9ヶ月ほど使っている、M1 iPad Pro 11(2021)をレビューします。
M1 iPad Pro 11(2021)は至高のタブレットといって差し支えないと思われます
なぜなら、iPadはもちろん、Androidタブレットのハイエンド機種と比べても、
それより高い処理性能を持っているからです。
そのほかにも、完成度の高いOSや
量・質ともに充実したアプリ、
処理性能以外のハードウェア性能も高いです。
新品では11万円します。
少々割高な印象もありますが、その価格には見合うといえば見合うと思います。
ただ、2022年12月下旬の情勢だと、Appleが価格を見直すのを待った方がいいかもしれません。
M2 iPad ProやiPad Air5の価格が暴騰しているため、それに釣られてM1 iPad Pro 11(2021)の価格も上がっている印象だからです。
僕自身はタブレットをこれまで58台以上購入してきた
タブレットブロガーです。
この記事ではスペックを紹介しつつ、
タブレットマニアの僕が使ってみた
メリット・デメリット・微妙な点を
詳らかにしていきます。
M1 iPad Pro 11(2021)の主なスペック
WIFIモデルのM1 iPad Pro 11(2021)のレビュー記事はこちらです。
iPad Pro 11(2021) | |
メーカー | Apple |
画面サイズ | 11インチ |
サイズ(mm) | 178.5×247.6×5.9 |
本体重量 | 466g |
SOC | Apple M1 |
GPU | Apple 8コアGPU |
RAM | 8GB~ |
ROM | 128GB~ |
ROM種類 | フラッシュメモリ? |
OS | ipadOS15系 |
antutuver.9 | 約125万点 |
gb5 single | |
gb5 multi | |
指紋認証 | 非対応 |
顔認証 | 対応 |
充電端子 | Thunderbolt |
電池容量 | 28.65wh |
7538mAh | |
最大充電電力 | 約30W? |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | 非対応 |
カードスロット | なし |
デュアルSIM | 非対応 |
SDカード | 非対応 |
ワンセグフルセグ | 非対応 |
防水防塵 | 非対応 |
前カメラ画素 | 12MP超広角 |
後カメラスペック | 10MP超広角 |
12MP広角 | |
GPS | なし |
WIFI | WIFI6 |
USB規格 | Thunderbolt/USB4 |
Bluetooth | Bluetooth5.0対応 |
スピーカー | 4つ |
輝度 | 600ニト |
ApplePencil | 第2世代対応 |
付属品 | USB-CtoCケーブル |
20W充電器 |
主なスペックは現在記載中です
M1 iPad Pro 11(2021)は買うべきか
M1 iPad Pro 11(2021)を買うべき人や買わないべき人をまとめてみました。
M1 iPad Pro 11(2021)を買うべき人⇨とにかく最強のタブレットが欲しい人や長く使いたい人
M1 iPad Pro 11(2021)を買うべき人は、
最強のタブレットが欲しい人です。
ハード、アプリ、OS共に
最高のスペックを持っています。
動画編集やイラスト制作などに
おすすめなタブレットです。
また、高い処理性能やOSのサポートの長さから、
かなり長い期間使えることが想定されます。
一つものものを長く使うのが好きな人は
ぜひM1 iPad Pro 11(2021)で
ながーく使いましょう。
M1 iPad Pro 11(2021)を買うべき人外部ディスプレイ対応のステージマネージャーが使いたい人
外部ディスプレイでステージマネージャーが使いたい人もおすすめだと思います。
M1 iPad Pro 11(2021)を買うべきでない人→低いスペックで十分な人、ライトな用途にしか使わない人、繋ぎに使う人
しかし、大半の人にとっては
M1 iPad Pro 11(2021)の高いスペックは必要ないと思います。
コスパを重視するなら、
iPad Pro 11(2018)の方が
おすすめになると思います。
これなら楽天などでは5万円程度、
メルカリでは4万円程度で購入可能です。
性能も十分高いので、多くの人には
こちらの方がおすすめです。
iPad Pro 11(2018)のレビュー記事は
こちらです。
そして、ライトな用途、
動画視聴や読書などの場合は
そもそもiPadではなくAndroidタブレットの方が
おすすめです。
確かにiPadの方が諸々の点で安心できるとは思いますが、
足るを知ることもまた重要かと思います。
コスパの良いタブレットでいえば、
13000円程度の爆安価格で買え、
コスパにとにかく優れる
Blackivew Tab7や
(記事リンクはこちら)
25000円程度で、至れり尽くせりな、
Blackview Tab13がおすすめです。
(記事リンクはこちら)
M2に買い替えるべき?
