iPad 第10世代を自費で購入した筆者が、iPad 第10世代を購入すべきかどうかについて書いてきます。
iPad 第10世代のレビュー記事が完成済みです。こちらもよろしければ。
結論から言って、
もし新品の中から選ぶのなら、iPad 第10世代は僕は買いな部類だと思います。
個人的にiPad 第9世代も悪くないのですが、どうしてもLightningなのが使い勝手に響きそうで怖いです。(第9世代の記事リンクはこちら)
一方で、中古と比べるとどうしてもコスパが悪いです。
円安となっているために、価格が高騰しているiPad 第10世代ですが、今後円高に振れれば、価格が下がり、おすすめになる可能性もあります。
2023/04/22追記、現行製品の新品や整備済み品の中では、iPad Air5が一番おすすめです。
第10世代からさらに2万円予算を積み増す形にはなりますが、メモリ容量は2倍、Geekbench5のマルチスコアも2倍近くになっています。
さらに外部ディスプレイに拡張表示可能で、マルチタスクもお茶の子さいさいでございます。
iPad 第10世代のスペック
iPad 第10世代のスペックについて、まとめてみました。なお、WIFIモデルです。
iPad 第10世代 | |
メーカー | Apple |
画面サイズ | 10.9インチ |
本体サイズ(mm) | 248.6×179.5×7 |
重量 | 477g |
SOC | A14 Bionic |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
OS | iPad OS16 |
antutuver.9 | 約70万点 |
gb5 single | |
gb5 multi | |
指紋認証 | 対応 |
顔認証 | 非対応 |
充電端子 | Type-c端子 |
電池容量 | 28.6wh |
5g | 非対応 |
イヤホンジャック | 非対応 |
SIMスロット | なし |
デュアルSIM | 非対応 |
SDカード | 非対応 |
防水防塵 | なし |
タフネス性能 | なし |
前カメラ画素 | 12MP超広角 |
後カメラスペック | 12MP広角 |
GPS | 非対応 |
USB規格 | USB2.0?(映像出力可 |
スピーカー | 2つ |
なお、詳しいベンチマークについては、iPad 第10世代のレビュー記事に記載しています。
2020年のiPad Air4にかなり近い
iPad 第10世代は、iPad Air4のリニューアルのような印象を受けます。
2020年に発売されたiPad Air4とiPad 第10世代を比較した記事はこっちです。
Type-cについに対応
まさに素晴らしいことに、iPad 第10世代はType-cに対応しました。
Type-cに対応したことで、充電器の統一のしやすさや、ハブの使いやすさが大幅に強化されました。
なぜなら、パソコンやMacbookなどで使える、Type-cハブを使えるようになったからです。
僕自身、LightningからType-cに変わっただけで6000円以上の価値はあると踏んでいます。
実際にiPad 第10世代を使ってみても、Type-cの恩恵は非常にあります。
充電のしやすさや、キーボードやマウスの接続のしやすさが本当にすんばらしいです。
iPad 第10世代のアクセサリについて、まとめた記事はこちらとなります。
A14 BIONICで高い処理性能
iPad 第10世代はA14 BionicをSocに搭載。
Antutu70万点程度の高い処理性能を誇ります。
さらにメモリも4GBです(Geekbench5の表記を参考にしました)
処理性能は申し分ないと言えるでしょう。
iPadOSでマルチタスクや充実したアプリを使える
iPadの最高な点の一つは、
iPad OSだということです。
マルチタスクに優れているだけでなく
さまざまなアプリが
使えます。
昨今Androidタブレットの性能や
OSの点が強化されても、
まだiPadを捉えきれていないのは、
アプリの数の少なさにあります。
優れたアプリがあるからこそ、
さまざまな用途で使えます。
動画編集にも、ノートの作成にも、
イラストにも、動画視聴にも
かなり汎用的に使えてしまいます。
10.9インチながら、iPad AirやPro11インチとは互換性がほぼない
iPad 第10世代は10.9インチの
画面サイズです。
しかし、iPad Airや11インチProとは
微妙にサイズが異なるようです。
iPad 第10世代が248.6×179.5×7mmなのに対し、
iPad Air5が247.6×178.5×6.1mmです。
本当に微妙に異なってきます。
例えば、iPad 第10世代とiPad Pro 11(2018)の角の部分は、
iPad 第10世代の方が微妙に丸っこいです。
指紋認証対応
iPad 第10世代は指紋認証に対応しています。
指紋認証は使いやすくセキュリティ的にも
優秀だと思うので、
ここはベネだと思います。
第1世代Apple PencilとMagic Keyboard folioに対応
iPad 第10世代がiPad Air4と違う点の1つとして、
Apple Pencilが第1世代だという点です。
これによって、純正Apple Pencilを使う場合には、
アダプタなどで充電することが
たまに必要になります。
とはいえ、筆圧検知などが必要なければ、
サードパーティー用のペンで事足りるかと
思います。
また、僕自身、メモ書き用途には
紙のノートとボールペンを使うので、
ペンシルの使用について、
実質デメリットはなさそうな印象を
受けました。
また、Magic Keyboard folioなる
前代未聞のキーボードに対応します。
なお、下のMagic Keyboard folioは
UK配列のリンクとなっていると
思われます。
Magic Keyboardとは違い、
キックスタンドで角度を維持する
タイプのキーボードです。
個人的には、Magic Keyboard型の方が
使いやすいと思いました
それでは、iPad 第10世代がお勧めなのかどうかについて語って
いきます。
iPad 第10世代が現行機種の中ではお勧めな理由
iPad 第10世代は現行機種の中ではお勧めな部類に入ります。
現行機種はMiniを除けば、
Apple SiliconのM1、M2チップを搭載した
高価格高性能なモデルしかありません。
追記。iPad 第9世代の販売が継続されていることに
気づきませんでした。
しかし、iPad 第9世代はType-c端子ではないので、
ちょっと個人的には微妙かなと思います。
それを考えると、かなり性能が高いとはいえ、
まだぎりぎり現実的な価格である
iPad 第10世代はおすすめだと
あくまでも僕は思っています。
確かにApple Pencilが第1世代なのは
微妙と捉える人もいるかもしれません。
いるかもしれませんが、
僕は紙でメモ書きをする方が
合理的だと勝手に思っていますし、
スタイラスペンを使うにしても代替ペンしか使わないので、
これは全く問題ないと思います。
iPad 第9世代と比べると?
