、
使えなくはないです。
Blackview A55のメリット
Blackview A55のメリットはこちら。
11000円程度で買える値段
Blackview A55は11000円程度で購入が可能です。
かなり良心的な価格と思います。
A55並のコスパのガジェットを
大量にお薦めしていく記事は
こちらです
動作が軽快かつ、機能に優れた独自UI、DokeOS
実はBlackview A55はあまり性能が高くありません。
それでもそこそこうまいこと動作しています。
BlackviewのAndroidスマホやタブレットには
DokeOSというAndroidをベースにした独自UIが使われています。
実際に触った印象としては、
ある程度動作は軽快で、
独自の機能もいくつか追加されている印象です。
また、タブレット版のDoke OSでは
PCモードも追加されています。
デザインはカラフルかつ現代的
デザインは言うなればRedmi9tに近いです。
グラデーションのかかったカラフルで
ザラザラした背面に、
iPhoneを彷彿とさせるカメラユニットがついています。
イヤホンジャック
イヤホンジャックがあります。
ケースや充電器も付属
ケースや充電器も付属します。
スピーカーはそこそこ
スピーカーはそこそこの性能で、
OPPO A54と同程度です。
Blackview A55の賛否両論ある微妙なポイント
A55の賛否両論ある微妙なポイントはこちら
指紋認証に対応していない
Blackview A55は指紋認証に対応していません。
Micro-b端子
現在ほとんどのandroidスマホはType-c端子ですが、
A55はMicro-B端子が使われています。
もちろん、充電器が付属してはいますが、
ここは使いづらいかも知れません
画素数は荒いが明るく撮影できるカメラ
A55は画素数が8MPと低いものの、
そこそこ明るく綺麗に撮れるカメラがあります。
シングルカメラ。
A55はリアカメラはトリプルカメラに見えますが、
シングルカメラです。
これについては、別のカメラの外観部分を使い回すことで、
コストをカットするというもので、
みんな大好きXiaomi Pad5にも使われている技法です。
とはいえ、やっぱりシングルカメラだと‥とは思います
A55のデメリット
Blackview A55のデメリットはこちら。
処理性能がちょっと低すぎる
処理性能がちょっと低すぎる気がします。
僕個人としては、Antutuが30万点程度あれば十分ですし、
最低でも12万から15万程度であれば、
なんとか使えるのですが、
9万点はちょっと使いづらいです。
かなり用途が限られてしまいます。
発熱もある
重い動作をさせると、少々発熱を感じました。
ストレージが16GBしかない
ストレージが16GBしかないのは、
SDカードで増やせるとはいえ少ない気がします。
Antutuを入れただけで容量がほとんどいっぱいになってしまいました。
用途によってはTab6の方がいいかも
僕個人の意見ですが、
8インチタブのBlackview Tab6の方が
いい気がします。
Tab6はAntutu15万点で、
ストレージも32GBあります。
カメラの画素はひと回りグレードダウンしますが、
それでもTab6がおすすめかもしれません。
A55のおすすめ用途
A55を活かせる用途を探してみました。
スマホ断ち用のサブスマホとして
日々の作業効率を上げるために、
スマホを断つ必要性があると思います。
しかし、スマホは結構必要ですよね。
そんな時にこのA55をサブスマホとして使えば
いいと思います。
処理性能が低めなので、
依存も防げます。
お値段も11000円程度で、
おすすめです。
YouTube、カメラ、カーナビ用のスマホとして
これらの用途ならそこそこ使えたので、
問題はないかと存じます。
Twitterのスペース用の端末として
昨今Twitterで追加されたスペースという音声チャット?
機能用の端末として使えそうです。
Twitterアプリの挙動自体はかなりカクついてしまうため
Twitterそのものを快適に楽しむというのは難しいかと存じますが<
用途を絞れば使えると思います。
Blackview A55の感想
価格が価格なので仕方ないとは思いますが、
やっぱりちょっとスペックが低い気がします。
せめてリアカメラが13MPだったなら、
せめてType-c端子だったなら、
せめてAntutu15万点以上だったなら、
せめてストレージの容量が32GB以上だったなら、
そう思ってしまいます。
とはいえ、かなり用途を絞れば使えなくはないのも
また評価が難しいところです。
しかし、冒頭でも追記した通り、
BV5200というタフネススマホの方がおすすめなので、
そちらにしておいた方がいいのでは、
そう思っています。
閲覧いただきありがとうございました。