M2に買い替える必要性があるかどうかは
シンプルに、今の性能で満足しているか
どうかで選ぶといいかもしれません。
M1 iPad Pro 11(2021)の特筆すべきメリット
M1 iPad Pro 11(2021)で個人的に感じた
特に大きなメリットはこちらです
iPadはとにかくアプリが充実している
僕はAndroidタブレットも30台程度使っています。
Androidタブレットは最近ブームになりつつあると
感じています。
Xiaomiが久しぶりにタブレットを出したり、
OPPOが初めてタブレットを出したりしています。
また、Galaxy Tabが日本に再び売られ始めるなど、
攻勢を強めていっています。
Androidタブレットの中にはハードウェア性能が高いものや
OSの完成度や機能性に優れるものもあります。
だから、Androidタブレットはハードウェア性能や
OSの完成度や機能性が低いという言説について
僕は否定的です
否定的ではあるのですが、
やはりそれでも、
仕事に使うならiPadのほうが優位であると
言わざるを得ません。
他のブログは知りませんが、僕は30台程度使った上で、
やはりiPadのほうが強いと判断しました
その理由の最たるものはiPadがAndroidよりも
アプリが充実していることです。
僕自身動画編集を過去に行っており、
現在でも遊びにiPadを
ブログ執筆に使っています。
動画編集やブログは、
iPadはアプリが充実しているため、
やりやすいのですが、
Androidだと充実しておらず難しいです。
少なくともブログ執筆をXiaomi Pad5でやると
ストレスが溜まります。
iPadの場合、
動画投稿はLumafusion、Googleフォト、Safari、
ブログ執筆はSafari、Googleフォト、スプシをつかうことで、
快適に行なえます
記事の最後には、
おすすめのiPadの使い方の記事を
載せておきます。
iPadOSの完成度が高い
iPadOSの完成度は高いです。
近年では、様々なアンドロイドタブレットが、
OSの完成度を上げて、
iPadを猛追していますが、
それでも画然たる差があります。
iPadOS16でM1 iPad限定の機能が使える
これはどちらかというとM1 iPad Proが強いというよりかは
M1非搭載のiPadで使えないからこその、
相対的なメリットではあります。
iPadOS16では、M1搭載のiPad限定で
外部ディスプレイへの拡張表示(デュアルディスプレイが可能に)や、
Windowsや一部のAndroid端末で使えるような
フローティングウィンドウでの表示機能が追加されています
こうした機能が使えれば、
マルチタスクの能力は大幅に向上するはずです。
WIndowsや Mac、一部のAndroidタブレットと使えるようになります。
価格:性能&機能で見た、コスパがとても高い
非常にM1 iPad Pro 11(2021)はコスパが高いです
M1 iPad Pro 11(2021)は、
128GBのWIFIモデルの新品を
9万円程度で購入できます
メルカリにおいては75000円程度で買えます
ちなみにM1チップを同様に搭載したAir5は
64GBのWIFIモデルの場合、新品7万5千円、
メルカリ68000円程度で購入できます
用途にもよりますが、
基本的にはAir5を買わずに
M1 iPad Proか、2018年や2020年の
PROモデルを購入すべきと思います
理由は以下の点でM1 iPad Pro 11(2021)が
Air5に勝っているからです
・容量の大きさ
・スピーカーの数
・画面のリフレッシュレート
これらの点が、7000円~15000円の価格差を無視して
M1 iPad Pro 11(2021)を買うべき理由です
また、スピーカーの数や画面リフレッシュレートでは
先程あげた中古のProがAir5に勝っています
2022年12月追記、外部ディスプレイの拡張表示に対応
M1 iPad Pro 11(2021)はついに大幅な進化がされました。
外部ディスプレイの拡張表示に対応するようになり、大幅に使用用途の幅がグッと広がりました。
外部ディスプレイのステージマネージャーの使い方やおすすめのディスプレイについてまとめた記事はこちら
ブログの執筆でiPadを使うこともありますが、かなり使い勝手がグッと良くなりました。
M1 iPad Pro 11(2021)のメリット
M1 iPad Pro 11(2021)のメリットはこちら
処理性能が随一
M1 iPad Pro 11(2021)の処理性能はタブレットの中でも
随一です。
Androidタブレットも現在SD870や8Gen1などの
高性能なSoCを搭載し、
更にその上で潤沢なメモリ、高速なストレージを搭載した
高性能なタブレットが多数輩出されています
とはいえ、それでもGeekbenchなどのスコアを参考にすると
やはりM1 iPad Proに勝るタブレットはなさそうです
前述の通りM1 iPad Pro 11(2021)は
アプリが豊富なため、
その高すぎる性能を活かせます
動画編集やゲームにおいて、
M1 iPad Pro 11(2021)の右に出る
iPadやAndroidタブレットは
存在しないかもしれません。
2023/04/08追記、M1 iPad Pro 11(2021)でステーブルディフュージョンォ使ってみたところ、下手な内臓グラボのPCよりも高速に生成できました。
具体的には40秒で1枚です。
iPadでのStable Diffuisonを検証した記事はこちら。
スピーカー性能もとても高い。
M1 iPad Pro 11(2021)は、スピーカー性能もとても高いです。
重低音の迫力や
音の鮮やかさは素晴らしいの一言です。
僕はこれまで、さまざまなタブレットを使ってきましたが、
タブレットの中でも5本の指に入る出来です。
ただ、個人的な感想として、
iPad Pro 11(2018)とほとんど変わらない
印象も受けます。
M1 iPad Pro 11(2021)の賛否両論ある微妙なポイント
M1 iPad Pro 11(2021)の賛否両論ある微妙なポイントはこちら
値段はやっぱり高いかも
M1 iPad Pro 11(2021)はどうしても値段が高いです
コスパは本当に良いのですが、
値段は高いです。
以前M1 iPad Pro 11(2021)の値段が高いといった人に
札束マウントを取っている人をTwitterでお見かけしました。
しかしそれでも高いものは高いのです。
M1 iPad Pro 11(2021)のデメリット
M1 iPad Pro 11(2021)のデメリットはこちら
値段が高いので気軽に使いにくい
もし動画視聴とか、ブラウジングとか、軽い用途に使うなら、Androidタブレットの方がいいと感じました。
コスパならiPad Pro 2018年モデルの方が優秀。
だと思いました。
M1 iPad Pro 11(2021)の感想
M1 iPad Pro 11(2021)はやはり最強なタブレットだと思いました。
性能も機能も素晴らしいです。
ただ、ちょっと価格が暴騰しているので、我慢した方がいい気もしないでもないですね。
ご覧いただき、ありがとうございました。