iPad 第9世代と比べるのならば、
僕は2万円を払ってでも
iPad 第10世代を買うべきだと
思います。
Lightning端子であることで、
汎用性が高いType-c機器がそのままでは使えません
iPad 第10世代であれば、
Macbookやパソコン、iPad Proで使っていた、
Type-cハブを使って、
キーボードやトラックボールを接続できます。
iPad 第9世代であればできません。
その他にも画面の大きさや、
スピーカーの位置などが
iPad 第9世代よりも
iPad 第10世代の方が良い点だと思います。
iPad 第10世代とiPad 第9世代を
比較した記事はこちらです。
iPad 第10世代が中古と比べると微妙な理由
とはいえ、それは現行品に限った話。
iPad 第10世代と同程度の性能を持つ
iPad AIr4はメルカリでは中古6万円程度で購入
可能です。
さらに、より性能が高いiPad Pro 11(2018)であれば
4〜5万円で購入が可能です。
(iPad Pro 11(2018)の記事リンクはこちら。
これがまたおすすめなんですよね)
中古でものを買うリスクを勇猛果敢に犯せば、
中古がお勧めなのかもしれません。
てな訳で、
27日現在、iPad 第10世代と
iPad Pro 11(2018)の比較記事を
絶賛作成中です。(リンクはこちら)
iPad 第10世代とAndroidタブレットを比べるとどうなるか?
個人的な感想として、
iPad 第10世代とAndroidタブレットの
差が劃然たるものになったと思いました。
良くも悪くも
”日本で売っている”Androidタブレットのほとんどより
性能が非常に高いです。
しかし、価格の点でも大きく差をつけてしまいました。
15000円程度でまともな機種をかえる
Androidタブレットと
その4倍以上もの価格をするiPad。
ライトな用途に使うだけなら、
Androidタブレットも
十分おすすめな選択肢だと
改めて思いました。
そんなわけで、
おすすめAndroidタブレットの
記事リンクも貼っておきます。
2022年10月27日追記
iPad 第10世代とRedmi Padを
比較してみました。
2022年10月29日追記
Xiaomi Pad 5とも
比較してみました。
とはいえ、記事執筆者は購入しました。
この記事を書いた僕は、
iPad 第10世代を購入しています。
確かに微妙な点も多々あるのですが、
多少割高だとしても、
いろいろな意味で元が取れそうなので、
購入を決意しました。
そして実際に使ってみると、
iPad 第10世代のコスパが
とても悪く感じるようになり、
どうするか手を拱いています
(レビュー記事はこちら)
iPad 第10世代がおすすめな人の特徴
iPad 第10世代を使ってみて、
iPad 第10世代がおすすめな人の
特徴をまとめてみました。
初めてiPadを買う人で、なおかつ新品を買いたい人。
初めてiPadを買う人で
なおかつ新品の中から買う人の場合は、
iPad 第10世代は良い選択肢だと思います。
もちろん円安ドル高を反映した
iPadの現行機種のラインナップは、
フリマサイトの中古や
整備済品と比べると
圧倒的に見劣りします。
しかし、タブレットを中古で買うのが
不安な人もいると思います。
そうした方は中古で買うことを
もう少し検討したほうがお財布に優しいと思います。
思いますが、
それでも新品で買いたいと思われるかも。
そして、新品の中から選ぶなら、
iPad Air5かM2 iPad Pro 11(2022)か
iPad 第10世代のどれかが良い選択肢だと思います。
その中でも最も廉価な
iPad 第10世代を選ぶのは
十分あり得る選択肢です。
新品から選びたい、安い純正ペンシルを使いたい人
純正ペンシルには
筆圧検知などのメリットがあります。
この筆圧検知を使いたい、
イラストレーターの方などもいると思います。
iPad 第10世代のApple Pencilは第1世代です。
第2世代のものに比べて、
機能面では劣るものの、
筆圧検知を安く使えることがメリットです。
安く筆圧検知を使いたい、
それでいてiPadは新品がいい人にとっては、
iPad 第9世代かiPad 第10世代がおすすめです。
ステージマネージャーを使わない人、使いたくない人
ステージマネージャーは、
一部の上位機種のiPadに追加された、
マルチタスク強化機能です。
これによってiPadはMacやWindows、
一部のAndroidタブレットのように
アプリをより自由なフローティングウィンドウで表示できるように
なりました。
これによって一部の上位機種のiPadのマルチタスク能力は
大幅に強化されましたが、
とてもニッチなデメリットが生まれてしまいました。
それは、1つの作業に集中しにくくなるということです。
僕は2日に1回はiPadでブログを書くのですが、
ステージマネージャーを使ってブログを書いていると、
気づいた時にはTwitterを開いてしまうように。
マルチタスクの功罪です。
一方で、iPad第10世代はステージマネージャーが使えません。
そのために、マルチタスクが上位機種より
苦手です。
しかしその分、Twitterを開くのが七面倒になり、シングルタスクに集中しやすいです。
これはデメリットの裏返しですね。
後書き
参考になれば幸いです。